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何があったのか、を忘れない。『新型コロナとパチンコ』振り返りシリーズ。
2020.11.13
【コロナ振り返り#02】『なんでそんなに叩かれるんだ?』凄烈なパチンコバッシング。
あしの 何があったのか、を忘れない。『新型コロナとパチンコ』振り返りシリーズ。 新型コロナウイルス関連記事まとめ
筆者が棲む浅草では現在3店舗のぱちんこホールが営業しています。いずれも普段行き来する通りに面した店舗なので、そこにたなびく旗やネオン、漏れ聞こえる効果音なんかはまさしく生活の一部。在るのが普通、在って当たり前のものになっています。今でこそ営業を再開してそれらの「当たり前」も戻ってきつつありますが、一時期この愛すべき日常の景色は姿を消していました。
そう、ご存知の通り本邦で営業するぱちんこホールの実に98.7%が、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、営業自粛を行なっていたからです。
98.7%。この数字についての詳しい話は別の記事に譲ります。が、ここでひとつ言いたいのが、ぱちんこ業界が一丸となって取り組んだこの休業率は、例えば風営法下で営業する業種やサービス業全般のそれと比べても、決して低い数字ではありませんでした。低いどころか、ぶっちゃけめちゃ高いです。
ワオ! ぱちんこ業界最高だぜ! 意識高杉くん! ようし規制緩和だ!
……本来ならばそうなっても良かったんですけども、実際のところそうはならず。皆様御存知のように、むしろぱちんこ業界は四方八方から、ボコボコにバッシングされる事になったわけで。業界の隅っこでちまちま物書きしてるだけの筆者でさえ胸が痛いというか己の仕事の存在意義について考えちゃうような感じだったんで、例えばホールの方であるとか、メーカーさん、販社さん。その他業界に関わるもっと中心地におられる方に至っては心中を察するに余りある感じでした。
当時はお疲れ様でございました……。
さて、この記事はそんな「超バッシング期」において起きた象徴的な出来事を振り返るものであります。正直この時はテレビなどのメディアはもちろん、個々のレベルで言うとTwitterやらYouTubeやら、あるいは匿名掲示板など、メディアやレイヤーを問わずあらゆる所で同時多発的にバッシングが吹き荒れており、その全てを纏めるとかはお釈迦様でも多分無理。ゆえにここではその中でも特に象徴的だったものについてのみ記す事にします。
んで筆者ですが、あしのです。チワッス!
というわけでまずは全ての発端となったこの事件からどうぞ──。
3月29日 関口宏さん『ハンドルは濃厚接触になるでしょう』
筆者が調べた限り、今回のコロナ禍においてテレビの生放送で最初にぱちんこ営業の是非について言及されたのがこちら。3月29日放送の『サンデーモーニング』です。これは直接のバッシングではないものの、この出来事を機に一気にテレビやネットで「通常営業を続けるホール」が取り沙汰される事になったという意味では、マイルストーンと言っても良い事件だと思われます。
事件の概要をざっくり説明する前に、まずはこの放送の4日前に小池百合子都知事により「週末の外出自粛要請」がなされたのを理解せねばなりません。29日放送の『サンモニ』はまさしくその週末に、自粛要請の影響を検証する為のVTRの中で(直接的な言及はないにせよ)ぱちんこホールに並ぶ人の姿を映してた訳ですね。
『サンモニ』は基本的には生放送になっており、関口宏さんをはじめとするコメンテーターがVTRを見てそれに対してコメントをする。あるいは専門家の意見を聞くと、まあそういう流れになっておるのですが、ここでVTRを観た関口氏が「パチンコはいいんですか?」という実にプリミティブな質問を口にしました。当たり前の感想です。
……ルール的な話をすると、この時点で出されていた「外出自粛要請」はあくまでお客さん側(都民)を対象にしたものなので、ホールの営業が良いとか悪いとかの話ではありません。でもその疑問に答えたのは順天堂医院感染対策室長の肩書を持つ医学博士だったので、当然氏の立場では「良いッス」とは言えないわけで。氏は「ハンドルをずっと握る事」に対して難色を示します。そしてその答えを受けて関口氏が言った一言がコレでした。
「(ハンドルは)濃厚接触になるでしょう」
繰り返しますが生放送です。時系列を整理すると、この事件の1ヶ月前には既に警察庁からの要請を受けた全日遊連(ホール団体の一番えらい所)が会員ホールに向け「消毒やマスク着用の徹底」などを軸にした「感染防止措置の依頼」を出しています。件のVTRの店舗がどうかはわかりませんが、既にこの時期、大多数のホールが要請に則り、手指消毒や広告宣伝自粛を始めとした感染防止策を行いながら、営業していた時期です。つまり、もしハンドルを握るのを「濃厚接触」と断言するのなら、ホールのこの努力もワンセットで言及して然るべきなのですが、これはもちろん生なので、当たり前ですが特に訂正もされず。あろうことか前述の医学博士が最後に「私は行かないですね」と暗に「ぱちんこホールの危険性」に含みを持たせたままトピックが終了するという、非常に印象が悪い放送となってしまいました。
これを機に「パチンコ=悪」「営業を休止すべし」というコンセンサスが、特にテレビやネットで多く見られるようになり、ついにはとある自治体が強硬手段に出ます。大阪です。
4月24日 吉村知事『感染のまん延防止のために店舗名を公表する』
『サンモニ』の件から約1週間後の4月8日、ついに大阪府遊協がぱちんこホール全店に対し「休業要請」を出します。以降、その他の都道府県も次々に追従することになるのですが、特に端緒になった大阪府の行動は苛烈でした。
そう。要請から16日後の4月24日、大阪府吉村知事が(一般に向けて)「休業要請に応じない店舗の名前を公開した」んですな。
これに関してはSNS上でも様々な議論が沸き起こりました。興味深かったのは国際政治学者の三浦瑠麗さんのように、冷静な目で店舗公表に反対する著名人がおられた事。これには色んな考えがあるとは思うのですが、考えようによってはこの店舗名公表には以下のような問題点があるとも言えます。
・この店は開いてるという広報になるので、越境遊技のユーザーを呼び寄せてしまう。
・そもそも『自粛』なのだから営業するしないは法人判断のはず。
・補償がない中で休めというのは横暴(セーフティネット5号保証対象化前だった)。
・そもそもぱちんこホールではクラスタの発生が確認できていない。
そして、この店名発表事件はその発生からたった一日で別の色合いを帯びます。ここからが重要。問題になったのは4月25日付けで吉村府知事が行なったツイートです。Twitterのルール上全文コピペできないのですが、内容を抜粋するとこうです。
・緊急事態宣言下でパチンコ店に押しかけるのはおかしい。
・給付金十万円もそこで使われているのでは。
・ぱちんこもIRを見習って依存症対策をするべき。
このツイートはコロナじゃなくていつの間にか「依存症対策」の話になっているように読めます。そして唐突に出てくる「IR(統合型リゾート)」という単語。これは素のまま受け取るとちょっと飛躍してるように思えるのですが、実は大阪府遊協が休業自粛要請を行う一週間ほど前に、大阪市のIRの万博前開業計画が頓挫してるのですね。もしかしたら吉村府知事の頭にはそれがあったのかもしれません。なんでIRが延期食らっとるのにパチンコは営業しとんねんと。──うがった見方かもしれませんが、筆者の目にはどうしても、従来から懸案だった「依存症対策」を訴える為に店舗名を公開したように見えてしまいました。
また、上のツイートに関しては大阪市の松井市長が賛同のリプを送っておりますので、そちらもまとめておきます。
・IRカジノはギャンブルと規定され規制される。
・パチンコも遊戯でごまかすのでは無く、ギャンブルである事を規定すべき。
こちらに関してはより火の玉ストレートでコロナと無関係です。内容の是非は置いとくとしても、感染防止策として店舗名が発表された翌日にこういったやりとりがなされるのに関して、なんだか腑に落ちない感じがしてしまったのは、果たして筆者だけでしょうか。
……さて、このように行政からサンドバック指定を食らった形のぱちんこ業界。「自粛警察」という単語が飛び出したのもこの頃です。自粛警察というのは「自粛してない所を(関係各所に)通報する」という人です。本人は善意でやってるのかも知れませんが、「自粛を強制」というのはそもそもおかしな話でして。
例えばヨーロッパの十字軍や魔女裁判とかもそうですけども、行き過ぎた正義を与えられた人というのは倫理観が飛んでる場合があって、ある意味で非常にたちが悪いです。これらを「モラル・パニック」などと言いますが、自粛警察の場合は営業してるパチンコホールの前でメガホンを持って演説したり、あるいは営業しているだけで警察に通報する人がいたり……。
そしてその究極形態がHというYouTuberです。
これは実際にSNS上で観て気分を害された方も多いと思います。筆者も具合が悪くなりました。Hが突撃したのは兵庫県のぱちんこホールですが、兵庫は大阪にならう形で店舗名の公開をした県の一つです。従って動画中、Hは自分が絶対正義であるという立ち位置でスタッフさんなどに暴言を吐きまくっておりました。動画に残るバッシングという意味ではおそらくこれが一番強烈だったのではないかと思います。
(ただその数カ月後、Hは自身がコロナに感染した状態で多都道府県を渡り歩き、多数にコロナを感染させまていたことが発覚するというオチが付いております。正義とかの問題以前にただの迷惑な人でした)
とにかく、大阪府吉村知事によりなされた店舗名公開はある意味では「バッシングのゴーサイン」であったとも取れる出来事であったと言えます。 さて、そんな中、SNS上ではひっそりとこんなバトルが勃発していました──。
4月27日ひろゆき氏と木曽氏
吉村知事による店舗名公開に異論を唱えた著名人に三浦瑠麗さんという方がいる、というのをさっき書いたと思います。実はこの三浦瑠麗さんのツイートに噛み付く形で、ひとりの男が良くわからないことをいい始めます。元・2ちゃんねる管理人の西村博之(ひろゆき)さんです。
ひろゆき氏を知らん人の為に軽く解説をしときますと、彼は2ちゃんねるの管理人時代からパチンコを蛇蝎のごとく嫌っておりました。何気に今でも生放送などで事あるごとにパチンコに関して議論をしたがる傾向があるのですが、それを念頭にこちらのツイートをお読みください。
彼は「パチンコは違法なギャンブルなので潰れても行政が責任を取る必要はない」という小学生みたいな理論のツイートをしましたが、これは前述の三浦瑠麗さんのツイートへの反応になっていました。普段からパチンコをディスってる彼としては著名人(しかも美人)がパチンコを擁護してるのにカチンときて、あんまり考えずリツイートしたんだと推察されますが、その後、話題を三店方式の方向へ切った事で思わぬ大物を呼び寄せる事になりました。国際カジノ研究所所長の木曽崇さんです。
これはもう実際に見てもらった方が早いのでぜひ当時のタイムラインを辿って頂きたいのですけども、まあひろゆきと木曽さんじゃ知識量がしょうゆ差しと琵琶湖くらい違うと思われるのでこうなって当たり前というか。レスバにもなっていない感じで正直ちょっと笑ってしまいました。一連のバッシング騒動の中、脇道に小さく咲いた徒花みたいなエピソードだと思います。
んで、実際のタイムラインを眺めると、これらにレスしている人々の中には知った顔がちらほらあります。
実は、上の吉村知事・松井市長もそうなんですけど、バッシングやそれに近いツイートがあった際には「佐々木真」さんや「ハニートラップ梅木」さんをはじめ、パチ7メンバーもレスバに参戦してるんですね。んでライター・漫画家陣だけではなく、ユーザーのみなさんも結構参戦してくれています。
これねぇ、とても良い事だと思うんですね。
筆者、今回のバッシング騒動は「業界の広報」たる人が居ないのも一因になってるんじゃないかと思います。例えば今回のような緊急時に業界団体からホールやメーカーに通達や要請が出される場合、業界団体は報道に対し「要請しました」というプレスリリースを行います。ただ、それはあくまでリリースであって「知らない人に分かりやすく伝える」のが目的じゃありません。ここで誰かが「これこれこういう風にするためにあっこにこういう要請して、そうしたらこうなるんでみんなよろしゅうたのンますゥ」みたいな、もっと俯瞰的な立場で描いたロードマップを門外漢にでも分かるように説明できる誰かがいれば、もしかしたら状況は違ったんじゃないでしょうか。
ぶっちゃけそれがないんで、今回は業界のイメージ低下、そしてバッシングが起きた感がどうしても否めない。……今書いたカギカッコ部分の口調がPOKKA吉田さん調なのは置いとくとして、いないのであれば現状は業界人やファンがそれぞれ声をあげていくしかない。
そう考えると、知事や市長やひろゆきみたいな著名人が間違った事や納得できないことを発信している時に、ちゃんとライターさんやユーザーの方々が各々の信条に基づいて突撃・反論してるのは、これはもう筆者としては心強い感じがしました。
だって、ひろゆき氏とレスバした木曽さんは本来ぱちんこ業界の人じゃないですからね。すごく鮮やかにいなしておられましたが、本来ならばその役はこの業界の誰かがやるべきだったんじゃないかなぁと、筆者なんかは思います。ちなみに筆者絶対無理ですけれどね。
5月8日 八代弁護士『ぱちんこは反社会的勢力の一歩手前』
さて、5月になるといよいよ全国の休業率は冒頭の数値に近くなります。だいたい98%くらい。当時はパチ7とも縁が深い『BBステーション』さんにて駐車場でのお弁当テイクアウトが始まったりした時期。筆者の目からみても「どうせ休業するなら地域の人たちと何かしよう!」みたいな前向きな意見が芽吹いてきてるのが分かる頃でした。
さてそんな中、一連の騒動の発端になった『サンモニ』と同じTBSの番組である『ひるおび』において、コメンテーターの八代弁護士からとんでもない発言が飛び出しました。状況誤認も甚だしいコメントなので、全文掲載させて頂きます。
「その中でも営業に踏み切るというのは、これだけ業種がある中で、感染症のまん延防止という非常に公共性の高い要請に、従ってくれない代表がパチンコ店になってるわけですよ。パチンコ店って何なんだっていう事になると、そこで換金される脱法ギャンブルなわけですよ。何でそんなものが許されてきたかというと、行政との癒着、あるいは官僚の天下りというのが脈々と行われてきたからなんですよね。ですから、正直いってこれは換金所でですね、1件2件を摘発すべき話だと思うんです。ですから警察も今までは黙認していた所もあるのかもしれませんけど、ここを天下り先とは考えず、これだけ公共性の高い要請に従ってくれないパチンコ店が少なからずあるという事は、ある意味、反社会的勢力の一歩手前ですよ。考え直した方がいいと思いますよ」
まず前提として98%のぱちんこホールが自主的に休業しているという事実が、潔くスッポ抜けてる上に、後半はコロナと全然関係ないただのトンデモ発言になっている気がします。八代弁護士は例によって番組内のVTRを見てコメントしてるんですね。つまりは『サンモニ』の時と全く一緒で、スタジオで流れたVTR自体が「パチンコは普通にやってるぞ」と印象づけるものであり、それを観てつい過激な発言をしちゃったのは想像に難く有りません。ただ、それを差し引いてもあまりに酷い。これは流石に擁護できないッス。
特に地上波で「反社会的勢力の一歩手前」とまで言うのは、これはもうこの業界で本気で頑張ってるホールスタッフさんにとって、怒りを通り越して悲しくすらなる発言だと思いますし、やっぱり業界側の対応も早かったです。
全日遊連はすぐさまTBSに対し、抗議とともに速やかな謝罪と番組内での訂正を求める通知を出し、21日には早速謝罪文が公開されました。内容的には「三店方式を脱法呼ばわりしてごめんなさい」と「排暴(暴力団を排する)に力を入れてきた業界を反社呼ばわりしてごめんなさい」みたいな感じでした。その辺の説明はテーマから離れるので割愛いたします。
とりあえずこの事件は公共の電波を使い、コロナに乗じて全然関係ない事でぱちんこ業界(というかホール)を叩くという、非常にバッシングらしいバッシングというか、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いみたいな感じがしました。個人的に今回のバッシング期において一番印象に残ったのはこれでございます。
5月14日 東京医師会の誤報
さてラストは5月13日に行われた東京医師会による記者会見での誤報。まあこれはバッシングというか単純に口が滑った感があるのですが、要するに医師会が作った「これからのライフスタイル」という、ウィズ・コロナ時代の行動指針(ガイドライン)についての解説の際、口頭で説明していた方がうっかりクラスターが発生した場所として「パチンコ店」を挙げちゃったんですね。もちろんホールでクラスタが発生したという事実は御座いません。
事の重大性に気づいた東京医師会は翌日即座に謝罪・訂正文をリリース。理由は「他の施設と混同していた」との事で、単純に「勘違い」「言い間違い」だったようで、とりあえずはホッと一安心……。ですがこれ、勘違いだとしてもちょっとモヤモヤが残ります。一体なぜ誤解してたのでしょう。そこには予断や思い込みが影響してそうな気がします。
──そこで思いつくのが、4月16日付の朝日新聞の記事です。内容は「越境パチンコがあとをたたない」というもので、内容は「東京モンが茨城に打ちに来てんぞ!」みたいな感じでした。当時は既に都内は緊急事態宣言対象地域になっていて、自主的な休業も進んでいたのですが、都内のプレイヤーである彼らがこぞって茨城に行ってたと、そういう風に報じられていたんですね。
んでこの朝日新聞の記事以降「越境パチンコ」というのが一瞬問題になり、頻繁にニュースで取り上げられることになりました。
みなさんも観たことないですか? ニュースで茨城のホールに並ぶ人へのインタビューとか。あれは正直結構なインパクトがありました。最近なかなか見ないようなド派手なジャージを着た金髪のおじさんとかが、インタビューを受けてたように記憶しています。これ、筆者はちょっと恣意的というか、映像映えを考えてインタビュー相手を選んでる感じがしました。越境パチンコをしてた方の中にはそりゃあ、そういう人もいたと思います。でも、決してそんな感じの攻撃力のある絵面の人ばっかりじゃないハズなんです。その中から「越境パチンコ!」というニュースにフィットする人をチョイスした結果、竜虎ジャージの金髪とかになったんじゃないかなと。しかも各社揃ってです。
そもそも他県ナンバー=越境という考え方が短絡的に過ぎます。
件の東京医師会の方も職業柄コロナ関連のニュースには敏感なはずですし、この越境パチンコのニュースもきっと観ている筈。「パチンコホールは危ない」みたいなのが、深層心理下にバッチリ刷り込まれていたのではないかと。筆者なんかは思ってしまいます。
別に越境パチンコのニュースだけではなく、ここ数ヶ月。ありとあらゆる局面で吹き荒れるぱちんこ業界バッシング。テレビだけじゃないですよ。新聞も。きっとラジオも。SNSだって匿名掲示板だって。医師会の方だけじゃなく日本人全員の心に、しっかり刺さって根付いてしまっていたように思います。パチンコ=悪、の図式がです。
──筆者はあの、東京医師会の方がナチュラルに間違ってクラスター発生箇所に「パチンコ」を挙げたのが、結局の所バッシングが遺した爪痕の、かなり端的な例に感じられました。
さて、いかがでしたか。以上が「超バッシング期」に行われたぱちんこ業界へのバッシングについてのまとめです。筆者なりに象徴的な出来事をピックアップしたのですが、もしかしたら抜けてる事件でも凄い重要なのがあるかもしれません。
んで忘れちゃいけないのが「新型コロナ」がまだ終息していないという事です。今後どうなるかも全然見えていませんし、ぱちんこ業界へのバッシングもまだ、完全に沈静化したとは言えません。
とはいえ、筆者の肌感覚では、バッシングは若干薄れてきている気がします。これからもしかしたらまた激しくなる事もあるかもしれませんが、とりあえずは一息……。
自分が働く職場や、あるいは大切にしてる趣味がボコボコに叩かれるのって結構な痛みだと思います。乗り越えましたね。ホールのみなさま、当時は本当に大変だったと思います。お疲れさまでした。そしてユーザーの皆さんも、良く我慢しました。
今後どうなるか正確な所は誰にもわかりませんが、もうあんな酷いバッシング期が訪れなければよいのですが……。
編集長のちょびっと編集後記。
あんなに凄絶にバッシングを受けたのに、受けられるはずの保証もないのに、粛々と休業に協力し、お金と労力を割いて、コロナ感染予防対策を実施するホールさんたちを少しでも支援したい。
嫌が応にも、好きなパチンコパチスロを叩くような放送などを目にしてしまうユーザーの皆様。その虚しさやがっかり感を少しでも和らげたい。
そんな想いで緊急事態宣言下において、パチ7でいくつか記事を公開させていただきました。最低限のことは出来たかな、というところですが、やはりやればやるほど厚い壁を感じました。世間様との壁です。
やっぱりTVやYahooニュースなどの影響力は大きく、そこに足場のないパチ7の限界を感じました。外に足場を作っておかなければならない。これを強く感じています。平等に見てもらう、感じてもらうことがこれ程の難しさなのか、と。
私は記事中でも触れている木曽さんのツイートや記事に勇気づけられ、動き始めました。同じく『安達夕』さんの記事にも勇気づけられました。有事、というと変な言い方ですが、こういう方たちのような動きが取れるように邁進しようと考えております。当然、有事でなくとも、少しでも誤解を解けるようにそういう足場を作って、発信を続ける、ということも非常に大事。
お前らにそんなこと期待してねぇよ、という声も聞こえてきそうですが、少なくとも私は、もうあんな無力さを感じたくない。そう考えていますので、あの手この手で頑張ろうと思います。
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- あしの
- 代表作:インタビュー・ウィズ・スロッター(稀にパチンカー)
あしのマスクの中の人。インタビューウィズスロッター連載中。元『セブンラッシュ』『ニコナナ』『ギャンブルジャーナル』ライター。今は『ナナテイ』『ななプレス』でも書いてます。
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パチスロ
返信ありがとうございます
アピールや布教の難しさは、喫煙者の減少も影響していたと思いますよ。私自身「教えてくれ」と言われて連れてったら臭いでそのままUターンされましたし、「パチンコ=タバコ」でかなり敬遠されてました。
そういう意味では禁煙化の今年は「布教のチャンス」になれたかもしれないので、本当に残念です。布教どころかコロナ不況ですわ。
業界の取り組みは素晴らしかったです。地味にウチの近くにも当時開けてたお店がありましたが、都から派遣された良くわかんない調査員みたいな人が入り口にずっと立ってなんかクリップボードにメモってましたよ。なかなか斬新な営業妨害だと思いました(笑)
イメージは完全に悪いですよね。特に打つ人が減ってからは、同時に周りに楽しさとかをアピールする人も減ってるんでイメージダウンの速度がアップしてる気がします。ゆゆしき。
まぁとりあえずだ、アンケートにも答えましたけど業界の取り組みは素晴らしいと言える。間違いない。けど「たった2%を掬い上げ」されてボロクソやられたわけだ。
この『2%』にはそれ相応のペナルティを課すべき。嬉々としてグループ店に来店してたライター陣なりも淘汰されて欲しい。1GAMEの輩も来店告知をしてましたがよね?
記事にしねーの?
「頼むから、こういう時くらいは大人しくしてくれよ!少しは優等生でいろよ!」と行列や店舗の報道を見ながら悲しく思ってましたよ。
ホントだったら100%だぜ!って胸をはれるのが一番良いのでしょうけども、こればっかりはホールも死にそうだったんであんまり責められないというのがあって、いかんとも……。今後どうなっていくのやらですなぁ。
今になっていろいろと思い出すね。
98%か、残り2%が問題なんだろうなあ。
ちなみにまだ凱旋撤去されてない店があったり(神奈川県)
うーん業界の闇