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パチ7の3周年記念祭!的なもの
2017.08.05
【佐々木真のお題帳】佐々木真が選ぶ上半期大賞!
皆さん、こんにちは。佐々木 真です。
ふと気が付けばもう 8月。2017年の折り返しをとっくに過ぎ、今年の年度代表機種などの表彰記事をぼんやり考えて鬱になっております。こんな時はユーザーの皆さんの楽しい書き込みを振り返って元気をもらうに限りますね!
ということで、私が毎月お題を出させていただいている自由帳のお題帳から上半期の大賞を決めたいと思います。え、なぜにこのタイミング? 編集部から「決めてちょ」と言われたからですよ。思い出してみてください。昨年はなかったでしょ(笑)。
まずは各月の大賞受賞作品を中心にノミネート。
★1月:2017年の抱負と期待
「目指せ66キロ!健康にパチスロを打つ!」鬼くんさん
コンテンツ勢なのでクオカードはありませんでしたが、サラっと読みやすく。「らしい」抱負が光りました。ちなみに、本気でダイエットしているかは知りません。いま何キロなんだろう(笑)。
★2月:パチンコ・パチスロ化を期待するタイトルとは?
「CR仮面ライダークウガ〜A New Hero, A New Legend〜」くりくりさん
まだまだ好きな人向けに書きたいことがあったけどキリがないから……。メーカーの企画会議はこうあって欲しいと思わされるほどの熱量でした。スロも打てる方なので、他ライダーの造詣も深かったら『仮面ライダーBLACK』の評もお願いしたいくらいです(笑)。
「CR名探偵コナン ~真実はいつも1つ~」ライオンさん
名作アニメを題材にされたのは、ちゃんと動くタイトルということを意識されてのこと。熱量の差で次点となってしまいましたが、具体化は甲乙付けがたいものがありました。そして、その熱量が加わったテーマで、お題帳とは別に書いてくださいました。
「CRフリースタイルダンジョン~Monsters War~が出来たら。」
具体化する知識はそのままに。いとうせいこう、スチャダラパー、電気グルーヴなど、ジワジワとヒップホップ文化は日本に根付いてきましたが、その勢いを加速させるようなアングラ深夜番組を題材にする目の付けどころも素晴らしい。ところで、まだ書かれていない『CR工藤静香』はどこに行ったのでしょう(笑)。
★3月:家パチ・家スロにオススメの機種とは?
「演出が多く叩きどころもある台」蒼威(あおいorそうい)さん
私は、初当たりが軽い機種でないとオブジェ化するという意見でしたが、周期抽選なども含め、何かしら演出が起こってくれれば間は持つという意見にグラッときました。見るところと話すところを計算しやすいというのも、配信もされている方ならではの視点でしたね。
★4月:生涯のベストバウト
「あの日打った台の名前を私はまだ知らない」インプロレスGMさん
ちゃんと機種の中身や醍醐味をわかって、それを満喫するだけがベストバウトではありませんよね。打ち手の心理状況を左右する周囲の状況や、いろいろなものが絡んでこそ。そう思って出したお題でした。それにしても、まさか機種名すらわからない話が出てくるとは(笑)。
「オレンジ色のアイツ。」玉のゼロさん
次点でしたが、これも周囲の状況がしっかりと書かれていました。いまの人が思ってるのと違って、鉄火場でない裏モノ設置店もあったのです。数百円で雑誌を買えばわかるものでもなし。台の中身をどう探るのか。これもアングラな歴史の一部です。
★5月:ゲンかつぎやジンクス持っていますか?
「台との騙し合いゲーム」ポリンキ→さん
オカルトとゲンかつぎは紙一重。この違いは、他人の行動を強要・抑制するかだと考えています。よくあるヤメたフリ作戦。「そこまでやるか〜〜!?」と思わされるのと同時に、楽しみまくってるなと微笑ましくなりました。やるからにはゲンかつぎもガチで!
「愛しさと切なさと糸井重里」吉田未満さん
ポリンキ→さんが楽しみまくったので次点となってしまいましたが、ちょっとした笑いどころをまぶす文章の書き方がいまどきで素晴らしい。こういった書き方は、歴史解説サイトとかでも増えていたりします。単なる解説だけでは流れてしまうところも、主観を笑える形で入れることによって印象を付けられます。ほんのり笑ってもらえる文章を目指す方は、ぜひご参考に!
★6月:なり負けているけど好きな機種は?
「アンタも開き直って好き勝手やればいい」玉のゼロさん
機種プレゼンではなく個人の想いが主人公とならなければならないお題でした。好きな機種と別れなくてはならないときにどう思うのか。そういったシチュエーションを想像して書いたラストに尽きます。これはパーフェクトな回答でした。
って、振り返るとますます迷いますね。私が見ている限りですが、お題帳によく書かれる方の自由帳全体の投稿も含めると。上半期MVPは、知識も丁寧さも光るお二方。玉のゼロさん、ライオンさんが最有力となりますが。
お題帳の良さは、書き込みが少なくとも1発のスマッシュヒットが炸裂できる場所。かつ、トータルでは「お題がなくとも唸らされる作品」とするべきなのかな。これでお題帳を知った方が、リンクを踏んでお題がわからずとも楽しめる作品。……となると。
「あの日打った台の名前を私はまだ知らない」インプロレスGMさん
まだその頃は生まれたばかりという方も出てきそうな昔の話ですが。その時代のホールの光景を想像できる情景描写。いまはない権利モノというジャンルですが、その解説もなされています。ほんと、これもパチンコ・パチスロの歴史ですね。 いま麻雀好きな方が麻雀放浪記のような昔話を読むような。いや、ダークでなくハートフルな方向なんですけど。その当時を知らなくても「昔は良かった」と言いたくなるような、そんな読み物となっています。ぜひ、ご一読くだされば。
もちろん、ここで挙げたような作品はどれもしっかり書かれていますけどね。文章力に不安を感じて自由帳デビューができないという方は、これらの作品のマネをしてみるのも良いのではないでしょうか? 私も20年前にインターネットデビューした際は、まず上手い人のマネをしたものです。いろいろな人のマネが混ざり、得意不得意でマイナーチェンジし……。そうやって自分の書き方が定まっていくものなんです。
私も吉田未満さんのような書き方を少しは覚えようかといろいろ探ったりしていますよ。で、歴史系のサイトによく使われているのを見つけただけで。なお、この締め方を考えていたので、ここでは一切そのカケラも書いてございません。あしからず(笑)。
ということで、下半期も皆様のご投稿をお待ちしております!
佐々木真のお題帳上半期大賞を受賞されたインプロレスGMさんには『3周年記念金のクオカード10,000円分』を、入選となりました吉田未満さんには『3周年記念金のクオカード5,000円分』を進呈致します。
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- 佐々木真
- 代表作:パチスロ攻略ライターの思考ルーチン
裏モノ全盛期に“ギャンブル”としてパチスロを始めたが、技術介入機時代に最適手順を模索するなど“遊技”としての魅力にはまり、履歴書に大きな穴をあけてしまう。2000年よりパチスロ雑誌などで編集兼ライターの活動を開始。現在は、ほぼすべての機種の発表会や取材に参加。法律・規則などの知識をもとに、根幹システムの推測をライフワークとしている。
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