番外編：「負けている人」に学ぶ③

鈴虫君ほぼ週刊勝利人

鈴虫「大反響だったクズ4人組のパチスロ人生も、今回がいよいよ最終回です。最後もこれまで同様、クズっぷりを発揮してください。Bさんなんか、まだまだあるんじゃないですか？」

B「僕は3千円でレア役が落ちなかったら不安になるタイプなんですよ」

鈴虫「まぁ、わからなくもないですけど…」

B「昔はよく朝イチから打ちに行っていたんですが、それも友達と朝から並んだりするのも楽しかったころで、今は昼ぐらいにフラッと行って、夕方ぐらいにはもうダメになってます」

鈴虫「朝から行ける環境の日に、昼から行くほうがよほど不安になりますよ。朝イチのほうが設定変更とか見抜けるメリットがあるんですから」

B「昼から行ったほうが少しでも天井に近い台が空いてるじゃないですか…」

鈴虫「うわぁ、ネガティブだなぁ」

D「自覚はあるんですよ。中途半端な時間に行ったら不利になるのはわかってるから、勝てたらいいなぐらいにしか思ってないんです」

C「わかっててやってんだから！」

鈴虫「急に怒り始めましたね。でも、その考えはわからなくないなぁ。僕も競馬やボートは負けてるし、そんな感覚ですもん。限られた休日に打ちに行く人ってみんなそうなんでしょうね」

D「勉強したり台を探してる時間がもったいないんですよ」

鈴虫「負けてる時間とお金がもったいないと思ったことはないと」

一同「………」

鈴虫「ひとつ質問なんですが、低投資で3万勝つのと、がっつり投資してから3万勝つのとではどちらがいいですか？」

C「それは前者ですよ。お金は使いたくないですから」

鈴虫「それを聞いて安心しました。ダメな人は後者を選ぶ傾向にあるんですよ」

A「ART機が出始めて自分の考えというか立ち回りが変わったんですよね。設定推測が難しくなってついていけなくなったんです」

鈴虫「あ、そうですか。みなさん、やはり負け慣れてますよね」

C「いいんですよ、これで業界に貢献していると思えば」

鈴虫「至言ですね。負けてる人はこれからそう思っていきましょう。それでは、みなさん、長い間ありがとうございました。Cさん、これから打ちに行くんですか？」

C「下げ止まりの絶好台があれば」

パチンコ業界は彼らに支えられています。

編集部まとめ

ほんの軽い気持ちだったんですよ。年末だから特別なことやりたいね、んじゃ負けてる人に話聞いてみるか！そんな程度だったんです。

今ではとても後悔しています。コンスタントに負けている方々がまさかここまでだったとは。。。
こんなにもあきらめの境地でパチンコパチスロに向き合っていたとは。。。
でもこれが多くの方にとっての真実なんでしょう。

彼らは独り身だったり、割りとお金に余裕があったりで負け続けても、まぁなんとか打っていけるという状況ですが、普通だったら「パチンコパチスロなんかやってらんねぇ！」ってなりますよね。そりゃ遊技人口も減りますよ。

今のパチンコ、パチスロは努力をしなければ勝てない、いや今や努力をしても勝てないことが多い。
これはまだいいです。昔も勝とうと思ったらそれなりの努力が必要でしたから。

今は「努力をしなければ楽しめない」という状況にまで進んでいると思います。イベントが無くなったということも大きいですが、機種が複雑になりすぎ、似たようなものが増えすぎたというのも大きな要因。

もう一度言います、そりゃ遊技人口減りますよ。
余暇で努力するってのもおかしな話ですし、せめて努力をしたくなる状況にならなきゃいけませんよね。

彼らの話を聞いていると、このままだと彼らも止めてしまう、なんとかしなければと言う使命感が止め処なく湧き出てきます。

パチ７のあるべき姿を再度考えさせられる貴重な機会となりました。

これをご覧の皆さん、特にホールの方。彼らに惜しみない感謝を送ってください。
パチンコ業界は彼らのような方々に支えられています（笑）。

…彼らの立ち回りを動画で撮ったら楽しそうだなぁ。

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鈴虫君: 代表作：ほぼ週刊勝利人、負け人相談室、時代～鈴虫の一分～

北海道釧路市出身。大好きなパチスロを打って楽に暮らせると思い込みライターになる。パチスロ必勝ガイドを中心に多岐にわたって活躍している…わけではなく、他人のおこぼれにあやかろうと必死にしがみついている。好きな機種はカイジとニューパル。

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