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大学生(若年層)のパチンコパチスロ活動を追え! 大学生とぱちんこ
2023.10.27
全国学生ぱちんこ大会「PS:JAPAN2023」優勝チームインタビュー! 奨学金555万円の使い途と、若者が考えるパチンコパチスロの未来!
あしの 大学生(若年層)のパチンコパチスロ活動を追え! 大学生とぱちんこ
2022年に突如産声をあげた「一般社団法人 全日本学生遊技連盟(以下・学遊連)」。その活動内容にビッときた我らがパチ7は発足以来、かの団体を追い続けていますし、編集長に至っては運営側として活動しているみたいです。で、先日とうとう彼らの活動の中核をなす大イベントである「PS:JAPAN2023」の決勝大会が沖縄にて行われました。
そもそも学遊連ってなんじゃいというのはコチラの記事を。「PS:JAPAN」の具体的な概要などについてはコチラの記事を参考にされてください。
これはざっくり「学生の学生による学生のためのパチンコ・パチスロ大会」なのですが、筆者の知る限りは同様の大会が開催されたのはこれが初。もしあったとしても全国規模のものは間違いなくこれが人類史上初だと思います。
大会自体は夏の間に行われており、地方予選を経て勝ち残った22組の代表チームによる決勝大会というのがついに先日開催されました。
闘いの様子そのものは公式YouTubeチャンネル「全日本学生遊技連盟 a.k.a. PS:JAPAN2023」にて公開予定とのことなのでそっちを楽しみにしていただくことにして、ここでは堂々の優勝を果たした優勝チームである「沖縄に囚われた友達を助けに行く」のみなさまにお時間をいただき敢行した「ウイニングインタビュー」の内容をお届けします。
聞き手は決勝大会当日に実際に沖縄に行って運営にも関わった学遊連ファン代表のでしゃばりおじさんことパチ7編集長(45)。そして書き手はハゲ治療中のおじさん、あしの(44)です。平均年齢20代前半の若者たちの輝きはおじさんにとってニフラムみたいなものなのであんまり長時間食らうと体に毒なんですが、うっかり消滅してしまわないよう気を強くもって頑張ります。
▲インタビュー当日の様子(カラオケBOXにて)
●優勝チーム「沖縄に囚われた友達を助けに行く」(近畿ブロック代表)の仲間たち
・リーダー森川海都さん(24歳)
・堀内健さん(24歳)
・岡本航平さん(22歳)
・中井佑歌さん(24歳)
・木下恵介さん(24歳)
(写真左から。木下さんは当日はお休みです)
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▲表彰式での一幕
優勝チームの方々の所在は大阪。従ってインタビューはオンラインで行いました。なんと「沖縄に囚われた友達を助けに行く」の面々はこの日のために集結しカラオケボックスからご参加くださっており、しかも全員PS:JAPANのユニフォームを着用。家からタバコ吸いながらログインしてる編集長や筆者より、確実にシッカリこの場に臨んでくださっていました。
「うわ、すげえ。みなさんちゃんとユニフォーム着てくれてる……!」
「はい! もう今日ホントに楽しみにしてたんですよ。なのでみんなこうやってユニフォーム着て集まりました!」
「いや~ありがとうございます。ですけど、多分みなさんが想像してるよりだいぶ緩い感じのインタビューだと思いますので、どうぞ肩の力を抜いてお付き合いください(笑)」
「わかりました(笑)」
「まずはみんさんそれぞれ自己紹介して頂いてもいいですか? 名前と、それからパチンコ・パチスロ歴と、好きな機種とかあれば……。たしかリーダーはパチンコパチスロをほとんど打たないんでしたっけ?」
「そうですね。普段はほとんど打たないです。友達に『人生経験だから行ってみよう』って言われた時に一度打って、そこからしばらく空いてから、横にいるチームメイトの岡本くんに誘われてちょこちょこ、みたいな感じです」
「そうかぁ。じゃあ好きな機種とかも『コレ』っていうのは……」
「それはあります。パチンコの『Pフィーバー戦姫絶唱シンフォギア2』ですね」
「へぇ! 2のほうなんだ。あれ確かコロナ自粛期間中に出た不遇な機種だよね。そこで初代じゃなくて、2の名前が出てくるのが面白いなぁ……」
「たしか初代が凄く有名なんですよね? 僕がちゃんと始めた頃はもう初代は置いてなくて、もっぱら2を。でも最終決戦でフィーネが居たのを微妙に覚えてるんで、初代もちょっと打ったことあると思います」
「あー! そっか、ちょうどその世代だもんね……。そしたら次に、入口側の彼にお話をききましょうか」
「堀内と申します。僕はパチンコ打ち始めたのが去年2022年の1月くらいなんで、歴でいえば1年7~8ヶ月くらいです。好きな機種は『Pフィーバー戦姫絶唱シンフォギア3』と、あと『Pとある魔術の禁書目録』です」
「お、3が出てきた。人気あるなぁシンフォギア。好きになったポイントとかはありますか」
「あ、横からすみません。岡本と申します。この二人は主に僕が誘ってパチンコに行ってるんですけども、僕がシンフォギアを勧めすぎたというのがあって、多分それが影響してると思います」
「あ、なるほどね。シンフォギア伝道師みたいな方がいて、そこで仲間内でバズったと。ちょっと聞く順番が前後するけど、岡本さんにお聞きしましょうか。シンフォギアにハマったポイントはどこでしょうか」
「最初のきっかけは『霜降り明星の粗品さん』やったんですよね。ネタがあるじゃないですか。大当たりの……」
※ピアニカでシンフォギアの大当たり時の効果音を再現する粗品さんのネタの事。
「あー! はいはい! あったね。あれでハマったんだ(笑)」
「それでこの面白さを共有したくて勧めてたら、こんな感じに……。あとシンフォギアって、台の外側っていうか、デザインが派手なイメージがあったんですよ。それまで僕がイメージしてたパチンコって、もうちょっと地味なものだったんですけど、ああ、こんなに派手なのもあるんだ、おもしろっ! と思って……」
「金色だもんね。お金掛かってる感じするもん。……そしたらそのまま岡本さんにお聞きしますが、パチンコパチスロ歴ってどれくらいですか?」
「パチンコで1年7ヶ月くらいで、パチスロが10ヶ月くらいです。なので始めたのは全員同じくらいの時期だと思います。好きな機種はやっぱり『シンフォギアシリーズ』ですね。あとは僕はアニメが好きなのでそれ系全般ですね」
「すごいなシンフォギア。パチスロの好きな機種は何だろう」
「スロで言うと『パチスロ革命機ヴァルヴレイヴ』です」
「またSANKYOさん? 案件狙ってる?(笑) ってか大学生でヴヴヴ打てるの! あの機種ってあの、アレじゃないですか?」
「あ、大学生は実はリーダーの森川くんしか居なくて。あとのみんなは社会人なんですよ」
「そう、僕がいま24歳なんですが、色々合って大学が2年伸びてて、一人だけ学生です。ちなみに僕がこの中で一番パチンコパチスロに詳しくないんですけど、岡本くんから『PS:JAPANのルール上、お前しかリーダーは出来ない(リーダーは学生のみ)』って言われて、担ぎ上げられてこうなった感じです」
「神輿になった感じですね。実は事前情報で『リーダーだけが大学生』っていうのはちょっと伺ってたんだよね。だから勝手に『優勝狙うために大学生の周りを専業で固めてるガチガチのチームだろう』って思ってたんですよ。そうじゃないんですね」
「全然ですよ(笑) みんなちゃんと働いてますし、パチンコパチスロ歴も浅いです」
「いや~、あんまガチガチだと記事にしづらいなって思って心配してたんですよ。ちょうどいいチームが優勝してよかったなっていま思いました(笑) では次に、紅一点のかたですね」
「はい、中井と申します。歴は私も初心者です。リーダーの森川さんと一緒で、岡本さんに誘われて初めて打った感じで。だから1年半とかですね。好きな機種は『シンフォギアシリーズ』です」
「もうチーム名『シンフォギアが好きです』とかにした方が良かったんじゃない(笑)」
「(笑) あとはパチンコのほうの『ひぐらし』シリーズも好きです」
「あー、でも好きな機種って聞くとパチンコが先に出るんだなぁ。ちょっと意外。若い人ってさ、パチスロが好きな傾向があると思うんですけど……」
「僕らがパチスロを打ち始めたのは岡本くんがヴヴヴを打ち始めてからなんですよ。やっぱりイメージ的にパチスロのほうが複雑っていうのがあって。例えば目押しもそうですし、ゾーンがあったりとか、ただ打ってたら損をするかもしれない、っていう恐怖感があるので。僕らは知識があるほうでもないですし、ちょっと打ちづらいなというのはありました」
「それはあるね。知識が充分じゃないと、ハイエナされたりとかね。美味しいところを持っていかれて悔しい思いをしちゃったりとかあるだろうからね……。そしたら、他の三人は岡本さんに誘われて打ち始めたんだと思いますけど、岡本さんが打ち始めたきっかけとかって、なんかありますか?」
「そのへんはホントにしょうもなくて、前に森川くんと堀内くんと3人で遊ぶ約束をしてる時に、森川くんが用事で一時間くらい抜ける事になったんですよね。だから手持ち無沙汰になって、ちょっとヒマやから行ったことないけどパチンコにでも行ってみよかと思って、それで行った感じですね。その時はすでに堀内くんは先輩か誰かに教えてもらって、ちょっとだけパチスロの触ったことがあったみたいなんでそっちに行ったんですけど、僕はどっちも一緒やろと思ってパチンコに行きました。なので入ったのは経験者とやったんですけど、遊んだのは一人でです」
「僕はその時大学の授業に出てたんですけども、LINE見たら『パチンコ来たけどお金どこに入れるかが分からん』みたいなメッセージが来てましたね(笑)」
「堀内くんと一緒にパチスロ打てばよかったのに(笑)」
「それも考えたんですけども、結局パチンコのほうがアニメのやつとかが一杯あって、知らん人間からすると面白そうに見えるんですよね。だからその時は『パチンコ打ってみたいなぁ』って」
「なるほどね。それも時代かなぁ。俺らの時は『パチスロ面白そう!』ってのが先にあって、パチンコっていうのはちょっと年配の人が打つものだ、みたいなイメージだったんだよね……。ちなみに初打ちの時の感想って、どんな感じでした?」
「最初は……僕らが行く範囲の大阪のホールのなかでも、だいぶうるさいというか、にぎやかなホールで打ったんです。だから環境音が大きいなっていうのがひとつと、あとホンマになんにも分からなくて、当たってるのに左打ちして店員さんに止められたのを覚えています。だから『うるさいな』と『わからんな』というのが印象でした……」
「(笑) でも良い店ですねそれ。ちゃんと教えてくれるの」
「やっぱり分からなすぎて周りの様子を見まくってましたし、挙動不審やったんやと思います。多分『あ、コイツ初めてやな』っていうのが分かったんじゃないですかね」
▲決勝戦実技テストの模様
「いまの若い人ってさ、パチンコパチスロにどういうイメージを持ってるのかな。みなさんまだ打って日が浅いわけじゃない。打ったことが無い頃って、どういうイメージを持ってたか覚えてますか?」
「どういうイメージか……。というか、イメージ自体が無かったですね。無です」
「無(笑)」
「全くパチンコと無関係の生活をしていたので、ホントに何もなかったです。強いて言えばなんですけど、外から入ってくるパチンコの情報が『カイジ』からだけなので、そういう一攫千金を狙ってる人がいく所なんかなぁ……とか」
「カイジのイメージでよくフラッとパチンコ屋さんに入ろうとおもいましたね(笑) そしたら、堀内さんはどうでした? 元々のイメージというか。先輩から教えてもらったんですよね」
「社会人になったあとで先輩から『仕事終わってから一緒にどうや?』みたいな感じで誘われたのが最初で、打ったのは5スロの『バジリスク絆』でした。で、僕も岡本くんと一緒でパチンコ屋についてのイメージって無だったんですよ。そもそも自分が入ると思ってなかった。ホントに、自分の人生に深く関わってくるとは全く思ってませんでした」
「はぇ~。いまそうなんだなぁ……。僕の時なんかはもう、男子学生といえば麻雀とパチンコはほぼ100%通る道だったんですよ。あとタバコも酒もですけど。合う合わないは抜きにして、一回は触ってみて『あ、これ楽しい』とか『俺には向かないな』とか、そういう話が周りに一杯あったから、いつかは自分もパチンコとかパチスロに行くんだろうなって思ってましたよ」
「あ、それでいうなら、身近な例として僕の母がパチンコにハマってた時期があって、その様子は間近で見てました。何万勝った、とかなら良いんですけど、負けたところをよく見てたので『ああ、お金がなくなる所なんだな』っていうのはちょっと思ってました」
「それ無じゃないよ全然マイナスイメージあるじゃないですか(笑) 森川さんはどうだろう。パチンコとかパチスロのイメージってどうだった?」
「そうですね……。うちは母がパチンコとかパチスロに良いイメージを持ってなくてそういう話もされてたので、僕の中ではマイナスイメージというのがすごい強かったんですね。ほんとにコレは勝手なイメージですけど、閉鎖的で、お客さんの質も悪くて、アングラな……」
「うん。そうだね。分かる」
「でも、実際に入ってみると設備もキレイだし、スタッフさんの接客のレベルも高いし、適正な距離さえ保てば単純に楽しい所だなぁというのはすごく思いました。ほんとスタッフさんの接客レベル高くないですか?」
「同意! ホールスタッフさんのクオリティは高いと思います。ちなみにスタッフさんの接客についてなにかエピソードありますか? ここがすごいなとか」
「あれは確かキコーナさんだったと思うんですが、最初行った時は友達も初心者ばっかりで、右も左も分からない状態で。まずお金の入れ方が分からない、玉の借り方が分からない、あと『玉を抜いてください』の意味が分からなくて」
「はいはいはい! 最初そこが怖いよね! わかります」
「当たってからすぐ下皿が一杯になるじゃないですか。僕最初、どうやって箱に玉を落とすのかが分かんなすぎて、出てきた玉をどんどん手で握っていってましたからね。握ってたらスタッフさん来て、下皿の玉を箱に落としてくれるのかなって思って……」
「可愛いな!(笑)」
「で、実際玉を握って周りをキョロキョロしてたらスタッフさんがすぐ来てくれて、『ここをこうやったら玉が落ちますよ、箱が一杯になったら下におろして新しい箱を持ってきますからね』って、凄い丁寧に教えてくれたんですね。その辺の飲食店より全然丁寧やなって思いました。イヤな印象はなかったですね」
「森川さんは、悪かったイメージが実際に打ってみたら良くなったと?」
「そうですね。それはあります」
「では中井さんはどうでしょう? ホールの印象について」
「私は『怖い』って思ってましたね。決して良いイメージではありませんでした。どういう人がいくんやろなぁって。でも私が初めて行った時はちょうどここにいるみんなと一緒やったんですよ。『玉はこうやって借りるんだ』とか『この演出がこうなったらいいんだぞ』とか周りが全部教えてくれてたんですね。私は全然ポカーンとしてるんですけど、彼らが『アツい!』って盛り上がってるのを見て『あ、楽しいな』って思いました(笑)」
「(笑) あー、パチンコというより、誰かと打つのが楽しいとかそっちの方なんだなぁ。その時って勝ったんですか?」
「なんかアツいのは来たらしいんですけど当たらなくて、その時は負けてしまって。で帰ったあとに『ああ、こうやってお金って無くなっていくんやなぁ』って思いました(笑)」
「(笑)」
「でも、社会人になって働くようになったら、職場でも意外とパチンコの話って出てくるんですよね。どういうのを打つの? とか最近勝ってる? とか。それでひとつのコミュニケーションツールとして活用できてるので、悪いイメージというのは今はないです」
「そうだねぇ。コミュニケーションツールっていうのはホントにありますよね。そしたら今『仕事』って単語がちょうど出てきたんですけども、みなさんはリーダーが学生であとのみなさんは社会人じゃないですか。学業とか仕事とかとパチンコの折り合いってどういう風につけてますか? 若い子ってどうしてもこう、ハマっちゃう傾向もあるし、そもそもあんまりお金がないし、と思うんですよね。みなさんその辺はどうですか?」
「それでいうと、堀内くんの話を聞いたほうがいいかもしれないですね。彼はお金があると全部パチンコに使うタイプです」
「そうですね。出玉が出ても、全部使うタイプですね。設定とかも全然気にしませんし」
「俗に言う、エンジョイ勢みたいな……」
「というよりも、いわゆる養分?」
「僕はいま言葉を選んでエンジョイ勢って表現したんですけども(笑) 他の方はどうだろう。岡本さんとかは逆にガチ勢っぽいですよね」
「僕はそうですね。中井さんと行く時はわりと楽しむための稼働をするんですけど、森川くんとかと行く時は完全に特日狙いで期待値稼働みたいな事をしてます」
「座る台とかも指示してもらってます。それで結構勝たせてもらってますし、大会の時も色々指示してくれてました」
「え、ちょっとまって。森川さんと中井さんは、伝道師岡本さんと一緒に行って勝ってるんだよね。そこに堀内さんは入らないの?」
「彼は信用問題が……(笑)」
「堀内くんは一緒に行ってノリ打ちしてる時とか、出玉を勝手にタバコと交換して吸ったりするタイプなんですよ。あとカードに余ったちょっとした金額をちょろまかしたり(笑)」
「え、そんなんあったっけ……?」
「あったよ(笑)」
「一回、50円玉を靴下に隠して逃走したよな(笑)」
「おい、堀内。どうしたんだよ一体(笑)」
「だから、この三人はくっついて並んでますけど、堀内くんと僕の間はちょっとだけ壁がありますからね」
「でも、友達なんだよね」
「そうです(笑)」
「では本題の『PS:JAPAN』関連について聞いていきましょうか。どうでしたか沖縄。ホテルすごかったでしょ?」
「すごかったです。リゾートホテルみたいなところを用意して頂いて……。僕ら向こうで『きれいな所やな』って散歩しながら沖縄を満喫してたんですけど、岡本くんだけ部屋でパチンコの実戦動画見てましたね」
「うん、いそまるさんが万枚出してる動画があったんで、これは神回やな……と」
「リゾートホテルの無駄遣い……! あれちなみに僕らはビジネスホテルでしたからね。選手の方々のみ高級リゾートです」
「え、そうだったんですか? 一緒にみんな泊まってはると思ってました……」
「ね、僕もそう思ってましたよ(笑) そしたら最初にチーム結成の経緯を聞こうかな。みなさんは最初っからお友達だったんですか」
「ええと、僕と森川くん堀内くんは地元の友達で、中井さんは……僕の彼女なんですよ」
「あ、やっぱそうなんだ! メンバーの方はもうひとりいるんですよね。木下さん」
「木下くんも僕の小学校からの友達ですね。なので大会のために結成した、ってよりも元から仲がいい友達同士です。彼が沖縄転勤で寂しい思いをしているだろう、ということでこのチーム名になっています(チーム名:沖縄に囚われた友達を助けに行く)」
「なるほどね。他のチームを見てるとやっぱり『大会のために大学内でチームを組んだ』って所が多かったんで、みなさんのチーム結構レアケースだと思います。……そしたら、どうしてこの『PS:JAPAN』っていう大会に出ようと思ったんだろう。なんかきっかけとかあります?」
「きっかけは、僕がYouTubeみてたら、レジスタンスさんの動画で大会の告知があって。それで最初はあんまり深く考えてなかったし、出る気もなかったんですけど、良く考えたら夏に木下くんに会いに沖縄行く予定があるなあって。それでもう少し調べてみたら日直島田さんとか、あとはTikTokerの方がちょいちょいこの大会に触れてて。そんだけ色々な人が取り上げてるなら、安全やろうしちょっと応募してみようかなぁと」
「ああ分かる。初めての大会だから正体が分からないもんね。パチンコ関連だしちょっと胡散臭く感じるかもしれない」
「そうなんですよ。おっしゃるとおり今回は初開催だったので、エントリー段階で分かる情報が薄かったんですよね。あとからだんだん出てきた情報もあるんですけども、最初は『これ一体どういうことをするんやろ』って不安な部分もありました。そういうのが払拭できたのが募集〆切の前々日くらいで、結構ギリギリに森川くんに連絡して『こういうのあるけど、出ない?』って」
「学生が僕しかいないんで、夜中にいきなりLINEで『登録してくれ』ってきて。わけが分からんかったんで『これ何?』って聞いたら『パチンコ打つだけでタダで沖縄行けるんやで!』って言われましたね。あ、これ詐欺やなって思いました(笑)」
「(爆笑)そりゃそうだ。新手の詐欺かも?って考えちゃうよね」
「はい。だから僕は最初ちょっと渋ってたんですよ」
「私もです(笑)」
「僕は全然。行く気まんまんでした」
「あと木下くんも良くわかってなかったんで、5人中3人が良く分からんまま参加してます」
「とりあえず期限がもう来るから考える前に申し込みだけしときたかったんですよ。『ただで沖縄行きたいよなァ?』『じゃ書いて』って(笑)」
「強引(笑)」
「でも結局僕らもそうなんですけどもうひとり沖縄にいる木下くんも、決勝大会はめちゃめちゃ楽しんでくれてたんですよ。結果的にはあの時に申し込んでたのはホントに良かったと思います」
「木下さんは、まだ沖縄に……?」
「はい、囚われてますね(笑)」
「囚われるってのは、つまりお仕事ですかね?」
「そうですね。なんか仕事の関係で、3年に1回くらいいろんな所に飛ばされるみたいなんですよね。で、今は沖縄に囚われてる最中です」
「なるほど。それで、木下さんは友達が向こうにまだ居なくて、寂しい状況だかろうから会いに行こうとしてたんですね。そこにちょうど『PS:JAPAN』がビタッとハマったと。そしたら、岡本さんが周りを口説いたみたいだけど、最初のモチベーションというか、目的みたいなのってどんな感じでした? やっぱりタダで木下くんに会いに行くって感じ?」
「正直、決勝まで残れるとは本気では思ってなくて、実は目的として大きかったのが『堀内くんにただただ2時間好きなパチンコをタダで打たせる』っていうものでした」
「(笑)」
「ところが蓋を開けてみたら堀内くんは日程が合わなくて予選に参加できんし、何か決勝に残るし、想定とはだいぶ違う形になりましたね。『あれ?』みたいな」
「あ~。やっぱそういう肩の力が抜けた感じだったのがよかったのかなぁ。奨学金を狙うぞ! みたいなのは無かったんだ?」
「いやーそこは全然なかったですね」
「ワンチャン沖縄いけたらいいなぁ……ってのはありましたけど、そこまで本気で考えてはいなかったです」
「あとは、さっきもお伝えしましたけど、ただただコイツにパチンコを2時間打たせるっていう目的で……(笑)」
「うん、すばらしい(?) でもそれで実際に決勝進出が決まったわけですけど、そこでの戦略・戦術とかって何かありました?」
「いやぁそれが全然ないんです。強いて言うならパチスロは純増が高い台で勝負しようって思ってました。だからヴヴヴを打つつもりだったんですけど、まさかの決勝大会の店舗にそれがないっていう」
「(笑)いや~そうなのよ。それは僕も危惧してた所ではあるのよね。沖縄で決勝大会ってすごく素敵じゃない? でもそれがあるんだよね……」
「あれはなんでなんですかね?」
「沖縄はほんとに独特で、トリクラ(トリプルクラウン)とハナハナの設置がメインなのよ。その代わりにジャグラーとかスマスロが少なかったでしょ? これは店がっていうよりも地域性に起因する話なんだけどね……。まあとにかく高純増を打つぞ! っていう目論見もハズたわけだけど、それでも実際に優勝してるじゃん? 勝利の秘訣ってなんかありますか」
「あ、これはホントにそう思うんですけど、沖縄を楽しんだ事だと思います」
「(笑)」
「ホテルもいいところでしたし、久々に木下くんにも会ったし、普段と違う環境でみんなで目一杯楽しんでましたからね。だから『勝つために作戦を練っとこう』とか『奨学金のために勉強しよう!』とかそういうのを全然やらなくて、ただただ旅行を楽しんでました。なので勝利の秘訣は『バカンス』と『無欲』ですね」
「『バカンス』と『無欲』(笑) これも結構意外だなぁ。僕が知ってる他の代表チームは、めちゃくちゃ戦略とか練ってたのよ。勝つために効率を求めた動きとか知識テストの予習も含めて、ガッツリやってたのね。でも終わってみたら『バカンス』と『無欲』が勝つわけだから、面白いもんだなぁと。でもそれこそパチンコパチスロでもありますよね」
「あーでも、練習はちょっとしましたよ。僕は大会前日に『ちょっとヴァルヴレイヴおさらいしてくるわ!』って言って一人で打ちに行きました」
「打ってる所の写真と一緒に『準備完了や』ってメッセージ来ましたからね」
「ただ打ちたいだけでしょそれ(笑)」
▲受験を思い出す知識テスト。歴史や法律、依存問題に関する出題も!
「そしたら『PS:JAPAN』そのものを振り返っていきますが、そういえば中井さんも実技テストには出場したの?」
「しました! 私は予選で『Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン』を打って、18,000発出しました」
「うっそ、18,000発? デカいねぇ!」
「がんばりました(笑)」
「結局のところは、運ですよ。運(笑)」
「ちょっとやめてよ……PS:JAPANは運ゲーですってなるのヤなんだから……(笑) そしたら、チーム内でMVPを決めるとしたら、中井さんになるのかな?」
「いや、岡本くんは予選も決戦も実技テストに出てるんですけど、打ったやつ全部プラスで終わってるんですよ。予選がヴヴヴでプラス3,500枚、決勝が初日プラス500枚の二日目プラス1300枚かな? さらに筆記テストもチーム内で一番点数を取ってるんで、MVPは完全に彼ですね」
「すげえなあ。誘った人間の面目躍如ですね!」
「運ですよ……」
「(笑)ついでに聞きますけど、どこかライバルチームはいましたか?」
「いました! 同じ大阪代表の『タコがみTV』っていうチームです。予選から喋ってて面識もあったんですけど、予選のときは惨敗したんですね。そもそも予選の時に僕らが『あそこ座ろう』って狙ってた台をタコがみTVのチームの選手に先に取られてしまって……それで7,000枚くらい出てたっていうのがめちゃめちゃ悔しくて。だから決勝は『タコがみTVには勝ちたいね』って喋ってたんですよ」
「ああ、そういう交流もやっぱあるんだなぁ……。他に印象に残ってるチームとかある?」
「あります。『パチ同』っていう鹿児島のチームなんですけど、決勝の初日が終わったあと沖縄でご飯食べてたらたまたま隣の席に彼らがいて。そこで喋って仲良くなったんですけども、その後プールいったらそこでもはち合わせて一緒に遊んで。最終的には連絡先を交換してグループ作って、今でもその日の稼働を報告したりしてます」
「あら! 素敵!」
「僕らは大会が終わったあともちょっとだけ沖縄に居残りしたんですけど、最後パチ同のひとたちが帰る時には涙がでてきて(笑) 実は僕と岡本くんは今度鹿児島に遊びにいって会おうと計画してます」
「マジ? いや最高じゃないこのエピソード。めちゃくちゃ嬉しいわコレは……あー、運営お手伝いした甲斐があるってもんですよ……! やっぱそうだよね。パチンコが好きな若者ってドンドン減ってきてるじゃない。そんな中で同じ趣味の人たちが沖縄に集結するわけだから、仲良くなるよね……。あと優勝したあとのさ。コメントあったじゃない? あれも凄い良い事いってくれたよね。奨学金とったどー! とかじゃなくて、運営や協賛社への感謝と、あと仲間とここにこれたことが嬉しい、みたいなさ。あれ仕込みじゃねぇかと疑われたからね?」
「(笑) あれは実はちゃんと事前に考えてたんですよ。優勝は無理だろうけど、入賞くらいはするかもしれんなと思ってて、ある程度の流れは用意してました。スタッフさんやスポンサーさんへの感謝と、それから仲間への感謝をちゃんと述べようって。ただ細かい内容は決めてなくてその場で感じたことを喋ってるので、もし僕のコメントが良かったということは、それだけ『PS:JAPAN』の運営がよかったという事だと思います」
「100点(笑) ほんと今の子はコメント慣れしてるよなぁ。物怖じしないというかさ。育ってきた環境とかがおじさんたちとまるで違うから、凄いよあなぁと思います……。それではちょっと聞くのが怖い気もするけど、実際に優勝して奨学金が出るわけじゃないですか。一人111万円合計555万円の返済不要の奨学金が。その使い道って聞いてもいいですか?」
「じゃあ私から。奨学金はみんなでキレイに111万円ずつ割って均等に配分したんですけど、私は自分へのご褒美に5万円くらいのバッグを買って、あとは学生時代の奨学金の返済に充てました」
「すげえ! こちらの理想どおりの使い道してくれてる!」
「僕は自動車免許の取得を考えています。あとは、アルバイト時代の先輩に当時すごい色々ごちそうしてもらったりしてたので、その恩返しをしたいなと」
「うっわ、すっげえなぁ……。使い方がちゃんとしてるもん……。それでも、まだ余るよね?」
「あとは自分へのご褒美で、『スマスロバイオハザードヴェンデッタ』の実機買いました(笑)」
「マジで? 今度、それ打ちに行く」
「うん、ええよ」
「そうそう。そういうのが聞きたかった(笑)」
「僕はまずは家族にプレゼントと、自分のちょっとした買い物と、あと奨学金の返済もあるんです。で、ちょっと考えてるのが、もしこれで僕らの名前がちょっとでも売れたら、YouTuberデビューのための機材を買おうかなと思ってて。いま自分にちょっと付加価値がついてるので、もし後々そういうことをやるんやったら今がいいなと」
「おお! めちゃシッカリしてる! 良いと思いますよYouTuber。今だったら色々コラボとかもしやすいでしょうし、アリだと思います。……そしたら、聞くのが怖いけど次、堀内さんお願いします(笑)」
「ちょっと、まあ、これと言って何に使うとかは……ん~……これはさすがにNGかなぁ……」
「大丈夫じゃない? 言ったれ言ったれ!」
「正直に言っていいと思うよ?」
「え、なに。こわい」
「いえいえ(笑) 実は僕、沖縄にいくまで家がなくていわゆるネカフェ難民やってて……。それで今回の奨学金で、部屋を借りる初期費用を払いました」
「え、マジで!? なんだそれ? PS:JAPANに救われてるじゃない!! すごいねちょっと鳥肌立ったよ。……てか書けるかどうか分からないんだけど、棲家を失うに至った経緯とかに、パチンコは関係あるの?」
「いや、そこは関係ないですね。以前、マ◯チ商◯に引っかかってしまったのが原因で……」
「なぁキミ、大丈夫かホントに(笑) まあでも、それを考えるとホントに今回の奨学金はいい転機だよね。これを是非有意義に使っていただいて、人生を立て直して頂けるとさ、関わった人たちもホントに嬉しいと思いますよ。僕はもう堀内さんを全力で応援したいと思います」
「ありがとうございます……!」
「あと今回ちょっと気になったのがさ、111万円ってかなり大金じゃない? 親御さんにはそういうのを貰ったっていうのは報告したのかなと思って」
「僕はもう報告してますね。というか先に言ったら絶対ヘンやと思われるから黙っとこうと思ってたんですけど、岡本くんと電話してパチンコ大会の日程の確認してる時に親にバレてしまったんですね。『いまパチンコ大会って聞こえたけどどういう事』みたいな。そこで『いや実はタダで沖縄に行けることになって、勝ったら奨学金も出て』っていう説明をしたら『勝ってきて10万くれるなら行っていいよ』って、許可貰いました(笑)」
「いいお母さんだね(笑) 怪しまれたりはしなかった?」
「だいぶ怪しんでましたよ。詐欺じゃない? 大丈夫? って。ちゃんと説明しました(笑)」
「私はまだ言ってないです。親が心配性なので『沖縄でパチンコを打って111万円の奨学金を貰った』って言ったら絶対怪しまれるんで、ちゃんと大会の動画とかが上がってから報告しようと思っています。そこで私がパチンコを打ってる事もカミングアウトすることになりますね」
「僕も言ってないですね。もしかしたらこのまま言わないかもしれないです。社会人になってから実家も出てるので……」
「俺もその立場だったら100%言わないだろうなぁ……。そしたら、次なんだけど、来年も出られるとしたら出たいと思いますか? ちょっと参加資格がどうなるか分からないんだけど」
「出たいですね。でもうちは年齢がギリギリなんで、8月に開催して貰えれば5人中3人は出れるかもしれない、くらいですね」
「ディフェンディングチャンピオン枠とか無理ですかね?(笑)」
「ね。そういうのがあったら絶対盛り上がると思うんだけど、そのへんが決まるのもこれからだろうね」
「僕はもう選手じゃなくてもいいと思いました。セキュリティの方とか沢山いらっしゃったじゃないですか。そこに紛れてでもいいので参加したいですね。それくらいめちゃくちゃ楽しかったです」
「うん。勝ったからとかじゃなくて、単純に楽しかったですね。今回一番印象に残ってるのが、参加してる選手たちの印象がすごく良かった事なんですよ。ホンマにこの人たちがホールにおるんかと思って(笑)」
「すごくよく分かる。僕の事前の予想でも、もっとゴリゴリの、言葉は悪いけど、ザ・専業みたいな人が一杯来るんだろうなと思ってたんだけど、ほぼ居なかったよね」
「みんないい人たちでしたね。出会いが良すぎた……」
▲準優勝「苺護衛隊」
▲第3位「SUROKASU OF THE ATAOKA MENBERS」
▲これからのパチンコ業界を一緒に!
「そろそろ予定の時間なので、最後になんだけど……。今はパチンコ業界は『若い人がホールに来てくれない』っていうのが大きな課題になってて。業界をあげて何とかしようとしてるんだけど、なかなか上手く行かない状況になってるんですね。このPS:JAPANっていう大会も、それをなんとかしたいという狙いもあって開催されてます。それで実際にそこで優勝したチームの皆さんに聞きたいんですが、ホールに若い人を呼ぶには、もっとここをこうした方がいいんじゃない? みたいなアイデアって何かありますか?」
「僕は全然パチンコ業界のことを知りませんし素人の考えで恐縮なんですが、僕が打ち手の意見として思うのが、パチンコ屋さんってやっぱりまだ強面(こわもて)のかたが居たりとか、台を激しく叩くお年寄りがいたりとか、慣れてない人はそういうのにちょっと萎縮する部分があるんです。なので、大きいホールとかに『学生』とか『初心者』の専用ブースがあるといいんじゃないかなと思いました。置いてる台もそんな刺激が強いわけじゃなくて、初心者でも打ちやすい、分かりやすい台で固めて……」
「なるほどね。昔のお店はね、レディースコーナーとかがあったんだけど、その若者版があってもいいんじゃないかっていう話だね。うんうん」
「僕はパチンコ屋さんに入るところがまず壁やと思ってて。そこを何とかするのに、パチンコをやったことがないYouTuberに『チャンスの時間』みたいなことをしてもらうのがいいのかなぁと思いました。今って企画を見るっていうよりも『人を観る』みたいな人が多いので、その演者さんとかタレントさんについてる人って、その人が出てるならネタがパチンコでも観ると思うんですよね。もちろん『パチンコやったらええわ』って見ない人も居ると思うんですけども、多少なりとも引っ張ってこれるのかなと」
※『チャンスの時間』ABEMA TVで放映中の千鳥の番組のこと。2023年4月、番組内のコーナーでオフの日に藤田ニコルさんがパチンコを打つ姿を密着し業界に激震が走った。
「あとはやっぱり、音量ですかね。あの音で萎縮しちゃう人もいると思うので、そこも例えばイヤフォンが使えるようにしたりとか……。もちろんこれは既に業界内でも散々挙がってる事だとは思うんですけどもね。でも音とか見た目で萎縮する人は居ると思うので、そこで入店のハードルが一個上がってしまっている気はします」
「その辺もホントにそうだよね。ハードルを下げるっていうのはホントに重要。昔に比べるとかなり下がってはいそうなんだけども、もっと下げないとなぁ……。あと、ホントにこれは最後の質問になっちゃうけど、今はPS:JAPANっていう目標があって打ってた部分もあると思うんだけど、今後もパチンコ・パチスロは打っていきたいと思いますか? これは岡本さん堀内さんは絶対に続けると思うので、他のお二人に(笑)」
「はい(笑) 僕は今は岡本くんに誘われて打ってるんですが、だんだんとパチンコは一人で時間を潰すのにすごくいい遊びだなと思ってきています。なので今後も趣味程度には続けていこうかなと」
「さっきもちょっと言ったんですが、パチンコはコミュニケーションツールとして優れてるなと思っていて。実はここだけじゃなくて、地元に帰った時に友達とホールに行くことなんかもあるんですね。なのでそういう、同じ趣味の人と遊んだり話たりするためのツールとして、続けていこうと思っています」
「はい、ありがとうございます。とても面白いお話を聞かせていただきました!」
「こちらこそ、ありがとうございました!」
……以上が、約2時間に渡るインタビューの内容でした。
編集長がのちに語った「お話のなかで印象深かったトピック」は鹿児島のチームの方々と仲良くなってプライベートで会いに行く段取りを付けているという話。これは運営側としてかなり嬉しかったようで、その話を聞いてる間、編集長が見たことない笑顔になってました。
中井さんのお話にもありましたが、結局パチンコというのは孤独な遊びのようでいて仲間内にせよ職場にせよコミュニケーションツールという側面がめちゃくちゃあり、面白いものについてみんなで語るとか、あるいは一緒に遊ぶ、という体験を通じてパチンコの事がもっともっと好きになっていくというのは絶対にあるはず。
筆者だって周りにパチンコを打ってる人が誰一人居なかったら25年も打ち続けてないですし、そういう意味ではPS:JAPANを通じて遠く離れた地の「同世代の仲間」同士が繋がりを持てた、というのは、かなり意義のあることなんじゃないかなと思います。
一方、筆者あしのがグッときたのは堀内さんの「奨学金で棲家をゲットした」という話。
これはもう筆者が勝手に思ってるだけかもしれませんが、なにかにつけてボコボコにバッシングされがちなパチンコには、実は「社会のセーフティネット」の役割というのもあって、社会貢献活動というのをかなり積極的にやってます。PS:JAPANの活動目的は別にそれじゃないんですけども、結果的に広い目で見たらパチンコ業界が一人の若者の生活を縁の下からグッと持ち上げたということであって、なんだか胸がスッとする話でありました。
PS:JAPANは今回が初回開催ということもあり「果たしてどんな感じになるんだろう」と想像がつかない部分もあったんですけども、優勝チームの方々の笑顔をみる限り予想以上の大成功だったようで、全然関係ない筆者も凄く嬉しくなった次第。
改めて、チーム「沖縄に囚われた仲間を助けに行く」のみなさま、優勝おめでとうございます。
本文中にもありますが、決勝戦当日の模様は学遊連公式You Tubeチャンネルにて公開予定との事。来年も開催予定だそうなので、今年様子見だった若者のみなさま、あるいはリベンジを狙う二度目の方々も、続報をお待ち下さい。
はい! 最後までお読みくださりありがとうございました。また来年!
ここで速報です。なんと優勝チーム「沖縄に囚われた友達を助けに行く」が、みんパチ2023に参戦することが決まりました!
みんパチ2023は、パチンコメーカーの組合である「日工組(にっこうそ:日本遊技機工業組合)が主催するパチンコファン向けのリアルイベント。過去にも実施されていて、今回2023年はベルサール高田馬場で実施されます。
こちらのイベントの「みんパチクイズ王決定戦!」コーナーに参戦し、名だたるライター・タレント・芸人さんとクイズ対決しちゃうんです! 11月3日(祝)19時~生配信とのことなので、若者の激闘をぜひ見守ってください!
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- あしの
- 代表作:インタビュー・ウィズ・スロッター(稀にパチンカー)
あしのマスクの中の人。インタビューウィズスロッター連載中。元『セブンラッシュ』『ニコナナ』『ギャンブルジャーナル』ライター。今は『ナナテイ』『ななプレス』でも書いてます。
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