【ネタ】ぱちたろう

むかし むかし あるところに おじいさん と おばあさん が おりました。
おじいさんは むらの いちぱちに
おばあさんは まちの よんぱちに いきました。

おばあさん が よんぱちで ほくとむそうを うっていると きんほりゅうが あらわれました。
「おや とてもきたいできるわ」
おばあさん が よんぱちで しんふぉぎあを うっていると ぜっしょうが あらわれました。
「おや とてもきたいできるわ」
おばあさん が よんぱちで るぱんを うっていると たいぷらが あらわれました。
「おや すこしきたいできるわ」

２じかんご おばあさんは はしだまで おおきなるまんどをもらって いえにかえりました。

ゆうがたになって おじいさんも いちぱちからかえってきました。
おおきなるまんどを みた おじいさんは びっくり。
「おじいさんや さっそくたべましょう。」
と おばあさんが るまんど をきろうとすると
るまんどのなか から げんきな おとのこがでてきました
「なんとまあ げんきな おとこのじゃ。 おじいさん なまえは なんと つけましょう」
「るまんどから うまれたから るまた」
「ぼくの なまえは ぱちたろう。 おじいさん おばあさん よろしくおねがいします。」
おじいさん と おばあさん は びっくりしました。

あるひのこと ぱちたろうは おじいさん と おばあさん にいいました。
「このごろ ぼったてんが あっちこっちのまちで らんぼうをはたらき
たいせつな おかねを ぼったっくていると ききました。」
「どうか わたしを ぼったてんにいかせてください。」
それをきいて おじいさんは いいました。
「ぱちたろうや ぼったてんでかてるわけがなかろう。」
ぱちたろうは いいました。
「いいえ わたしはきっとかってみせます。」
おじいさんは いいました。
「そこまでいうなら、しかたがない。」

そして おじいさんとおばあさんは ぱちたろうのために したくをしてくれました。
「ぱちたろうや これを もってゆきなさい」
おばあさんが ぐんしきんを どっさり よういしてくれていました
ぱちたろうが ぐんしきんを さいふにいれると みるみる ゆうき と ちから が わいてきました
「おじいさん おばあさん ありがとうございます。 それでは ぼったてんにいってきます。」
そして ぱちたろう は ぼったてんへ でかけました

みちのとちゅうで いぬに であいました。
「ぱちたろうさん どこへ いくのですか？」
「ぼったてんへ よんぱちを しにいくんだ」
「ぱちたろうさん さいふのなかの ぐんしきん ひとつ わたしに くださいな おともしますよ」
いぬは ぐんしきんを もらい ぱちたろうの おともになりました。

そして こんどは さるに であいました。
「ぱちたろうさん どこへ いくのですか？」
「ぼったてんへ よんぱちを しにいくんだ」
「ぱちたろうさん さいふのなかの ぐんしきん ひとつ わたしに くださいな おともしますよ。」
さるは ぐんしきんを もらい ぱちたろうの おともになりました。

そして こんどは きじに であいました。
「ぱちたろうさん どこへ いくのですか？」
「ぼったてんへ よんぱちを しにいくんだ」
「ぱちたろうさん さいふのなかの ぐんしきん いつつ わたしに くださいな ふやしますよ。」
きじは ぐんしきんを もらい ぱちたろうの おともになりました。


こうして いぬ さる きじの なかまを つれた ぱちたろうは ついに ぼったてんへやってきました
ぼったてん では おきゃくさんから ぼったくった おかねをつかって
しんだいいれかええいぎょうの まっさいちゅう です。
「みんな ぬかるなよ！ それ かかれ！」
ももたろうと いぬ さる きじは いっせいににゅうてんしました。
いぬは しんだいの ぼたんを たたきまくり
さるは じゃぐらーの らんぷに こんじょうやき
きじは くちばしで がろの かおを つつきました。
そして ぱちたろうは まどまぎで １００まんぱつだし おおあばれです。

そして とうとう ぼったてんの おやぶんが
「まいった まいった こうさんだ たすけてくれ。」
と てをついて あやまりました。

そして ぼったてんの おやぶんは １００まんぱつぶんの けいひんと
ありったけの るまんどを だしてきました。

ぱちたろうは ぼったてんからとりあげた るまんどをもって げんきよくいえにかえりました。
おじいさんとおばあさんは ぱちたろうのぶじな すがた をみて ひとあんしんして あたたかく むかえました。
そしてさんにんは るまんどをたべて しあわせに くらしましたとさ。



おしまい

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