お酒×パチスロなコラム

皆様はお酒の「ジャンル」ってどれくらいスラスラと言えますか？パチスロ同様、お酒も細かく分類するとかなりの"枠組"が見えきます。

同じ原材料でもその製法や地域によっては呼び方が違ったり等など・・・世界には厳しいルールの中でのみ名乗ることを許された名称なんかもあったりしますね。

ちなみに藤原は割と長いことバーテンダーをしていて、お酒の味のみならず、その歴史や成り立ち、国や地域を代表とする特性。そして一本のボトルに纏わる様々な逸話・・・そういった背景もお酒を提供する空間同様に、深く愛しています。自分の人生に誇れる何かがあるとすれば、「お酒」と「博打」にそれなりに精通している事。そんな人間がこのシリーズではパチスロ×アルコールの2つを主役にコラムにしていきたいと思います。

オススメの銘柄やそれらを使用したカクテル。ちょっとしたときに誰かに話せる小話なんかも紹介できれば幸いです。

そして記念すべきご紹介の一本目はこちら。

世界4大スピリッツと言えばジン・ウォッカ・ラム・テキーラの4種類。どちらかと言うとカクテルの軸として皆様には呑んで頂く機会が多いかもしれません。でもね、実はロックで呑んでも美味しいものがスピリッツにはいっぱいあるんですよ。その中で、僕が是非皆様にロックで呑んで欲しいと思うジンがこちら、BBR者のNo3 ロンドン・ドライ・ジン。オーダーの際は「ナンバースリー」で問題ありません。

そもそもジンの特徴と言えばなんとも言えぬあの西洋杜松（ねず）の香りですよね。グイっと煽れば鼻の奥までしっかりと残るどこか甘くも苦いあの香りです。またジンは季節や順序を気にせず楽しめる、スピリッツ界隈の最もオールマイティーな存在です。

バーのカウンターに腰を下ろした初めの一杯でもよし、ビールからカクテルへと移行するそのキッカケとしても良し、明日への活力を走らせる終わりの一杯でもよし。どこでも主役になれるし、最高の名脇役にもなる。

気取りすぎず、軽すぎず。どんなお店にもあるけど、主張の強いお酒。このNo3は"本来は英国王室御用達のワイン商"が作ったジンなのですが、勿論ロック以外の飲み方でも、その肩書に一切の偽りが無いことを、豊かな香りで教えてくれます。バーの片隅に見かけたら、オーダーして頂ければ幸いです。

さて、僕がジンと言うスピリッツに持った、時間や順序を選ばない安定性、どこか孤独の似合う"ゆったりとした空気感"そんなイメージを持ち合わせたパチスロを紹介させて下さい。

あのアクロスにして唯一「4号機時代のリールを完全再現」させた名機ですね。この台の最大の特徴はやはりその出目であると思っています。昨今変則打ちにて「損の無い楽しみ方」をされている打ち手をよく見ますが、正直に言うと「この台ほどアクロスで順押し、または順挟みで楽しんで欲しい」と僕が思う台もありません。

もしあなたがこの台を打ったことがあって、どちらかと言うと変則打ちで消化をしているのであれば、一度順押しで打って貰いたいと切に願います。戸惑いの向こう側にある3匹のネズミを存分に楽しめることだけは約束しますよ。花火やバーサスでアクロスに慣れ「次の1台」を探してる方や、「これから初めてアクロスに触ってみたい」と思う方も、僕は1番にコイツをお勧めします。


リーチ目がわからない？いいんです。ちゃんと告知してくれます。


小役の取りこぼしが怖い？大丈夫。せいぜい1枚です。チェリーがしっかり狙えれば。


ハッキリ言いますが、「ボーナスを最速で察知すること」にさして価値はありません。ゲッターマウスの中にはあの頃を再現させた開発陣の意地と気合が詰め込まれています。そして打ち続けて行けば必ず感じることのある違和感。貴方がそれにハッキリと気づいた時に、スロッターとして一つ好きな台が生まれたことを実感していますよ。



3匹のネズミと、ねずの実香るNo3ドライジンを紹介させて頂き、本日はここまで。

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