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パチスロ攻略ライターの思考ルーチン
2016.05.10
BIGとはなんぞや?
先日のことですが、パチ7さん主催の“ノーマル連れスロ”に参加してきました。元々、私もインターネットのコミュニティ出身でして、今でも毎年のように、20年来のスロ友達のいる長野県で連れスロをするくらい、密かに連れスロは大好物なのです。その連れスロも、ほぼ“ノーマル連れスロ”となります。昨年は『サンダーVリボルト』のシマ占拠から始まりましたし。
このように20年ほどのキャリアがある人は、ノーマルやそれに近いタイプを好むことが多いです。その理由は実に簡単。16年前まで、ほぼ液晶なしのノーマルタイプしかなかったから。リールと睨めっこをしてボーナスに一喜一憂する。それが楽しくてパチスロを始め、そのような機種がたまにでも出てきてくれるから、パチスロを続けてこられたわけです。
ということで、テーマは「BIG」。いよいよ小難しい話のスタートです。
役物連続作動増加装置
1985年に風適法が整備され、近代パチスロの幕が開けることとなります。この最初の法律で作られたのが1号機。そこから法律が改正されるごとに、数字が上がっていき、現在は5号機となっています。私は打ったことがないですが、それ以前もパチスロはありました。小役とREGだけで構成されている0号機です。そう、法整備されたことによってBIGが生まれました。
4号機以前のBIGボーナスの法律上の正式名称は「役物連続作動増加装置」。法律用語らしい堅苦しいものとなっていますが、分解していくと実に簡単なんです。「役物」とは、主に1枚がけで15枚の払い出しを受けられるJACゲームを1GだけできるSINのこと。このSINが「連続」して「作動」するのが、REGでした。REGの法律上の正式名称は「役物連続作動装置」です。これに「増加」が付いた「役物連続作動増加装置」がBIG。では、何が増加しているのか? BIG中のREG入賞(JACイン)です。
4号機以前のBIGは、最大30Gを消化するまでの間か、JACインが3回入賞するまで大幅にJACイン確率がアップしていました。言うなれば“REG3回の確変”状態ということ。諸説あるとは思いますが、これまで、BIGの確変が認められてこなかったのは、そもそもBIG自体が確変という扱いだからかもしれません。
3号機以前までは、ほぼ同じ枚数しか出ないようになっているなど、5号機と似ています。1号機は小役の取りこぼしやすい配列のため、BIGの消化方法によって終了の仕方も変化するなど、微妙にわかりにくかったですが、2号機と3号機は、きっちり30G間での小役で調整されているので、ほぼ5号機の感覚で消化できるかと思います。スロゲーセンなどで見かけたら、触ってみてください。あまりの単調なゲーム性に驚くかと思います。当時、どうしてそこまで熱中した? と、自分でも不思議なくらい(笑)。
4号機のBIGは、期待値方式から発展した大量獲得タイプやら、シフト(JACイン)持ち越しやら、語り出したら止まらなくなりますし、概念すらも5号機には応用できないので、気が向いた時にでも。
5号機のBIG
1985年から20年ほど、BIGは前述のような形となっていました。で、5号機の法律に書かれたBIGの正式名称は「第1種特別役物に係る役物連続作動装置」。うん、REGの役物連続作動装置は残ってるのね、と思ったら大間違い。REGは「第1種特別役物」です。第1種があることは第2種も……という方は鋭いですね。それは次回のテーマです。って、法律を読みたい人以外は、この正式名称は覚えなくて結構です(笑)。
まあ、法律の名称が変わるのですから、これにより大きく変わった部分も当然あります。
1)払い出し枚数によって管理
BIGの払い出し枚数は「465枚を超えない数で定めましょう」と法律に書かれています。465枚を超えたら終了という上限に設定し、1回の小役で15枚獲得できるならば、480枚を払い出すことになります。ただし、あくまでもこれは“払い出し”。すべてを15枚で払い出すとしても32Gかかります。1枚がけでも32枚が必要経費となるので、5号機のBIG最大純増枚数は448枚ということになりますね。 4号機を打たれていた方には違和感たっぷりかもしれませんが、枚数がきたら終わってしまう大昔の機種もあったと知ると、少しだけ許せるようになるかも。
2)オートJACインも認められる
BIGの規定払い出し枚数に到達していない間は、1Gも回すことなく勝手にJACインしておいて良いことになりました。『ジャグラー』系や『ハナハナ』系もそうですが、BIGを揃えた直後から最後まで、小役が成立し続けますね。ちなみに、最大8回の入賞でJACイン(REG)が終了するのは、4号機時代と同様となっています。『ゲッターマウス7R』あたりか、初期5号機では、JACインのカウントがセグに表示されることもありました。 このオートJACインは、搭載しても構わないというだけで、4号機のようにゲームを消化して、JACインさせる仕様も作ることができます。『ビーマックス』は、その最たる例。解説はもう少し先になりますが、RTに突入させるための仕掛けとして使われるのがほとんどです。また、『リノ』のボーナス序盤や『北斗の拳-世紀末救世主伝説-』の「塵と砕けよ」のようにJACインを回避させることによって、リプレイ確率などを高めることもあります。
ということで、「JACイン」や「シフト」といった役構成を見つけたら、何かあると思っていただければ幸いです。ハズすのか、揃えなるのか。また、目押し技術が必要なのかと考えることが出てきます。打つ前から身構えられれば、それだけ理解も早くなりますね。
BIG中の打ち方
機種によって、ボーナス中のみ有効ラインが変化したり、ボーナス中にのみ成立する小役もあったりしますが、リール制御や手順の作り方は、通常時手順の作成と同じです。基本的には、特殊役がなければ、順押しの通常時小役狙い手順を実行しておけば大きなロスはないでしょう。
というより、むしろ変則押しで1枚役などは取らないほうが無難です。メイン役のみで払い出し枚数の上限に到達する機種が多いので、うっかり払い出し枚数の少ないレアな小役を揃えてしまうと、獲得枚数が減ってしまうことも。このあたりは、レア小役の出現率と払い出し枚数を念頭に入れて実戦あるのみ。
また「1回だけこの小役を取ろう」という獲得枚数MAX手順も存在することがあります。それも役構成を見て、15枚だらけなのに14枚がある。どうにかして取れないかな? と、打つ前に考えられますし、そこからネットで検索してみても良いでしょう。何にせよ、役構成を見るところから始まるのです。
というか、パチスロの勉強を始めるのに今は恵まれていますよ。4号機は、最初に止めるリールで、スイカの中段ビタに失敗すると、その時点で小役の取りこぼし確定とかエゲツない機種も多くありました。まだ雑誌の情報も遅く、新装直後から自分で探してライバルに差をつける時代。その分、ちゃんとできれば大きな差を付けることができたんですが……。素人時代ですが、手順作成を諦めた機種があるくらい。2リールビタでないとダメだった『テンタクルズ』とかね。
あ、そうそう。最初に書いた“ノーマル連れスロ”ですが。私が朝から気合いを入れてアクロスの機種に座るのも……と、昼過ぎに行き。なんとなく空いていた『ケロット3』で爆連しました。その日以来、トマトの調子が悪いです(笑)。
次回は、第2種特別役物です。なんのこっちゃ? 皆さんが、よくバケと呼んでいるアレですよ。今回ちょろっと登場したREGと合わせて解説します!
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- 佐々木真
- 代表作:パチスロ攻略ライターの思考ルーチン
裏モノ全盛期に“ギャンブル”としてパチスロを始めたが、技術介入機時代に最適手順を模索するなど“遊技”としての魅力にはまり、履歴書に大きな穴をあけてしまう。2000年よりパチスロ雑誌などで編集兼ライターの活動を開始。現在は、ほぼすべての機種の発表会や取材に参加。法律・規則などの知識をもとに、根幹システムの推測をライフワークとしている。
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