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パチ7自由帳月間賞
2020.02.26
【岡井のお題:ゆるいの】打ち納め、打ち初めについて語ろう。結果発表!!
岡井モノ:ライター兼パチ7編集部員(別館) パチ7自由帳月間賞
皆さん御機嫌よう、シンフォギアチャンス9スルー中の岡井です。SAKIMORIばかりが出てきます。
岡井のお題:ゆるいの 『打ち納め、打ち初めについて語ろう。』結果発表の時間でございます。
※皆さんの投稿作はコチラで確認できます
年末年始はゆっくり過ごす、と言う人は多いものですが、ちょっと暇になってホールに、という方も多かったのではないでしょうか。そんなみなさんも年末年始のパチンコ・パチスロ模様をお聞かせくださいと募ったこのお題。年末年始のホール事情は噂通りキビしいのか、そんな点にも注目して読ませていただきました。
ピックアップ作を、というより今回は投稿3作なので、全投稿をご紹介させていただきます。
えふえふさんはこのお題が初投稿、いらっしゃいませ&ありがとうございます。
好きな機種で打ち納め、打ち初めもその機種でという愛が伝わる内容でした。贅沢を言えば実際の遊技内容をもっと描いていただきたかったところですが、パチンコこそが我が日常と伝わってくる投稿だったと思います。そしてまぁまぁ負けていらっしゃる(笑)
今回のポリンキーさんは全体的に軽めの読み味ですが、しっかりと静と動のリズムが描かれているのがわかります。台選びをするまでの静と実際に遊技をする動、起こった現象を理解するまでの静とそれに対するツッコミの動、といった具合の緩急がドラマを盛り上げてくれます。
リアクションを文章で表現するのにも状況説明が必要なのですが、必要な機種説明を自然と盛り込んでくるのはさすがといったところ。当初の台選びの理由をあっさり捨ててラブ嬢2に走るあたりも好きです。
はい、そして今回の大賞はこの方です。
「なんかテレビでさ、お前のラッキーカラーは赤なんだと。お前クソ負けてんじゃん。これ持っておけよ」
あきうめさんの投稿作を今回の大賞とさせていただきます。今回は文章+エピソードの合わせ技一本といいますか、あきうめさんのラッキーカラーに合わせたお守りを手配してくれた奥様の力ということで。
打ち納め打ち初めというお題に対しても、初詣から縁起を担いで実戦に挑み、見事お守りの効力を証明するというキレイな流れも気持ちの良いものです。
エピソードに深みを持たせるならば、あきうめさんや奥様が普段から縁起を気にするタイプなのか、いわゆるオカルト的な攻略をどう考えているのかがわかるとより良いと思います。たとえば昔いろんなお守りを試したけれど効果が無かったとか、奥様は不思議とオカルト攻略がうまくいっている、なんて話が前段としてあればよりドラマチックな盛り上がりがあったのではないでしょうか。
まぁ、大切なのは奥様の愛の力、いや、家計を心配する危機回避力でしょうか。あきうめさんには『パチ7オリジナルクオカード5,000円分』を進呈致します、おめでとうございます!!
総評と季節感と話のスジ
今回のお題は打ち納め、打ち初めという年末年始の季節を意識した内容でした。
俳句や改まった挨拶なんかだと季語を入れるべきという決まりもありますが、仕事の連絡文だとか、こうしたぱちんこコラムなんかだと無くても問題なく成立します。しかし時系列や情景描写をスムーズに読み手に伝えるためには季節やイベントを用いることが効果的だったりもします。「身一つで外に飛び出した」という話があったとして、それが夏か冬かで想像する状況が異なりますよね。
文章構成としても冒頭に季節やイベントをからめ、感覚を共有すると話を展開させやすいと思います。ベタなところだと現在の状況と重ね、「今日みたいな春の寒い夜でした──」と話に入るとかですね。このあたりの感覚は落語に近いかもしれませんが、そうした話のスジを意識するとオチまでも一本ビシッと決まりやすくなります。書きたい話があるけれどうまくまとめられない、なんて人は一度試してみると良いでしょう。
パチンコ・パチスロ好きが集まる場ではその機種が時期を特定する季語として使えることもあるのではないでしょうか。「新鬼武者が新台導入された時の話なんだけど」なんて言えば、ART機が増え始める時期だなと想像できるでしょうし、ちょっと詳しい人なら2010年の春頃だなと特定できるかもしれません。それこそ「桜を見たら、俺を思い出してくれないか」というわけですね。
今回はここまで、投稿者の皆さんありがとうございました!! 次回の参加もお待ちしております!!
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- 岡井モノ:ライター兼パチ7編集部員(別館)
- 代表作:オカイ☆サロン
学生時代友人に連れられ、はじめて『ジャグラー』を打って負けたその日、悔しくてなぜか『サバンナパーク』のゲームを買った異端の猛禽。パチ7自由帳において「何か変なヤツがいるな」と思われていたが、何か変なヤツのまま編集部に捕獲されたトリックプレイヤー。日本全国を旅する渡り鳥としての経験を活かしたコラムを、旅情たっぷりに綴るかと思わせながら特にそういうコラムを書いたりはしない。今日も今日とて奇策縦横。
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