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【回胴の探り手シリーズ】角屋角成のフラグ回収記
2023.09.17
スマスロ北斗の拳のバトルパートの演出を解剖! ラオウとの掛け合い演出は高継続の合図!?
角屋角成(かどやすみなり)
【回胴の探り手シリーズ】角屋角成のフラグ回収記
スマスロ北斗の拳 特集

導入からもうすぐ半年が経過、相変わらず高稼働を維持しているスマスロ北斗の拳。大量導入かつ人気も高いということでホールの設定状況も良好。打ち手とホールともに嬉しい好循環をもたらしてくれています。

8月に拳王パネルが登場しましたね
人気も不動のものとなり、まだまだ打てそうな雰囲気も感じるので何かネタでも探そうかと途中からバトルパートの内容を記録していたので、今回はそれをまとめてみました。
目次
1 BB平均連チャン数(実戦値)
2 バトル冒頭の先制割合
3 ラオウの攻撃を分析
4 ケンシロウの攻撃を分析
5 高継続率に期待できる演出(実戦値)
バトルボーナス(BB)平均連チャン数
| BBのサンプル数 | |
|---|---|
| AT初当り回数 | 106回 |
| 総セット数 | 419回 |
| 平均連チャン数 | 3.95連 |
| 平均獲得枚数 | 482枚 |
| AT1セットの 平均獲得枚数 |
122枚 |
AT初当りのサンプルが100件ほど集まり一度集計してみようかなという感じ。ちなみにこの間の初当りは1/245.4で、今回のサンプルは判別ヤメも含む高設定狙いでの数字です。
連チャンの割合は以下の通り
| BB連チャンの分布 | |
|---|---|
| 単発 | 37.7% (40件) |
| 2連 | 13.2% (14件) |
| 3連 | 17.0% (18件) |
| 4連 | 12.3% (13件) |
| 5連 | 6.6% (7件) |
| 6連 | 0.9% (1件) |
| 7連 | 5.7% (6件) |
| 8連 | 2.8% (3件) |
| 9連 | ─ (0件) |
| 10連以上 | 3.7% (4件) |
単発は約37%という渋い結果に。2連より3連の方が多いのが少し気になるところですが、これは書き換えやストック、サンプル不足による影響と考えておきますか。この連チャンの分布だけ見たら約80%が4連以下となり、こんなんでどうやって平均3.9連になるのかという疑問もあるでしょう。
でも、なるのです。
今回のサンプルでは、2回無想転生バトルに突入していてその2回が45連と71連のぶっ飛んだ記録となっています。
無想転生バトルは内部的に継続率が別の状態になるので、今回は無想転生バトル以外の内容を掘り下げていきたいと思います。無想転生バトルを除いたサンプルはこちら
| 無想転生バトルを除いたサンプル | |
|---|---|
| AT初当り | 105回 |
| 総セット数 | 325回 |
| 平均連チャン数 | 3.10連 |
一気に平均連チャンが落ちてしまいました。やはりスマスロ北斗は無想転生バトルありきと思わされるデータですね。
では、このデータからなにが見えてくるのでしょうか。
まず最初に攻撃の割合です。

▲やはりラオウ先制が多め
| 全体の攻撃の割合 (全305件) |
|
|---|---|
| ケンシロウ | 31.1% (95件) |
| ラオウ | 68.9% (210件) |
※Vストック獲得時を除く
約7割がラオウ先制でバトルがスタート、青オーラを纏った足が見える安心の展開は3割ほど。これは打感通りという感じでしょうか。
| 継続時の攻撃の割合 (全201件) |
|
|---|---|
| ケンシロウ | 47.3% (95件) |
| ラオウ | 52.7% (106件) |
継続時だけに絞ってみるとケンシロウの攻撃は半分くらい。打ち手としては早めに安心したいところですが、そうはさせてくらないのがラオウさん。次からはラオウ攻撃時を深堀していきましょう。
では、気になるラオウ攻撃時の期待度を見てみましょう。
| ラオウ攻撃時の継続期待度 (210件) |
|
|---|---|
| 継続 | 50.5% (106件) |
| 非継続 | 49.5% (104件) |
ピンチもピンチ、大ピンチですよ奥さん。赤い足が見えた時点で半分が終わりを覚悟すべき。今回のサンプルが無想転生バトルを省いたもので平均連チャンが3.10連であることも影響はしていそうですが、それにしても厳しい。
ただラオウ登場時点でピンチとは言え、やっぱりパンチだとやれる感覚は残る。キックと剛掌波の期待度も気になるところ。
ラオウの攻撃別期待度
ラオウの攻撃別の継続期待度はこちら
| ラオウ攻撃別継続期待度 (210件) |
|||
|---|---|---|---|
| 技 | パンチ | キック | 剛掌波 |
| 継続 期待度 |
80.8% | 58.1% | 25.0% |

▲パンチならまだ大丈夫か!?
パンチならまだ大丈夫、キックなら半々で剛掌波は大ピンチ。この辺りは肌感覚通りの結果なのではないかと。ただ、これをもっと細かく見ていくと面白いことがわかりました。
ラオウの攻撃を状況別で集計してみました結果がこちら
| ラオウの攻撃 (210件) |
|||
|---|---|---|---|
| 状況 | パンチ | キック | 剛掌波 |
| 避ける | 23 | 14 | 3 |
| 雲流れて立つ | 12 | 13 | 0 |
| 雲が流れず立つ | 2 | 7 | 0 |
| リン復活 | 4 | 8 | 18 |
| 終了 | 10 | 31 | 63 |
| 合計 | 52 | 74 | 84 |
※「雲流れて立つ」は速い雲も含む
今回のサンプルでは剛掌波を食らって立ち上がるという逞しい姿は見られず。トキ避けとユリア復活もなしという寂しい結果に。意外だったのは雲が流れずにケンシロウが立ち上がるパターンはキックでよく見られる動きのようです。キックは雲が流れてなくても諦めるな。でも、逆にパンチは……。
こちらを元にそれぞれの状況別期待度を見ていきましょう。
ラオウの攻撃 状況別期待度
| ラオウ攻撃時の状況別継続期待度 (210件) |
|||
|---|---|---|---|
| その時点での 継続期待度 |
パンチ | キック | 剛掌波 |
| 繰り出す | 80.8% | 58.1% | 25.0% |
| 攻撃を喰らう | 65.5% | 48.3% | 22.2% |
| 雲が流れず | 37.5% | 32.6% | 22.2% |
| 倒れる | 28.6% | 20.5% | 22.2% |
剛掌波は攻撃を繰り出された時点から最後まで継続期待度はさほど変化はなし。剛掌波が見えたら倒れるところまでは覚悟しよう。

▲剛掌波は見えた時点でリンを願おう
キックは繰り出された時点では60%ほどの期待度で、そこから少しずつ下がっていく。先述したように雲が流れずでも立てるのはキック。
パンチは安心安全と思いきや後半へいくほど絶望の増し方がすごい。雲が流れていなかった時点でキックとさほど変わらない期待度。パンチはできれば避けたい!
この表を見る限りだとケンシロウが倒れた時点での復活期待度はラオウの技にはあまり左右されないことがわかります。
パンチなら大丈夫という感情は捨てて、喰らった時点で危ないかもと危惧するのが精神衛生上良いのかもしれません。
ラオウの攻撃の回避率
ちなみにラオウの攻撃をケンシロウが避ける割合でみると以下の通り
| ラオウ攻撃時の回避率 (210件) |
|||
|---|---|---|---|
| 技 | パンチ | キック | 剛掌波 |
| 回避率 | 44.2% | 18.9% | 3.6% |
やはりパンチは避ける割合が高いことがわかります。ラオウの攻撃に対するケンシロウのリアクションを端的に表すとパンチは避けるもの、キックは立ち上がるもの、剛掌波はリン頼みという感じでしょうか。
非継続時の演出選択率
4号機の初代北斗の拳のラオウの攻撃の決定フローは、継続か非継続かを決定した後に技を決定していました。今回の集計値と比べてみると
| 非継続時のラオウの攻撃選択率 (初代北斗の拳) |
|||
|---|---|---|---|
| 技 | パンチ | キック | 剛掌波 |
| 選択率 | 10.0% | 30.0% | 60.0% |
| 非継続時のラオウの攻撃選択率 (今回の集計値 AT104件) |
|||
|---|---|---|---|
| 技 | パンチ | キック | 剛掌波 |
| 選択率 | 9.6% (10件) |
29.8% (31件) |
60.6% (63件) |
驚くことに全くと言っていいほど同じ数値に落ち着きました。おそらくスマスロ北斗の拳も非継続時の演出の振り分けは初代を完全に踏襲していると考えて良さそう。剛掌波がピンチなのは非継続時で選ばれる割合がパンチやキックに比べて高いのが理由。パンチでプシュンは非継続時の10%引いたよって話ですね。そんなとこ引くなら継続してくれよと嘆きたくなるやつ~
ケンシロウの攻撃を分析
ラオウの攻撃がヒットしまくりなのに対してケンシロウの攻撃はまず当たらない。
| ケンシロウの攻撃 (95件) |
||
|---|---|---|
| 技 | ヒット | ガード |
| パンチ | 2 | 68 |
| キック | 1 | 20 |
| 百裂拳 | 1 | 0 |
| レイ無想転生 | 4 | ─ |
| トキ無想転生 | 2 | ─ |
今作のケンシロウの攻撃はヒットすれば無想転生チャンスに期待ができることからほとんどがガードされてしまいます。

▲ケンシロウの攻撃はガードされがち
ただ百裂拳は出現時点でヒット率も高く無想転生チャンスの期待度が高い。パンチとキックはヒットするか否かよりもいかにレア役で書き換えて継続率アップまたは無想転生チャンスを狙っていくかが鍵になりそうです。
レイの無想転生(南斗水鳥拳)は79%以上継続濃厚かつ攻撃もヒットするアツい演出。ただ無想転生チャンス期待度は約15%と低め。そして、トキの無想転生は発生時点で無想転生チャンス濃厚の激アツ演出となっています。この2つはレイバトル・トキバトルとはまた別ものなので覚えておきましょう
▼無想転生チャンス抽選
バトルパート中はケンシロウ(レイ)の攻撃ヒット時に無想転生チャンス抽選が行われます。
| 【攻撃ヒット時】 無想転生チャンス当選率 |
|
|---|---|
| 攻撃パターン | 当選率 |
| ケンシロウ 「パンチ」 |
19.9% |
| ケンシロウ 「キック」 |
33.2% |
| ケンシロウ 「百裂拳」 |
79.7% |
| ケンシロウ 「レイ無想転生」 (※必ずHIT) |
15.23% |
| ケンシロウ 「トキ無想転生」 (※必ずHIT) |
当選濃厚 |
| レイ 「手刀」 |
39.8% |
| レイ 「連続手刀」 |
62.5% |
| レイ 「飛翔白麗」 |
当選濃厚 |
すでに高継続率に期待できる演出はいくつか判明していますが、今回の集計で2つ気になる演出がありました。
その① 処理落ち演出
これはラオウの攻撃時に発生する初代をオマージュした継続確定演出で発生率はかなり低いです。今回のサンプルでは2回あり、ともに発生したバトルから4回以上の継続をしています。サンプルの平均が3.10連なのでかなり際立つ結果です。
その②掛け合い演出
掛け合い演出は3種類あり、どれも継続期待度は非常に高く、その中でも2G目の「長兄ラオウへの~」は継続濃厚+継続率79%以上となっています。
ただ集計をした限りでは、掛け合い演出自体が発生した時点でその後の継続にも期待できるという結果となりました。
| 最初に掛け合い演出が発生した後の展開 (18件) |
|
|---|---|
| 次回終了 | 16.7% (3件) |
| 次々回終了 | 22.2% (4件) |
| 3回目で終了 | 11.1% (2件) |
| 4回以上継続 | 50.0% (9件) |
今回のサンプルでは掛け合い演出は発生時点で全て継続していて、かつ半分が発生から4連以上しているほど高継続となりました。しかも、サンプル内には継続率79%以上濃厚である「長兄ラオウへの~」は2回だけ、その両方とも次々回終了と芳しくない結果でした。この結果を引っ張っているのは残りの2種類の台詞というワケです。

▲バトル1G目からはじまる掛け合いは高継続示唆!?
なんか見つからないかな~となんとなく整理してはいたのですが、これは思った以上に目立つデータでした。しかも、掛け合い演出が発生したATは複数発生していることが多いんですよね。掛け合い演出そのものが高継続に期待できると言ってもいいのではないかと思っています。
まだまだ謎の多いスマスロ北斗の拳。サンプルも少ないので、断言できるほどではありませんが、バトルボーナスを楽しむスパイスにしていただけたら幸いです。今後も調査を進めていくので何か判明したら更新します!!
(C)武論尊・原哲夫/コアミックス 1983,(C)COAMIX 2007 版権許諾証YRA-114
(C)Sammy
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- 角屋角成(かどやすみなり)
- 代表作:【回胴の探り手シリーズ】角屋角成のフラグ回収記
札幌出身。パチマガスロマガのライター。第6回の旅打ち制覇者。パチスロ収支のみで沖縄から東京まで1年かけてカブで旅をする。パチスロ打って酒飲んで呑気に過ごしています。かどおわ。



