P・T 第２話

「アナタ、最近は帰りが早いのね」

「プロジェクトも落ち着いたからね」

「でも、毎日帰りが早いの？」

「ああもちろんだよ」

不倫が会社にバレて、左遷された先は書類整理と言う名前だけの部署。何もする事なく定時には退社。

肩書が消えたと同時に、女は自分の元から去っていった。

自分の愚かさを憂いでいると、ジョージが話しかける。

「ダディ、疲れた顔ばかりしてるよ。何かあるのかい」

「ハハハ。少し歳を取ったからかな」

「そうだよダディ。僕が見ても暗い顔をしているよ。」

「PTまでそんな事を言うのかい」

…もはやETの設定をフル無視しているがきっと大丈夫。
こんな時だからこそ、くだらないコラムで笑ってほしい。


…苦笑すら出ない場合もあるが。


「ところで父さん。父さんに聞きたい事があるんだ。」

「なんだいPT」

「最近、周りの人がおかしな事を言うんだ。ジョージと顔が違う。父親が違うんじゃないのかって。」



…今更？


「そんな事ないよPT！僕らはそっくりな顔をしているじゃないか！！」


…どこが？


「そうよ！PTは私が産んだ子。父親が違うなんてあるわけないわ！」


…どうした？ おかしくなったのか？


困惑するダニー。

その時、ふっとみんなの顔を見渡してみる。

あれれ～？（コナンボイス）


慌てて、自分の顔を鏡で見てみる。

なんじゃあこりゃあ！（松田優作風）


…そうか、奴はやはりエイリアンだったのか！


くそぅ。私がしっかりしていれば、こんな事には！

こうなったら、元に戻すためPTを倒すしかない。

「…父さん？怖い顔をしているよ？」

「…そうだよ。今からパパは、お前を倒すんだよ！」

「やめてよ父さん！やめてよぉぉぉぉぉ！」



…終わった。何もかも終わった。これで平和が訪れる。
今日は疲れた。ゆっくり眠ろう。

…とっても気持ちいい朝だ。新しい朝だ。希望の朝がきた。


「おはよう！父さん…」


ふと呼ばれた声に振り返ると、そこには…



「クリカエス、ワタシハナンドデモクリカエス」

ノォォォォォォォオー！

ダニーは逃げ出した！


しかし、回りこまれてしまった！


…おや？PTのようすが…？

キングPTだ！
（流行にはすぐ乗っちゃう）


果たしてダニーはどうなってしまうのか、そしてこの世界に平和が訪れるのか。

次回！最終回！

終わらせたかったのに終わらなかったから何にも考えてないぞ！

期待するなよ！

するなよ！

するなよ！


…ちょっとはしてくれよぉぉぉお！

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