ぱちんこと海外&外国人シリーズ：外国人さんをパチンコホールにインバウンドするパチンコパチスロツアーをやっています。

長北真 Pachinko the WORLD！海外と外国人とジャパニーズパチンコ事情

▲この赤いTシャツで教えているおっさんが、筆者である長北（ながきた）でございます。

はじめまして！Global Pachinko株式会社の代表をやらせていただいております、長北（ながきた）といいます。パチンコパチスロを外国人に教えてます。簡単に自己紹介と会社紹介を続けると、2022年にマレーシアから帰国しまして（3年ほどいました）『外国人をパチンコ店に入店して遊ばせる』に関わることをだいたいなんでもやっています。

具体的にいくつか挙げると、

1．外国人向けパチンコツアーの運営
2．訪日外国人の行動パターン分析とパチンコに関する意識調査
3．外国人向けのパチンココミュニティの運営
4．パチンコ店向けの英語での店内ルール、パンフレット等の作成
5．パチンコ関連文書を翻訳するための対訳表の作成　等々

いろいろやっています。あ、わかりやすくパチンコとは書いてますが、実際にはパチスロもやりますというかパチスロの方が頻度は高いです。

なんでそんな面倒な事を？と聞かれることも多いんですが、まぁ経済学的な話をしても仕方ないですし、端折りつつざっくりまとめると、『観光資源としてパチンコを再活性させたい』という想いのもとにやっています。要は日本に遊びに来た外国人がパチンコ店にガンガン入ってきて、ガンガンお金を落としてくれるようになれば業界も潤うし、外貨めっちゃ稼ぐようになれば『パチンコは社会経済に大きく貢献している！』っていうことで、業界全体の立場は良くなるんじゃね？という感じです。

と、カッコよく書いてはみましたが、実際にはこの2023年6月に法人化したばかりの駆け出し法人「Global Pachinko㈱」、まだなんにも大きな事は言えません。ごくごくほそぼそと活動をしている状態です。この連載では、そんな外国人向けに活動する中での名場面珍場面や、海外や外国人のパチンコパチスロ事情などをお伝えしていきたいと思います。

★そもそも外国人さんってパチンコパチスロに興味があるの？

Are you going to be at @AnimeNorthTexas this weekend??
We at @pachinkofest are! Come see us and get the chance to play the unique game that is Japanese pinball! We’ll have 6 of our machines there for you to try!
Hope to see ya there!#pachinko #pachinkofest #animenorthtexas #ant pic.twitter.com/ZW3L8VgVJa
— Pachinko Festival ? San Japan (Sept 1-3) (@PachinkoFest) September 27, 2023

▲アメリカのパチンコ好きさん主催のパチンコパチスロイベント

実は今、海外からのパチンコに対する興味や認知はすごく高まっています。以前からYouTube動画等で紹介しているチャンネルがバズってたりはあるんですが、特にアメリカではベストセラーとなった小説『Pachinko』(Apple TVでドラマにもなりました)のお陰で『Pachinkoとはなんぞや？』という事から、急激に注目が集まっています。

そのほか、アメリカではパチンコ好き同士のコミュニティだけで数千人のコミュニティがありますし、定期的にパチンコ関連のイベントが開催される等、どんどん認知が高まっています。序章的にざっくり外国人とパチンコパチスロに触れたところで、今回の本題にいきましょう！

100人弱の外国人をパチンコホールに連れ込んだツアーの話

前置きはこのあたりにしておいて、本題。わたくし日本に帰国してからおよそ一年半ほどで、100名弱の外国人をパチンコ店に入店させております。

そんなわけで諸々見聞も深まってきたことですし、『外国人をパチンコ店に連れ込んだとき、彼らは何を思うのか、何をやらかすのか？』という内容で少しばかりお話しさせていただこうと思いますです。とりあえずは一般的というか、『パチンコツアーでパチンコ店に入店した外国人、大体みんなこう』という感じでお話しようかと。

1.外国人とホール入店

▲さぁ外国人のみなさん、入店しますよ！

まずは入店。パチンコ店を実家とし、元カノの顔は忘れてもハンドルの形は忘れた事のない。そんなパチ7読者の皆様はもはや覚えていないでしょうが、実はこれが一番のハードル。

外国人だろうが日本人だろうが、みなさまガチガチの初心者。『入店までのハードルが最も高い』これは同じです。

ワルいセンパイ（この場合は僕です。ワルくはないですけど。）が手を引いてあげないと、パチンコ店などという密閉空間、入店するのも恐ろしい空間です。まして案内文が全部読めないとなると、『ホントに入って大丈夫？？』となるのも当然です。ツアー参加の外国人さんも大体みんなちょっとワクワクはしつつも、恐る恐る入店していきます。

2.外国人とファーストインプレッション

最初に言われるのが、『うるさっ！！』です。まぁこれもお友達なんかをパチンコ店に連れ込んだことがある方ならわかると思うんですが、店内では物凄い騒音が流れています。大体このタイミングでハイこれ！とばかりに耳栓を渡してあげます。

これも日本人とほぼほぼ変わらないリアクションだと思います。

3.外国人と台選び

これもまたあるあるな話で。機種数、めっちゃ多いじゃないですか。『初心者はとりあえずコレ打っとけ！』とか書いてるわけでなし、ｱﾜ…ｱﾜ…という感じでどこ座ろうか悩まれますね。

まぁツアーですし、大体は1パチ5スロあたりのシマへ移動いただき、とりあえずは甘デジなんかを打ってもらうって、ここまで書いて思ったんですが、これ外国人あんま関係ないですね。とはいえこれもまたリアル、当然ながら、彼らもまた人間というわけです。

4.外国人と実戦開始、前

▲外国人さんはパチンコより、パチスロが好き？

問題は着席したその後なんですよね。なんせパチンコだろうとパチスロだろうと、遊び方なんてものは書いてないわけです。

とりあえずパチンコの例を挙げると、ここからのステップとして、みなさま呼吸をするように実行する

①：入金
②：球貸しボタンを押す
③：球が出てくる
④：ハンドルを捻る
⑤：ヘソを狙う
⑥：液晶図柄が回る

というステップが発生するわけなんですけど、まぁー全ステップ、やらかしが発生します（笑）

例えば、

①：入金→クレジットカードをねじ込もうとする
②：球貸しボタン→どれが球貸しボタンかわからない or 返却ボタンを押してしまう
③：玉が出てくる→ノズルが上皿からはみ出してて、玉を飛び散らかす
④：ハンドルを捻る→ハンドルを捻ってるのに球が出ないよ！！
⑤：ヘソを狙う→ヘソ？？ヘソってなんだよ！！どれだよ！！
⑥：液晶図柄が回る

といった具合です。

④については特に多くて、毎度、ハンドルの金属部分に触らないと静電気が通電しなくて球が出ない、っていうワンフレーズを挟んであげる必要があります。

⑤も毎度トラブります。『ヘソ』をそのまんま英訳すると『Belly Button』となるんですけど、これはスラングというやつで、初心者の方に伝わる言葉ではないです。『Center Pocket』等と訳してあげた上で、指さしで教えてあげる必要があります。

と、店内ルールを説明した上、この辺まででなんのかんの10分少々で進めていくのがまぁ、いつもの流れです。大体この辺からはアドリブで、『お客様』のリアクションを見ながら、なんのかんのと説明していく感じです。そこからは結構にバラついていくんですが、大体、なんだかんだ1時間程度で流れをつかんだ後、パチスロの方に移動しちゃいます。パチスロの方が外国人さんにはウケるんですよね。

パチスロについても流れは概ね一緒で、

①入金
②球貸しボタンを押す
③メダルが出てくる
④レバーを叩く
⑤リールが回る
⑥停止ボタンを押す
⑦ボーナスが当たる

が、

①入金
②球貸しボタンを押す
③メダルが出てくる→メダルをぶちまける
④レバーを叩く→レバーを殴る
⑤リールが回る
⑥停止ボタンを押す→逆押しする
⑦ボーナスが当たる→警告音が鳴る

という感じになります。

④は他所で『パチスロの打ち方』の説明を見たよ！っていう人にありがちなんですが、そこでは『Insert medals（メダルを入れる）』の後のステップとして『Defeat the lever（レバーを打倒する）』って書いてあるそうなんですね……。もうちょっとこう、言い方ってもんがあると思う（笑）

⑥はまぁ、『逆押しできるけど順押ししないといけない』って、言われないとわかんないですよね。こと最近の台は『ププーーッ！！ダメです！！！』という感じの大音量で警告せずに、『わたくしども、順押しを推奨しております…』みたいな、ふんわりとした言い方だったりすることもあって、気づかずにずーーっと逆押し・中押ししちゃってる人とかもいます。

この辺の初期トラブルを防いだ後は、機種別の説明っていうところに入っていくんですが、これがまた結構に難儀します。機種ごとにゲームフローは様々ですし……。

と、ここまで書いて『これ業務内容の説明じゃね？』と思いつつあります。まぁ何やってるか語る前にトラブルエピソードするのもアレですし、このあたりはご容赦いただけたらなと。

というわけで今回は以上です。次回以降は『外国人にウケた機種、ウケなかった機種』、『海外のギャンブル事情/パチンコって結構特殊なんです』、『海外でのパチンコ事情』といった感じでお話ししていこうと思います。

★パチンコツアー参加者募集！

▲もちろん英語でパチンコパチスロの楽しみ方をお教えしますよ！

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