- パチセブントップ
- コミュニティ
- パチ7自由帳トップ|ブログコミュニティ
- コラム(ブログ)詳細
知らぬ間の連れ打ち
知らぬ間の連れ打ち
-
ポリンキーさん
連れ打ち大好きなラッコ。 コラムも漫画も携帯に指でかいてます。 やさしくしてね! - 投稿日:2017/08/12 19:31
起きたらもう抽選には間に合わない時刻だった。
となりのソファーではジョルノジョバーナばりに襟をひっぱって寝ていたとよぴー。
開店から行くためわざわざゆうきさんちに泊まったのに。
だらだらと支度をし、もう飯食ってから行くか、とランチが安い中華料理屋さんへ。
ワンコインでドリンクバー、サラダバーつきはかなりお得。
しかし店外に貼ってあるお得なランチメニューが店の中に一切無く、記憶を頼りに店員に聞くしかない。
「麻婆豆腐ランチあります?」
「ウン」
…恐らく日本の方ではない女性。タメ口がすごい。
「…ライスついてますよね?」
「あぁ?」
…なぜこの店員はお客様に対してろくでなしブルースのような威嚇をするのか。
結果ついていたが。
サラダバーという名のキャベツバーは利用せず、昼近くに目的のホールへ。
もう今日はジャグだ。
常連が非常に多く、ジャグにもかなり設定を使うお店だ。だが、あせる必要はない。
明らかに高設定の台が順番にあいていく。
お年寄りの常連たちはなぜかちょっとはまると別の全然良くない台に移動する癖がある。
この日もまだ稼働時間少ないとはいえ、6をぶっちぎる台があいていた。
とよぴーはそんなゴーゴージャグラーにすわり、わたしは少しジャグったあと所用を済ませてからARTの島をうろうろ。
番長3のベル29やめ、ベル6やめ
聖闘士星矢744ゲームやめ
黄門ちゃま喝 赤メーター230やめ
バイオ(新しいやつ)10以上スルー台
今日はライバルも少なく、この辺をすべて拾えた。まあ聖闘士星矢でちょっと使ったからトントンくらい。
ジャグの島に舞い戻ると、序盤6っぽかったが違った台のメッキがはがされてきていたり、逆に回転数があがっていよいよ高設定濃厚になる台がでてきたりと。
またこんなんが空き台になるんだわ。
島にいればいい台にステップアップできる天国のような店だ。教えたくない。
とよぴーの隣には常連の背の小さいおばあちゃん。データはあまりみない。
と「この店で飲み物買う必要ないですわ。目押しすると先人がみんな飲み物くれる」
お年寄りが多いため、みんな目押しができない。だから若者や慣れてる常連が押してあげている。平和な店だ。
さてとよぴーも好調なので、自分もジャグるかとみていると、合算114分の1、ビッグ14バケ16の台があいた。
即座にすわる。
わずか50枚で生入りビッグ。
わたしは逆押しが好きなので生入りが多い。
ジャグラーの逆押しの魅力、ハッピージャグラーの変則押しだけでなく順押しの魅力。このへんをいまさらコラムに書こうかと思ったりもしたが需要がなさそう…。
合算をよくしたい!もっと合算よくしたい!と打ち続け、一箱まず出た。これは閉店までだな、と思ったときに、隣のデータからは低設定濃厚の台に先ほどとよぴーの隣にいた小さいおばあちゃんが来た。
来るなりすぐペカる。エスパーか。
目押しはできないはずなので、押してあげようと思ったが、いまコーヒーを飲んだばかり。飲み物くれそうだから困るなと思ったが、押してあげた。ビッグ。
「ありがとうありがとう」
飲み物ほしくないわたしは全力で首をふり、いいのいいのと余裕をこいた。
ビッグ終了後、数枚のメダルを持ちおばあちゃんは消えた。
(絶対飲み物やん)
案の定ペットボトルを手におばあちゃんはやってきた。
「どうぞ」
渡されたのはミネラルウォーター。
おっ。これは嬉しい。
「悪いですねー。いただきます。」
さて、もらった以上はここから専属の目押し係にならなくてはならない。
先ほども書いたが、わたしは逆ハサミ押ししてるため、当たりの察知が早い。
光らないのに狙って揃えることもしばしば。
おばあちゃんは少し不思議そうな顔でながめ、反対隣のおじさんは逆押しを真似し始めた(適当押し)。
そのまま逆ハサミを続ける。
すると右下段7からの左チェリー!(ビッグ確定)
ニコニコと下皿を箱に移す。
おばあちゃんはまた怪訝そうに見ていたが、ビッグを揃えたら納得してうなずいてくれたから微笑み返しをした。
しかしおばあちゃんが当たらない。
はまりは300を超え、持ってきたメダルも尽き追加投資。
こういうときの連チャンは気まずいが、こぜ6のわたしの台は止まらない。
するとおばあちゃんの動きが停止したのが視界の端でもわかった。
見るとペカってるじゃないか!
わたしが押すジェスチャーをすると、メダルを1枚入れ、拝む。
拝まない…でくれよぉ…。
…ほらバケだあ。
軽くごめんねの仕草をしたが(わたし悪くないけど)おばあちゃんは笑顔でうなずく。
その後、このやり取りを3回繰り返す。
おばあちゃん、当たるようにはなったがバケ連…。
メダルも風前の灯しペカ…。
おばあちゃんはチェリーでちゃんとねじる。
だから毎回チェリーの時はこっちも見ちゃう。
またねじってるなと思ったら単チェじゃないか!
当然のようにペカる。
さあ。
わたしは押してあげるときは必ず順押しする。
挟んだり、逆押しして、揃えるまえに「あーバケっすねー」なんて無粋なことはしない。
なんならビタぎみに7を狙ってやった。
♪てってれれれ てってれれれ
てってれれれれ~!
ビッグだ!
思わず親指を突き立てるわたし。
「ありがとう、ありがとうね」
と小さい体を何回も折り曲げる。
そこからはお互い順調だった。まあ、わたしの台はほんと調子よく、合算も100あたりをキープしていた。
9時をすぎ、高設定でも飽きて「ドラセグ打ちたいなー」と思う悪い癖がでて、おばあちゃんに台をゆずろうかと思ったその時。
「あのね、バスの時間があるから悪いけど先に帰るね」
とおばあちゃんにいわれた。
お、おう。…いやなんでことわる?
いつから連れ打ちみたいになってた??
「ほんとありがとね」
「うん。またね。」
仕方ないので打ち続け、さらに伸び、2200枚も出た。
知らない人と連れ打ちになった話。
いつもいるから見かけたらまた隣で打とうかな。喉が乾いた時に。
名前も連絡先も知らない連れ打ち仲間ができた。
19
ポリンキーさんの
共有する
このコラムへのコメント(22 件)
ありがとうございます!
書いててこういうコラムのほうが自分も好きだったりするんで嬉しいです!
ジャグコラム…そうですか…。
近々かけたらトライします!
そういう出会いはほっこりしますな…
ずっとコメントしたかったんですけど、ポリンキーさんの書くジャグラーコラム、是非読みんでみたいっす…|д・)チラッ!
「僕も」って
やってること全然ちがうやんけ!!
会話もなく、ただ僕が負けるだけです!
若い客や、ちょいガチもいますが、基本マナーいい緩い客ばかりですね。
しかし、この記事を書いてる途中で、今後平和が崩される可能性がでてくるお知らせが…
つづく(つづかない)
台数の約半分がジャグのちいさい店だから完全に客層が分断されとりますね。
スロットはマナーいい客ばかり。
なおパチンコは…。
飲み物は契約書みたいなもんですねw
順とハサミで法則かわるのもいいですよね。
小役優先だとみんジャグもありますが、唸るのはハッピーですね。
この店は100%貰える説