『朝コラ～27日目：パチスロ　ツインエンジェル～』液晶演出の進化をもたらした名機は「乳揺れ」がすごかった！

あしの『朝コラ』あしの朝の連続コラム～60日後に1位になるはずのSEO～

【このコラムの目標】
パチ7の検索エンジン対策（SEO）をよりパーフェクトにするため、「パチスロ」に絡めた「よく検索されるキーワード」をテーマに毎日コラムを書くぞ！　いつ筆者の心が折れるかも見どころだ！

チワッス！　あしのです。さて本日のキーワードは「ツインエンジェル」。ちょうど新作が出るしいいタイミングだね。このシリーズは何気にメディアミックスが進んでてアニメやら漫画でも独自展開されておるゆえ、「普段パチンコを打たない人」にもパチ7を知ってもらうチャンスワード。是非上位であって欲しい。

じゃさっそく「パチスロ_ツインエンジェル」で検索してみましょう。パチ7は入ってるかな？

1.パチスロツインエンジェルPARTY（サミー）
2.ツインエンジェル公式サイト（サミー）
3.パチスロツインエンジェルBREAK（DMMぱちタウン）
4.パチスロツインエンジェルBREAK（一撃）
5.パチスロツインエンジェル最新作が登場（グリーンべると）
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9.ツインエンジェルブレイク（パチ7）

ンー、パチ7は9位。ギリギリ一桁！

てか珍しく公式が上位を占めてますナ。本来はこれが正しいインターネッツの在り方なのですが、ビッグメディアだらけのぱちんこ業界においてこの結果は非常に珍しいです。よっぽど丁寧に更新を続けていかんとDMMさんやP-WORLDさんより上位になるのは無理なので、これはもうサミーさんの努力がバッチリ反映された結果と言えるでしょう。パチパチパチ！

さてまずは本題の前に「ツインエンジェル」の解説から。

初出は2006年の5号機ですね。いわゆるチャンスゾーンループ式のRTになっており、変則押しでカバン狙うのが面白かったように記憶してます。発売元は「忍者くん妖怪絵巻」を作ったことで知られるエイペックス社。社名を「トリビー」に改め、同時にサミーの開発支援をつけつつ世に送り出したのが記念すべき初代、「快盗天使ツインエンジェル」でした。

んでご存知のように2以降はサミーから発売。セットストック式を採用し順調にブランド力を高めつつシリーズを重ね現在に至ります。なお、2021年10月には次回作「ツインエンジェルPARTY」の発売が予定されています！　通常時の演出に初代の二人組とくるみちゃんが戻ってくるの嬉しい！

なお余談ですが、初代を開発した「トリビー」はその後サミーの協力を受け「革命戦士長州力」「電撃ネットワーク」などを矢継ぎ早に連発。業界初の最低設定が2の機種「しぇんしぇーのスロットマシーン」もこの時期にリリースしてます。筆者も実機はついぞ見たことないんですが、題材である「しぇんしぇー」というは「川満聡」さんというタレントさんです。「めんたいワイド」に出てるので九州人はギリギリで知ってそうですが、関東圏の人はまず知りません。

なにゆえこの方がパチスロに……。と当時は疑問に思ったもんですが、実はしぇんしぇーは沖縄では絶大な知名度を誇るローカルタレントさんであり、件のパチスロは「30パイ」。要するに沖縄での販売を見越した機種だったんですな。そう考えるとナイスなチョイスです。さすがトリビー。ツインエンジェルを生み出しただけあります！（でも2011年に業務終了）

で、初代「快盗天使ツインエンジェル」ですが、システムやゲーム性というよりも「演出」においてその後の5号機に多大なる影響を与える事になったのは意外と知られていません。

はい、今回は「パチスロと乳揺れ」についてです。

★揺れながら迫る乳。

パチスロに於いて史上初めて乳揺れが発生する演出を搭載したのはサミーの「キャッツアイ」という説があります。が、あれはどっちかというと「胸の動き」であって、揺れてるかどうかでいうと疑義が残ります。筆者の判定では「ノー乳揺れ」。したがって筆者の中では、キャッツアイは史上初の乳揺れマシンではありません。

そういう意味でパチスロに於ける「乳揺れ」の震源地は2001年の「爆釣（バクチョウ）」でだと思います。「はるな先生の乳揺れ演出」は当時大変な話題を呼んだので覚えてる方も多いかもしれませんね。

かくいう筆者もその揺れっぷりに衝撃を受け、後にライターネームを決めるとき、「何かネタになる名前にしよう」と色々思案した挙げ句、かの機種の主人公である「アシノ君」からそれを拝借する事にするなどの影響を受けておるくらい、全てのパチスロの演出の中でもトップレベルで印象に残っています。

バルンッ！　と揺れるあの勢いはまさしく新時代の到来を感じさせる、大変に良いものでありました。

斯くの如く、1999年に「液晶」を搭載したパチスロ機が初めて出現したあと、たった一年と数カ月後にははるな先生の乳が揺れ、そのすぐ後には「萌えスロ」の初出であるとされる「スーパーブラックジャック」が登場します。登場する女の子キャラの乳がもれなく揺れる台としてはおそらくこれが初出。乳揺れの進化が加速していきます。

「デカダン」では史上初めて馬に乗った状態での乳揺れが発生。「ファイヤードリフト」では濡れTシャツでの乳揺れが登場。そして「鬼武者3」ではとうとうポリゴンキャラでの乳揺れが実現し、5号機が登場する頃には既に乳揺れ演出の爛熟期を迎えていました。特に乳揺れなんて珍しくもなんとも無い身近なもの。もはや乳は当たり前に揺れるものになっていたのであります。

……ですが一度ここで冷静に考えてみましょう。これらの乳揺れは、果たして本当に「進化」してるのでしょうか。

この時期、あらゆる機種において生み出された数々の乳揺れ。乳のデカさは別にして、彼らを作ったメーカーにはどこかで「守り」の意識があったように思います。乳揺れ自体はかなり攻めたイメージがある事象なのですが、いま一歩、意識のどこかで何かを守っていた。

そう。「物理法則」です。

要するに、ここまでの機種はいずれもどこかで「揺れないほうが不自然」なポーズや動きとセットで乳揺れを使っていたのです。言い換えるなら、根本的な部分ではキャッツアイから何も進化していない。てか良く考えると、バクチョウのはるな先生も、アシノくんの肘が当たったから乳が揺れる、という因果関係に基づいた上で揺れています。そう考えると「これはただの乳動きである」と切って捨てた、あのキャッツアイこそ、やはりこの辺りの「乳揺れ演出」の元祖なのかもしれません。

例えば2006年5月に発売されたSNKプレイモアの「キングオブファイターズ」に出てくる「不知火舞」の乳揺れ。クーパー靭帯もブチ切れよと言わんばかりにめちゃくちゃ揺れてますが、これは「飛び上がる」「状態を反らす」という予備動作のあとに揺れており、実は神が定めた物理のルールをしっかりと守ろうとしているのが見て取れます。おそらく当時としても揺れすぎなくらい揺れてますが、実のところこれも系統としてはキャッツアイと同じ。物理法則の形而下にて揺れている、「然るべき乳揺れ」なのであります。

ちょっとまった。リオパラはどうだ、という声があります。

そう、同時期の「リオパラダイス」では「バトルに負けた際にリオちゃんの上半身の洋服が弾け飛びながら同時に乳が揺れる」という演出があります。これは一見すると物理法則を無視していそうですが、ですが実際に洋服は弾け飛んでおります。物理法則に則っていないのは「負けた衝撃で服が弾け飛ぶ」ほうであって、乳自体はその謎の衝撃によって揺れているので形而下であります。なんせ「何らかの衝撃で洋服が弾け飛んだら乳くらい揺れるであろう」と誰しも納得ができるものですし、実際に巨乳の人の洋服が何らかの衝撃波で弾け飛んだら乳も揺れると思います。したがってこれは物理法則的には極めて正しく、この辺りに「然るべき乳揺れ」の壁が見て取れます（めっちゃ早口）。

このように、キャッツアイから6年。進歩しているように見える乳揺れも、全ては物理法則の呪縛から逃れられずにいたのです。

乳揺れはこのまま終わってしまうのか。ブレイクスルーは起きないのか。誰しも諦めかけたその時、ついにアンゴルモアの大王が降ってきます。

そう。我らが「快盗天使ツインエンジェル」の発売です。これはおそらく史上初めて「物理法則を完全に無視した乳揺れ」が搭載されたバチスロであります。「動きの結果に発生する乳揺れ」ではなく、ただ揺れる乳。例えば神無月葵（巨乳の方）がメイド役になってトレイに満載の飲み物を運ぶ演出があるんですが、そのシーンはよく見ると「転けそうになった葵の乳だけが揺れています」。体の動きとは無関係に乳が揺れている、と言い換えても良いでしょう。

これは「然るべき乳揺れ」ではなく「乳揺れのための乳揺れ」であり、パチスロの演出がひとつのリミットを突破した瞬間でもあります。

この「乳揺れのための乳揺れ」はアニメなどでは先行して出現しており、特に成人ゲームにおいては「乳揺れには物理法則は適応されない」という特殊ルールがすでに定着しておりました。なのでこれはツインエンジェルの発明というわけではないのですが、その手法を初めてパチスロの演出に取り入れた、という意味では歴史的な機種だと言えます。

筆者が「快盗天使ツインエンジェル」を打ったのは九州の片田舎の、なんか良く分かんないホールでした。事前情報は何もなかったのですが、2シマもガッツリ導入してたので「何かすげえ話題作なんだろうな」と思い着座。ああ、チャンスゾーンを経由してRTがループするヤツか……とシステム面に関しては大した感想もなく。その本質的な価値が演出面での進化である事に、初打ちの時は全く気づきませんでした。

自分の迂闊さを思い知ったのは家に帰って2ちゃんねるの専用スレッドを読んでから。やたらみんなオッパイだのブルマだの言ってるのを目撃した時です。つまり筆者、これだけ乳揺れについて書いときながら、最初はほとんど液晶を見てなかったんですな。2回目はガッツリと鑑賞しながらプレイしましたが、なんてこった確かにこれ、体の動きと無関係に乳だけ動いてやがる。と、その意味に気づいてびっくりした次第。

後に、初代ツインエンジェルはボーナス中に流れるムービーを実際のアニメの制作スタジオが作った、とかいう話を聞いたような気がしますが、もしかしたらそれ、PVだけじゃなくて連続演出もだったのかもしれません。なんせ、あの乳の動きはそれまでのパチスロとは一線を画したものでしたし、それを機にパチスロ（というか萌えスロ）の演出レベルは、確実に一段上のレベルに進化したので。

うむ。

……所感ですが「乳揺れのための乳揺れ」はその後「麻雀物語2」や「マジカルハロウィン3」あたりでギリギリのレベルに達し、ついに「真田純勇士すぺしゃる」という究極形態が出現。一時は「流石に打つのが恥ずかしいわい」「おっぱいだけ別の生き物か」くらいにまで行ってましたが、何事も過ぎたるは及ばざるが如しなのか、最近はまた控えめというか、リアル路線の揺れが一般的になってきているようです。

この辺は例によって、先行するアニメ業界の方のトレンドがダイレクトに影響してるのかもしれませんが、単純に揺れすぎててちょっと気持ち悪かったというのがデカイとおもいます。

まあ、人は歴史を繰り返すので、あと何年かしたらまたすげえ勢いでおっぱいだけバルンバルンと動き始めるかもしれませんが、その時に改めて物理法則の壁を突破するのは果たしてどの機種になるのでしょうか。もしそれがまたツインエンジェルであったとするなら、これはもう確信犯か、あるいは内部に天才がいるんだと思います。

以上、本日はここまで！　今日も頑張ってね。

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この記事へのコメント（6 件）

あしの: 投稿日：2021/08/18; トロンボーンさん
おはざす！　確かに、増えてますねスマホ観ながらパチンコ勢。遊タイムまでハメるの前提で打ってる人とか、やっぱそうなっちゃうのかも？　とか思いました。何だこれ系の演出で思い出深いのは「真田純勇士すぺしゃる」の「おっぱいとおっぱいをぶつけ合うカットイン」みたいなやつです。レバー打つ手が止まりましたｗ

トロンボーン: 投稿日：2021/08/18; パチンコは特にそうなのだが、スマホで動画を観ながらプレイする人が増える中で強く主張したい！
動画観てスルーじゃなく、演出もしっかり堪能しようと！
後世に伝えるべきものを見落としているかもしれんぞと(過剰表現)
まあ、私が不器用でスマホ観ながら打てないだけですけどねw
それでも、何だコレ、みたいなの含めて演出をじっくり観察するのは好きです！

あしの: 投稿日：2021/08/18; 貯金爆弾さん
おはざす！　ページです。が、つい熱くなっちまいました。おっぱいの前では人はみな馬鹿野郎になってしまうようです……。マジカルランプ……気になって調べたのですが、なんてこったこれ確かに胸だけ揺れてますな！　オーパーツ……！　迂闊でした。こんな先駆者がいたとは……！

あしの: 投稿日：2021/08/18; ししょーさん
おはざす！　萌系、どっかのタイミングで完全に慣れて恥ずかしさは無くなったんですが、先日の「ハイパーブラックジャック」は恥ずかしかったッス！　そしてダンまちのおっぱいも物理法則無視してる系ですな！　でもまあ、全然関係ないけどヒロシ・ヤングさんはダンまちのことを「ジョンがって」と略すそうですｗ