新着記事
- パチセブントップ
- パチンコ&パチスロコンテンツ
- 若年性パチンコ研究脳
- 研究#14:『初当り出玉極小時代』に際立つ安心感!『リミット機』を考える。
若年性パチンコ研究脳
2021.08.20
研究#14:『初当り出玉極小時代』に際立つ安心感!『リミット機』を考える。
どうもこんにちは。牙狼月虹で勝ちまくっているから楽しいとここで書いてから約1ヶ月。初当たりの50%に5連敗して泣きそうな『rara』です。
初回で単発を引いてしまうと純増400個ちょっとしかもらえませんから、控えめに申し上げてどうにもなりません。甘デジならともかく、1/319という確率においてこの出玉量は、当たってないのとあんまり変わらないレベルです。遊タイムも潰されるし。
コレは牙狼月虹に限った話ではなく、今年出た新台はかなりの割合で似たような『大当り(初当たり)出玉が少ない』特徴を持っています。当然、そこの厳しさは連チャン時の爆発力に還元されているのですが……初当たりのヒキがいいだけで、連チャンは弱かったけど、うっかり勝つみたいなパターンがほぼ不可能なのが恐ろしいところ。今に始まった話では無いですが、年々極端になっていて今後が不安です。
そんななか、牙狼月虹が画期的なのは、右打ちに入りさえすれば転落時にも出玉があることです。画期的もなにも、本来の確変大当りって本来はそういうものだった筈なんですがね……ここ数年は普通のスペックの台って海や冬ソナぐらいでしたからね。
転落時に出玉が無かったり、出玉はあっても極僅かだったりな台ばかり打っていたので、継続確定すると最低でももう1回は出玉を貰える、という部分になんだか新鮮な安心感を抱いてしまいました。
そうはいっても、いつ終わるか分からないドキドキは常に付きまといますから、本当の意味で心から安心出来るとは言えないかもしれません。というわけで今回のテーマは、本当の安心感を与えてくれる『リミット機』です。
★確定する安心感『リミット機』
リミット機とは、読んで字の如く継続回数にリミットがついているタイプの台です。一般的な継続率を持つ台と違い、終了条件に”連チャン回数”が付いています。
スタンダードなのが継続率100%のタイプ。特定の連チャン数に到達するまで、必ず確変状態が継続します。これぞ本当の安心感! これ以外に後述する連チャン回数とは別に、継続率に応じて終了抽選をあわせ持っているリミット機もあります。
……まあ、それ故にリミット到達までの時間は作業とも言えるんですけどね。 今打てる継続率100%タイプのリミット機で代表的なのが『CRターミネーター2』(ミドルのみ)や『CR餃子の王将3シリーズ』です。
▲デデンデンデデン
▲旧MAX時代に出た旧MAXと同等の性能を持つ機械、今や唯一の生き残り。
ターミネーター2は確変突入で2000発の大当りが3回まで確定。確変に突入した時点で6000発が確定します。この安心感と安定した出玉!
王将3に関しては6つもスペックが出ているのですが、最も派手なメガ盛りスペックの場合は、120発の大当りが63回継続するため約7000発が確定!
両者に共通しているのが、リミット到達時にも引き戻しの可能性があること。ターミネーター2は確変終了後に時短に突入、餃子3には残保留での引き戻しがあります。どちらも引き戻しの難易度は高いですが、成功時の恩恵は破格。ゆらぎのない”大量出玉”が確定する瞬間は、他のスペックでは味わえないリミット機特有の愉悦です。
さて、時代が変わるにつれ”大量出玉”の概念にも変化がありました。P機になって最大ラウンド数が規制されてしまったのです。それに伴って1回の大当りで出せる出玉数の最大値も1500発に減少。ゆえにCR機ではあまり意味が無かった”2400発以内で終わるリミット機”に存在価値が生まれたわけです。そんな中、リミット確変を使って2000発ループを実現したのが『Pルパン三世~復活のマモー~』です。
★無理やりCR機の出玉性能を再現!? 『Pルパン三世~復活のマモー~』
▲とてつもないインパクトを放つ専用筐体
ほとんどのお店の機種説明で大当り確率1/319、右打ち出玉オール2000発、継続率70%という表記をされているルパンですが…
実際には、
初当り確率:1/22
確変突入率:100%
確変中大当り確率:1/19
確変7回リミット
という、かなり特殊なスペックになっています。 特図1(ヘソ)からの大当りは94%が電サポなし。これといった煽りもなく左アタッカーが開放して、約30個の出玉を払い出します。演出がとってもアッサリしているので一見小当りにも見えますが、内部ではしっかりと大当りであり、アタッカーが開放する度に確変回数が進行しているというのが特徴。
6%の電サポあり大当りを引いたときが実質的な大当り。6%というととんでもなく薄い振り分けに聞こえてしまいますが、もともとの確率分母が軽いこともあり、そこまで無茶な数字にはなりません。
内部通常時と内部高確率時で変化しますが、トータルでの電サポ突入率は1/319になります。これが表向きに表示されている確率ですね。
特図2での大当り出玉は約280発固定。確変に滞在している限り、必ず次回大当りまでの電サポが付くため、280×リミット7回でおおよそ2000発獲得できます。リミットに到達するまでの一連の消化を”1回の大当り”として表現しているため、リミット機というよりも2000発固定の大当りを搭載している台のような打感になっています。
リミットを取りきった後は23回転の時短に突入。そこに残保留4回を足した27回転の間に、通常時の初当り確率である1/22を引けば、再度リミットフル消化での2000発が確定します。
CR機で存在したかつてのリミット機と比べると、確定する出玉量が少なく見えてしまうかもしれません。その代わりに継続率が70%と高いので、単純なST機感覚で楽しめるのがルパンのいいところ! 一見とっつきにくいスペックをしていますが、一旦右打ちに入ってしまえばむしろ昨今では珍しいシンプルなスペックに変貌します。
まあ、実際のところは凄まじい勢いで設置が減ってきているのは皆様ご存知の通りですが……CR機が消滅して、普通の大当りから出るMAXが1500発の時代が始まってから、2000発がループするこのスペックが評価されるんじゃないかと思っています。今は高継続率ブームですが、出玉の多いタイプでしか得られない安心感や満足感にも絶対需要はあると思うので。
このタイプに弱点があるとすれば、『遊タイムと致命的に相性が悪い』ことです。遊タイムの発動条件は低確率状態での規定G数消化。通常時にかなりの割合で高確率状態に滞在しているというシステム上、かなりややこしいことになってしまいます。
遊タイムの話題性が一番高く、まだCR機が残っているタイミングでのリリースだったルパンは、結果論ですが、登場時期が悪かったのかもしれません。
★新機軸のリミット機『継続+リミットタイプ』
ここ最近に生まれたのがこの『継続+リミットタイプ』です。正式な名称は無いため便宜上、今付けました(笑) 近年よく使われている”電サポ終了後の残保留”を利用した新世代のリミット型です。
実はこのリミット、『時短』にも付けることが出来まして、すなわち確変を搭載していない一種二種混合機でも作ることが出来ます。電サポ内の大当りが規定回数に到達したらリミットが発動。かならず電サポ0回が選ばれます。
この”電サポ内の大当り”というのがポイントで、電サポ終了後である残保留で当たった分に関しては、リミットの影響を受けないんです。それを利用して作られたのがサンスリーの『PヤッターマンVVV』です。
▲未だにヤッターマン見ると平和の台かと思ってしまいます
特図2(電チュー)での大当り確率は1/3.67で、基本的に電サポは1回しかありません。ですが、電サポ終了時に保留が4つ残るため、1/3.67に5回挑戦できます。その継続率は80%! それだけだと単にテンポがいい最近ありがちな一種二種になってしまうのですが、1回しかない電サポ中に当選した大当りには電サポ100回が付いてきます。ほぼ継続確定ですね。
当然、1/3.67を100回なんて電サポが無限にループはしません。ここに3回のリミットが付いています。リミット到達の大当りには電サポは一切付きません。ですが、リミット到達後にもまた保留が4つ残ります。ここで引き戻せば電サポ1回から再度やり直し!
高継続率のドキドキ感と、複数当選確定の安心感が同居した新世代のスペックと言えます。高継続率のラッシュと3連確定の大当りを搭載していると噂のP乃木坂もこのシステムなんじゃないかと予想。
ただ……このスペックもまた、遊タイムと著しく相性が悪いのが欠点です。電サポ中の大当りで3連(ほぼ)確定という仕組み上、遊タイムからの大当りはそのまま3連確定ということになってしまいます。派手で良い! と言えなくも無いんですが、大切なのはバランス。どこかを優遇する以上どこかを下げなければなりませんから、歪な設計になってしまう可能性が高いと思います。
遊タイムからの電サポ回数を少なめに設定して、遊タイムの時でも残保留勝負の台を作ることも出来ますが……世間の風潮からして、遊タイム突入時はほぼ当たるような設計にしないと反発がありそうです。そうなると非搭載が妥当になってくるのかなと。最近は遊タイム非搭載の台も増えてきましたし、問題無いんじゃないかなと思います。
……と勝手に妄想して納得していたのですが、どうも乃木坂は遊タイム付きとの噂が。もしかすると、また新しいタイプのリミット機が生まれるのかもしれません。普通に遊タイムを超優遇してしまった台かもしれませんが、僕は新スペックの誕生に期待したい。リミット機の未来を想いつつ、また次回お会いしましょう。
★おまけ~規制回避の為のリミット機~
継続率規制が撤廃されて、早くも2年半が経ちました。そんな今となっては過去の話ですが、継続率65%までという規制下で如何に『高継続率感』を出すかというのを競っていた時代があったのです。数々の案が出た中の1つにリミット機が存在たわけです。リミットさえ搭載していれば、継続率を65%以上に設定出来たのです。
かつてのリミット機は、継続率100%が基本でした。リミットがあるのに継続率を付ける意味が無いからです。ラウンド数規制によって生み出されたルパンと同じで、規制によって初めて需要が生じたタイプと言えます。 初搭載がダイイチの『CRスーパーマンLimit Break』です。
▲最初にこの筐体を見た時は驚きましたが、今や懐かしさの対象に
時短突破型のV-ST機で、特図2大当り時の確変突入率は100%。ST継続率は83.5%!
……なんですが、7回リミットが付いているため、ST7連到達時の確変突入率は0%です。その時にも時短が100回付いてくるのでもう1回引き戻しを頑張ろう、LimitをBreakしよう。という台です。ST機にLimitをつけた初めての台でもありますね。
正直、Limit到達前に継続できず落ちることの方が多いので、あんまりBreakする機会もない台でした。良く言うと、制限のことをそこまで意識する必要が無いとも言えるので、どれだけ違和感なく高継続率”感”を出すかという点に置いて上手く行っていたんじゃないかと思います。
頑張って7連まで到達したことにガッカリするか達成感を覚えるかはユーザーの性格次第です。僕はそもそも到達出来ませんでした。
一方、確変機でリミットを搭載していたのが、高尾の『CR閃乱カグラ』です。
▲実際打つとリミットどうこうよりも演出に目が行きます
80%継続で5連までのリミットを搭載したV確変機ですが、基本的に確変かどうかを報知せず、時短でも確変でも同じ演出になるのが特徴。
5連目到達で次回引き戻しは期待薄……と思いきや、実は道中で通常を引いていて、そのうえ時短での引き戻しを成功させていて、リミットもリセットされていた。みたいな事例が現実的に起こります。コレってかなり秀逸な仕組みで、電サポ100回以内に当たった時、内部的にどっちで当たったかを考える妄想が楽しいんですよ。(電サポが100回を越えた場合は内部確変確定します)
早めに当たったから今回は確変だったんだろう、リミットまであと3回かな、とか、95回転ぐらいのギリギリで当たったから通常で引き戻したに違いない! ここから5連は期待できる! とか。
そこまで考えて、リミット到達前と確信して引いた大当りが20%の通常を引いていてサクッと終わったりというオチが素晴らしい。勝手な妄想でドラマを作れます。
今設置が残っている甘閃乱カグラは、継続率65%なのに5回リミット付きというなんでリミットを搭載したのか全くわからない謎の台だったのでアレですが、ちょこちょことライトミドル版の設置も残っています。見つけたら是非1度妄想してみてください。それではまた。
※補足:ただ、これまた皆様ご存知の通り、リミット機の時代は訪れませんでした。カグラリリース後、程なくして排出されたシンフォギアに代表される残保留を使っての高継続率タイプが主流になったからです。高継続率感を出しているリミット機に比べて、本当に高継続率なのが残保留タイプですから、当然といえば当然の結果だったのかもしれません。
4
55
共有する
- rara
- 代表作:若年性パチンコ研究脳
北海道に蠢く24歳のスロパチ好き。珍古店を探して全国を駆け巡ったり、大きいホールに一台だけ置いてあるマイナー台を打って、悦に浸ったりするタイプの人。最近のマイブームはパチスロミルキィホームズ。
本日の人気記事
パチ7の特集&漫画コンテンツ
パチ7 パチンコパチスロ新台機種情報
パチンコ定番機種
P CYBORG009 RULE OF SACRIFICE VS SCARL BODY EDITION 199
P中森明菜・歌姫伝説~BLACK DIVA 楽~80~89ver.
Pフィーバー 機動戦士ガンダムユニコーン 再来-白き一角獣と黒き獅子-
PAこの素晴らしい世界に祝福を!「このゆる甘99に祝福を!」
Pアズールレーン THE ANIMATION 異次元トリガー
Pコードギアス 反逆のルルーシュ Rebellion to Re;surrection
パチスロ定番機種
スマスロバジリスク~甲賀忍法帖~絆2 天膳 BLACK EDITION
パチスロ交響詩篇エウレカセブン HI-EVOLUTION ZERO TYPE-ART
2024年11月18日導入予定
パチンコ
パチスロ
Lダブルアタック2 withOZS-1000&RAPHAEL
2024年12月2日導入予定
パチンコ
Pゴジラ対エヴァンゲリオン セカンドインパクトG
Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED LT-Light ver.
P GO!GO!郷〜豪遊の5〜
2024年12月2日導入予定
パチスロ
2024年12月16日導入予定
パチンコ
eゴジラ対エヴァンゲリオン2
パチスロ