鈴虫「第４回のほぼ回胴勝利人は、天井やゾーン狙いで勝利を掴むサラリーマンスロッターのMさんの後編をお届けします。宵越し天井狙いをメインに、打てる台がなければ打たないブレないスタンスが印象的でした。仮に勝利を求めるのであれば、打つ前に収支に直結する部分が分かるパチンコは打たないのですか？　分かるものが分かれば丸見えじゃないですか」

M「そこを勉強する気にはならなかったですね。最初はパチンコから入ったんですけど、最終的にスロットのほうが勝てるんじゃないかっていう結論になりました」

鈴虫「Mさんって５号機世代ですよね。よく、その考えに至りましたね。たとえば、パチスロにもフル攻略なら設定1でも機械割が100％を超えるような台がありますけど、そういう台には興味がない？」

M「特にないですね。期待値のことを考えたらそうなりますよね」

鈴虫「天井狙いでも美味しい台があれば期待値は数千円になりますもんね。それにボーナスタイプと違って、事故があるわけだし」

M「そこですね。10台打って1台でいいから大きな事故を待つ感じになります」

鈴虫「そうなんだ。やっぱりがっつり出したいですよね。そのきっかけが天井であったり、ゾーンだったりするわけで、スロッターの目指すところって結局は同じなんですよ」

M「とにかく上乗せが好きなんです。ドーンときたら最高ですね」

鈴虫「なんだかんだでスロッターなんですね。カチカチに立ち回っている人からそういう言葉を聞くと安心するし、どこかうれしい気分になる」

M「モンキーの上乗せの見せ方とか好きですね。あと、AKBの48絵柄が連続で揃うやつ。あれも最高ですよね」

鈴虫「俺、やってるぜ的な上乗せが好きなんだ」

M「そうですね。ナルシスト的なとこはあるかもしれません」

鈴虫「もし、大勝したとするじゃないですか。その勝ち金でどうするんですか？」

M「派手に使うことはないですね。貯金といいますか、次に打つための軍資金として残しておくことが多いです」

鈴虫「勝つために打ち、打つために勝つってことか」

M「かっこよく言えばそうなりますね。つまりは打ちたいし、パチスロが好きなんですよね。打ち続けるためには金銭的に勝たなければいけないので、しっかり立ち回るというだけです」

鈴虫「そこの差なのかな。人って勝ちたい気持ちはみな一緒なんだけど、どうしても楽して勝ちたいものなんですよ」

M「別に難しいことをやってるわけではないので、やろうと思えば誰にでもできることだと思います」

鈴虫「いやいや、ブレずに打つのは大変ですよ。人って無意識に脱線したくなるものだし、なかなかひとつの考えを実行できない。ましてやMさんには同じ考えで行動してる相方もいるわけでしょ」

M「公務員試験合格を目指す彼のことですね（第3回参照）」

鈴虫「やはり、その方の未来は心配ですけどね…。いずれにせよ、プラスになる立ち回りをブレずに実践する、そうすれば結果がついてくることを学びました。まあ、自分には無理ですけど、読者のみなさまの参考になればいいですね。技術的なことではなく、気持ち的な面だから人によっては大きく変われるチャンスです」

実はＭさんインタビュー中に一人の編集部員が「Ｍさんは凄いと思うけど、Ｍさんみたいなユーザーが増えたから遊技人口が減ったんだと私は思っています」という一言を漏らしたことで、話は意外な方向へ。
確かに私もＭさんのような立ち回りは好みませんし、編集部員が言いたいことも分かる。でも現況でちゃんと勝とうと思ったら、そんな立ち回りになっちゃうよな、とも思います。

個人的にはＭさんみたいな立ち回りをする人が増えたからユーザーが減ったのではなく、Ｍさんみたいな立ち回りをしないと勝ちづらくなったからユーザーが減った、と考えています。

んじゃそうなったのは誰の責任？という話にもなりましたが、これはとても難しいですね。
これまた個人的な考えですが、私はメディアが悪い部分が大きいかなぁ、と思っています。

皆様はどうお考えでしょうか？

まぁひとまずＭさんガンバ！

パチ7の特集&漫画コンテンツ