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私の人生を変えた機種:ライターリレーコラム
2022.12.30
あなたの人生を変えた機種『エスプ』:ライターになるきっかけをくれた相棒(ワイルド)
マスク・オブ・ジ・ワイルド 私の人生を変えた機種:ライターリレーコラム
書き手:ワイルド 年齢:40代前半 パチンコ・パチスロ歴:25年 初めて打った機種:タコスロ(4号機) |
私の人生を変えたパチスロはミズホの「エスプ」です。パチスロの楽しさや目押しを教えてくれました。はじめて打ったきっかけは勘違い。ベルコのゴールデンベルの調子のいい店があると聞いて朝から並んでみると、朝から行ったのがはじめてだったので間違えて隣の店に並んでいました。ホールに入るとそこにはゴールデンベルの姿はなく、代わりにあったのがエスプでした。当時の私はCT機なんて打ったことはなく目押しもできなかったので、かなり悪戦苦闘しました。途中でコンビニにパチスロ雑誌を買いに行って読みながら打っていたのを覚えています。純増50枚の規定獲得枚数を超えてしまうとCTが終了するという意味をまったく理解できず、つたない目押しで小役を狙って何度もパンクさせてしまいました。ただ、運がよかったのか設定がよかったのか、その日の収支はプラスでした。帰って雑誌を必死で読んで、CTの仕組みをようやく理解。リーチ目も覚えて翌日もホールへ出勤しました。打ち込んでいくうちに目押しも上達し、目押しができるようになったことでパチスロがさらに楽しくなりました。私にパチスロの仕組みを知る楽しさや目押しを教えてくれた人生を変えた機種です。
▲エスプ(1998年/ミズホ)
私が『人生を変えた機種』について書くのはこれで二度目。以前書いたのはたしか17~18年前。パチンコ、パチスロ雑誌編集兼ライターのアルバイトに応募した時で、その時の応募要項に『私の人生を変えた機種』のレポート提出がありました。
上の文章はその時に書いた私のレポートなんですが、当時使っていたノートPCが壊れていてデータをサルベージできなかったので、なんとなくこんなこと書いてただろうな~という曖昧な記憶でリメイク。なかなか再現性は高いんじゃないかと。
さて、なんの就職活動もしないまま大学を卒業してしまった当時の私は、パチンコやゲームのデバックをする会社でアルバイトをしつつ、日々パチスロに勤しんでいました。うん、今と大して変わらない…。
今と違うのは、パチスロ代を捻出するための驚異のアルバイト出勤率と、持ち前の仕事を一生懸命やってる雰囲気を出す能力によって、社員からは高評価を得ていたこと。「社員にならないか」という誘いを受けて、漠然と生きてきた人生の中ではじめて将来について考え、そこで決断したのがたまたま目にした“パチンコ、パチスロ雑誌編集のアルバイト”への応募でした。
当時は『パチスロ必勝ガイド』を愛読していて、木村魚拓さんや八百屋コカツさん(忖度!)みたいなライターに憧れていたんですよね。それで、パチンコ、パチスロ雑誌に関わる仕事がしたいと思って、フリータースロッター人生の延長を決めました。
んで、レポートの結果はというと合格。喫茶店で軽い面接を受けて即採用となりました。ここから私のライター人生がはじまったわけです。
▲人生を変えてくれた相棒は現在我が家の物置として活躍中
華々しいライター人生のはじまり! と思いきや、私が入った会社は町工場の倉庫の二階。大量のパチンコ、パチスロ雑誌とデスクが並べられた、ちょっと広めの古ぼけたワンルームでした。
そして、「なんの雑誌の担当なんだろうな~、ガイドかな、マガジンかな?」なんて目を輝かせていた私の前に置かれたのが、4枚切りの食パンくらいブ厚い見たこともない雑誌…。
ベテランプレイヤーなら、昔「●●裏攻略」とか「マル秘●●」とか怪しい雑誌がコンビニに並んでいたのを覚えているんじゃないでしょうか。今よりもおおらかな時代。「絶対100万円勝てる!」「一撃10万発のテク」なんてビビットな色の文字が躍った、毒々しい表紙を。今なら絶対に怒られるな…。
ちなみに、それらの怪しい雑誌は、ちゃんとしたパチンコ、パチスロ攻略雑誌とは違って、300ページ以上ある雑誌の中身の9割は怪しい攻略法の広告か、それを誘引するための怪しい攻略記事、ととにかく怪しさ満点…。10ページに1ページの割合で、金風呂に入った中分け小太りの舌なめずりおじさんか、パチンコが勝てるようになるという何とも都合のいい数珠の広告が入っていたのを記憶しています。
私の入った会社はその雑誌を作っていたわけではなく、外注として記事を作成。攻略法を売るための広告記事は書いていなかったものの、まぁ~架空の攻略プロや謎の専業軍団なんて怪しい話を書いていたものです…。クライアントから送られてきたドレッド兄ちゃんの宣材写真1枚から、“地元愛あふれる最強のラッパー攻略軍団 VS 時代遅れといわれても釘読みを貫く正統派攻略軍団が戦う”壮大なストーリーを書き上げたのも、いまとなっちゃ懐かしい思い出です。
▲モザイクだらけですが当時私の書いていた記事。実在の友だちを謎の攻略プロとして勝手に登場させている笑
なんやかんやで、その編集プロダクションは1年ちょいでヤメてしまったわけですが、すぐに別のパチンコ関係の編プロにとらばーゆ。7~8年勤務したのちにフリーランスとなり、そこでパチ7編集部の右キモさんに「暇してるんなら今度パチンコサイト立ち上げるから手伝ってよ」と編集長を紹介され、今に至るわけです。
というわけで、私にパチスロの楽しさを教えてくれただけでなく、ライターとしての人生を歩ませてしまった原因は、「エスプ」お前だ! さてと、たまには電源でも入れてやるか。
PS.パチンコ、パチスロに勝ちを誘発する攻略法はありません。怪しい攻略詐欺にはご注意下さい。
★同一テーマお題帳への投稿お待ちしてます!
2022年~2023年年末年始企画としてお題帳を実施します。今回はちょっと変わってましてパチ7ライター陣も今回のお題と同じテーマでリレーコラムを執筆・公開します!
そう! ライターもユーザーの皆様も同一のテーマ『あなたの人生を変えた機種』で作品を作って、公開・投稿しましょう! という1度やってみたかった企画です。
機種数にも制限はありませんし、人生を変えたの観点・切り口も自由。パチンコでもパチスロでも可。文字数制限もなし。テーマだけは統一してあとはフリー。もちろんマンガ形式でも問題ありません。
投稿はコチラから! また受付期間は2023年1月31日中になります。皆様の投稿、お待ちしております!
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- マスク・オブ・ジ・ワイルド
- 代表作:ゆるゆる調査隊
通称ワイルド。特に隠す意味もないので打ち明けると、中身は編集部キモフラットスリーのキャプテン。マスク調査員になるにあたって適当に付けた「ワイルド」という名前だけが先行してしまっているが、実はまじめで堅実派。今日もGOGOランプの明かりを求めて鶯谷のホールへ消えてゆく……。
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