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新機種特集&展示会レポート
2018.02.05
ダイナムPB機、新シリーズ『ごらく』を発表
ダイナムPB機、新シリーズの名称は〝ごらく〟
1月27日、東京都荒川区にあるダイナム本社ビルにて、PB機(プライベートブランド)新シリーズ「ごらく」を発表。同時に、ダイナム都内店舗に通うホール会員さん22名を招いて先行体験会を開催しました。
〝ごらく〟ロゴ。濁点で殻を破るイメージを表現。
ごらくシリーズ第一弾として2機種が登場!
PB機の新シリーズ〝ごらく〟は、同社が以前から取り組んでいた「パチンコを誰でも安心して楽しめる日常の娯楽に。」というコンセプトは変わらず、ごらくロゴを盤面や液晶に表示することで、以前よりもユーザーが同シリーズ機と認識しやすい作りになっています。シリーズ第一弾として、遊技機メーカーSANKYOと共同開発した「CRフィーバーパワフル2018 DS(写真内左)」「CRフィーバークィーン2018 DS(写真内右)」が2月に登場予定。
PB機の先行体験会で、DYN48の接客術が光る!
試打機のラインナップは、新台2機種の他に複数用意。
神ファイブはいつも笑顔!
先行体験会では、ダイナム全国405店舗から選出された接客優良スタッフの方々が集まっていました。コミュニケーションを重視する接客術に、来場されたホール会員さんは皆一様に楽しげな表情。藤本社長から「機種に対する意見が欲しい」とホール会員さんに呼びかけ、社長をはじめ、ダイナム社員総出でユーザーの声を吸い上げている様子が印象的でした。
試打会に参加したホール会員さんの平均年齢は65歳、最高齢は81歳。高齢のファンが多いからこそ「遊びやすい日常の娯楽」に真剣に取り組んでるんですね。
ちなみに、接客優良スタッフの選出は3年前から始まったそうです。1年毎に全国スタッフの中から54名が選ばれ、選出されたスタッフは〝DYN48〟の一員に。なお、今回アテンドにあたった5名はDYN48の中の上位5名とのこと。そんな5名は〝神ファイブ〟と呼ばれているとかいないとか(笑)
DYN48の神ファイブ!
PB機ってなに?
PB(プライベートブランド)商品とは「自主企画商品」のこと。身近なところでは、各コンビニチェーンのお菓子コーナーをご覧頂くと分かりやすいかと。同じような商品でも、各社ともオリジナルパッケージで売られていたりしますよね。自社のブランディングができ、お客さんには商品を安く提供できるということで、今では多くの業界で取り入れられています。
パチンコホールで言えば、自社ホールに設置するパチンコ・パチスロ台を、企画の段階から遊技機メーカーと共に行なって商品化するということですね。
PB機のメリット・デメリット | ||
メリット | デメリット | |
ユーザー | ・オリジナルスペックを楽しめる ・意見が反映されやすい |
特にナシ |
ホール | ・ブランディング(差別化) ・ホールデータを反映 ・安く作れる |
稼働状況次第では、 大きな損失に |
遊技機 メーカー |
・販売台数の担保 ・販促コストを減らせる |
ナショナルブランドの 販売に影響 |
今まで台作りにおいて、ユーザーの声はメーカーに届きづいものでした。しかし、ユーザーの意見が多数集まるホールが、企画段階から台作りに加わることで、ユーザー意見を反映しやしくなっているんですね。ホールも安価で台を作る事ができれば、その分ユーザーに還元できます。上表のとおり、デメリットよりもメリットのほうが圧倒的に大きいですね。もちろん、ある程度の台数が必要なので単店での実施は難しいと思いますが。
ちなみにダイナムさんでは、将来的に台購入にかけるコストを20万円(1台あたり)に抑えたいとのこと。
大半のパチンコ・パチスロユーザーの店選びの基準は「出る店かどうか」だと思いますが、PBが活発になれば「あのお店のあの台が打ちたい」と考えるユーザーも増えるでしょう。ユーザーの遊び方の幅が広がるという点でも嬉しい取り組みですよね。
ダイナムPB機は「大当り」にこだわる!
11年間で59機種ものPB機を作成していた!
ダイナムPB機の歴史は古く、2006年に登場した「CR満願チューリップ(大和工業)」が第一号機。そこから約11年の間で59機種、全47421もの台数をダイナム全国店舗に設置してきました。
PB機のコンセプトは一貫していて、パチンコの楽しい瞬間である「大当り」を最重要視しています。どれも大当り確率が100分の1程度で、とにかく大当りをたくさん体感できる作りを意識しているのだとか。今回発表されたシリーズロゴのとおり、勝負台ではなく「娯楽」としてのパチンコ台作りに取り組んできたわけですね。
基本的には各メーカーがナショナルブランドとして発売している機種を、遊びやすく仕様変更している事がほとんどですが、過去にはPB専用の新たな演出を追加したり、イチから全てを作った機種もありました。
PB機専用演出を搭載した「CRバジリスク~甲賀忍法帖~ DS」
奥村遊機さんと共同開発した「CRバジリスク~甲賀忍法帖~ DS」は、ナショナルブランドとして発売された「ぱちんこCRバジリスク 疾走79type」をベースに作成されたもの。大当りの仕様を変えたりするなど、他のPB機と比べてもナショナルブランド機との違いは大きい台でした。何よりPB機でしか見られない専用演出を追加していた点には強いこだわりが感じられましたね。その演出見たさに来店した原作ファンもいたのでは?
イチから作り上げた「CRAぴかパチ」シリーズ!
こちらは豊丸産業さんとの共同開発機。昨年8月からシリーズ合わせて2000台がダイナム全国各店舗で稼働しています。盤面には同社マスコットキャラの「モーリーズ」がプリントされている他、少し控えめにダイナムロゴのランプがあしらわれていたりと、まさに完全オリジナル機。今後はベースとなる機種があれば「ごらくロゴ」を追加するだけでオリジナリティを表現できますが、ファンとしてはこのような完全オリジナル機の開発は続けて欲しいところ。
今後ダイナム各店では「ごらくコーナー」を開設予定で、さらなるユーザーの認知拡大に取り組むそうです。具体的なところでは、2018年1月現在全国で約8000台設置のPB機を、4年後の2021年には現在の倍以上の18000台まで増やすのが目標とのこと。同社の今後の動きが楽しみですね。
▼当日の様子は漫画でも読めます!
パチンコ ♥ おとめ道 第128回「ダイナムプライベートブランド『ごらく』発表会レポート」
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