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パチスロ攻略ライターの思考ルーチン
2023.05.02
続・ご報告というか。
みなさまには温かく見守っていただきまして感謝申し上げます。半年前、大病を患っていることが判明して「ご報告というか。」を書かせていただきました。そこから心境の変化もございまして、私の口からあらためてご報告させていただければと存じます。
私の病気は、いわゆる国の指定難病です。進行性の。AとBという単体でも指定難病のものがあったとしましょう。その両方が進行するCという難病中の難病がありまして。それに罹っております。AとBには現代の医学では治療方法がなく、当然Cにもございません。したがってできるのは対処療法という名の緩和ケア・延命療法のみです。
病名を伏せているのは、変に検索されてショックを受けられないようにと思ってのことです。それだけ怖い予後が書いてあるホームページばかりです。「こんなページを知っています?」とアクションを取られても面倒というか。もう読んでいます。変な壺とか宗教を紹介されても困るだけですし(笑)。
あ、体調不良で連載を途中で打ち切るとかではありません。リハビリ運動を始めたからか、ここ数年の中では体調も良いくらいにも思っています。できないことが増えていく病気ですが、むしろできることも増えました。受診する科も着実に増えていますけど。
すぐにあの世に行く病気ではなく(先のことは分からんけど)、治しようがないだけだと思っています。実際、厚生労働省のホームページなどに書かれている病気進行のスケジュールではもう歩けなくなっているはずなのですが、まだ歩行介助もなしに人一倍歩いています。
7000歩くらいが適量らしいですけどね。その倍は歩いています。これを書いている日も2万歩超えです。普通の人にとって適度と言われている量に減らして歩けなくなっても、それを言った人は責任を取ってくれないですし、歩くだけ「これが見納め」と眼に焼き付けられる光景も増えます。その減らした分で他の運動をするとしても、それが私に合っているかは分かりません。試してダメだったとか試行錯誤する時間は私に残されていないのが実情です。
病気の進行が同病の人よりも遅いから歩けているのか、人一倍歩いているのが功を奏しているかは分かりません。少なくとも私には合っているのでしょう。その散歩だけでなく、運動もお医者さんが引くくらいかなり頑張っています。これはパチスロから学んだことですね。いつでもベストを尽くす精神です。2000ハマっても小役狙い手順を続ける忍耐力というか。
単調な作業を「どうやったら面白くできるか」考え続けるのも得意。自分の体の数値などデータを取るのも当たり前のようにやっています。だからまだ軽症を保てているのかもしれません。ただ、治すためではなく維持するための運動と散歩とデータ取りですが。
前回「意識や人格は変わらないとのこと」と書きましたが、確実に変わりました。私、こんなに頑張れる人ではなかったはず(笑)。フルにやると自分の時間がほぼなくなるメニューですが、とりあえず1日もサボっていないです。
運動と散歩をやっているだけで1日が終わってしまいます。「明日もリハビリをするために今日もリハビリをしているだけではないか」そんな疑問も頭をよぎりますが、ここで「どうせ治らない」と自暴自棄になってサボってしまったとして、答えが見つかった時に「あの時にサボっていなければ」と後悔しても時は戻ってくれません。疑問は一旦置いておいて、ひとまずやらにゃならんのです。
こんなことばかり考えていると哲学的になってしまいます。長年、パチスロなどの余暇しか書いてこなかった人間が、突然哲学的な言葉を発したら戸惑われることでしょう。しかし、私の考えている大半は、必然的に哲学的なものとなってしまいました。
普段から考えていることを気兼ねなく吐き出せたら少し気はラクになるかな。パチスロライターとしてのイメージ通りのことしか発信できないとしたら少ししんどいな。どういう状況かを少し書く気になったのはそんなところです。みなまでは書きませんけど。
QOL(Quality of life=生活の質)の向上を第一に考えていて、ある程度までは書いておいたほうが、残された時間を自分らしく生きられる&生きやすいと思ったのです。この半年、みなさんには温かく見守っていただけて安心したのもありますし。
いや、しかし。こうなって感じたのは「まったく違う世界」にきてしまったということ。パチスロ打ちは健康であって当たり前で、そういうことから目を背けている人種が多いかと思います。私もそうでした。
病気だと診断されてから一番嬉しかったのは、両親のマイナンバーカードの申請を手伝えたことでした。高齢の両親が証明写真機に行くまでの見守りと手順の手助け。親孝行にも入らない子供として当たり前のことです。いずれ、そんな当たり前のこともできなくなってしまうのです。当たり前のことを当たり前のようにできる。その日々は当たり前にあるのではありません。
あと、私は障がい持ちに理解があるほうと思っていました。それでも思います。見える景色がまったく違うと。だからどうしろという話ではありませんが。
それまでSTといえばストックタイムとしか答えられなかった私でしたが、言語聴覚士が第一変換されるようになりましたから。OPT? お尻ペンペンタイムでなくて、OTは作業療法士。PTは理学療法士ですねってな具合です。住む世界が変わったんです。
佐々木真は一旦死んだようなもので、佐々木真の記憶を宿した病んだ肉体で新たな人生を歩んでいるといった感じでしょうか。それがものすごく不幸なこととは思っていません。少なくとも急死と違って、お世話になった方々に「ありがとう」と言う時間は残されています。みなさん、ありがとう。
不思議と「なんで俺が」とかまったく思わないんですよ。泣き叫んだこともありません。健康な人を羨むこともありません。嘆いて病気が治るならいくらでも嘆きますけど。そんな暇があるのなら、どうやったらQOLが向上するかを考えたほうが建設的だと思っています。
10万円負けていても出玉率104%のノーマル機が空いていたら座ります。そこまでの負けを取り返せないなんて考えません。その時点を基準に少しでもプラスになれるようベストを尽くすしかないと思っています。それと同じです。
私の場合は治療方法がない病気でしたが、そういうケースはレアでしょう。普通の病気は早期発見に越したことはありません。私の場合も、早期発見できたから早くからリハビリを頑張れて、QOLを保っているとも言えます。
分かります。病院よりも高設定台となりがちな人種が多いことを(笑)。でも、ちょっとでもおかしいと感じたら病院に行ってください。健康あってこそのパチンコ・パチスロです。一番の高設定は健康です。
そういう意味で、私は負け組です。みなさんは勝ち組になってください。暴飲暴食などの生活習慣病ではなく、孤発性(因果関係が不明もしくはない)のレアケースなので、特にアドバイスもできませんが。
というのが、診断から半年経っての近況でございます。今の目標は“パチ7の9周年オフ”に参加すること。そう言っておけば、期日を遅らせ過ぎずにやってくれるだろう(笑)。それでは引き続き元気だった頃の昔話に戻らせていただきます。もうしばしお付き合いくださいませ。
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- 佐々木真
- 代表作:パチスロ攻略ライターの思考ルーチン
裏モノ全盛期に“ギャンブル”としてパチスロを始めたが、技術介入機時代に最適手順を模索するなど“遊技”としての魅力にはまり、履歴書に大きな穴をあけてしまう。2000年よりパチスロ雑誌などで編集兼ライターの活動を開始。現在は、ほぼすべての機種の発表会や取材に参加。法律・規則などの知識をもとに、根幹システムの推測をライフワークとしている。
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私は死の宣告受けていますが、意外と人間の生命力はまだです、生かしたい、活かしたいって思う人ほど神は簡単に殺してくれません。
ゆっくりと出玉率を考えず、散歩の期待値を考えると良いんではないかと思います。
でも、人生の期待値は崖っぷち程強く、背水の陣なので、魅力的であると想うのです、ギリギリまで戦いましょう。
あと50年位は楽しみに読みたいですっ。
佐々木さんの散歩景色のツイート、楽しく拝見させてもらっています。
としか、どうしてもかける言葉が見当たりませんが
私が言える精一杯の言葉です。