一般景品とラブホテルのパチスロ機

晩秋の風が慟哭を叫び、渓谷では白い涙と紅き楓が入り交じり。
ふとカーテンを開けば、アスファルトと白き涙雪のまだら模様・・
自身の頭頂部を透かして見れば、雪より清き涙が朝日を滲ませる。
師走に入り、より寒暖差が激しい時期となってまいりました、
皆様、体調は崩されておりませんか？？
毎度ご無沙汰しております、玉のゼロです。

３周年記念オフ会の戦利品である一般景品達、
どれにパチポイントを全ツッパしてやろうかと、
宝くじにおける連番気分で１チーム・・
いや、バラ気分で全チーム均等に・・・・
などと考えている内にどこにも抽選できないまま一週間が経過した今。

私、血液型はO型でして。
こういう物事はもはや応募した時点で
「当たったと思える」
幸せな人間です。
ええ、三日に一度は億万長者になったら・・・等と妄想しております（え

さて、パチンコ店には多種多様な一般景品が存在します。
しかし、賞味期限という強制退場のない一般景品に関しては、
バイト君達よりも社歴が長いなんてのも多い現状、
今回のオフ会戦利品においても
日焼けや劣化等が確認できる景品も多く見受けられました。

それは仕方ないのです。
何故、仕方ないのか。
そこに関して、意外な共通点を持つ部分を紡いでいきましょう。
今回のテーマは。



「パチンコ店における一般景品とラブホテルのスロットマシン」


何を紡ごうとしてるんだこの野郎と思った貴方も最後までお読み頂けますと幸いです。

さて、それではまず「一般景品」についてです。
今お読み頂いてるユーザー様も
電化製品とか、基本的に交換しませんよね。
割高過ぎるくらいですし、

ちなみに、自店舗で現在景品として置いている、
「ネス〇フェ　〇リスタ」
４パチ換算で2,450玉で交換ですが
ドン・キ〇ーテさんでが現在4000円程度で販売されています。
1,000玉くらいと考えると倍以上しますね。

数年前から取り扱いが拡大しているお取り寄せスイーツジャンルなんかは使えます。
ス〇ダラ節風に仕事帰りを思い描けば、

ちょいと遊びのつもりが、連チャン
いつの間にやら、別積みで
気が付きゃホールの主役でご機嫌
だけど、奥様頭に角が・・・・・
わかっちゃいるけど辞められない♪

そんなアナタも奥様やお子様へのお土産に少し豪華なスイーツでご機嫌取り、
とはいえ、湘南〇風の「純〇歌」のように
景品の化粧品を取ろうにもお肌に合わなかったら、
「こういう色は好きじゃない」とか言われたら・・・
なんて考えたりで敷居を感じたり、
基本的にショーケース景品に目を向ける方は少数だと思います。


じゃあ、なんでそんなん置いてるの？


「遊技結果を表す景品は多種多様に、様々な景品を用意する事」
「景品交換の幅を狭める事は特殊景品への交換を助長する行為」


という自主規制に近い部分がある訳ですね。
誤解ないように言いますが、組合指導の部分です。
老若男女、さまざまなお客様が満足できるように
日用品や食料品や生活品などを中心に取り揃えなければいけません。


次にラブホテルのスロットマシンについて、

まさか賢明な読者様の中に私のような、
「やっべ、これバトルボーナス捨ててるって！！しかも景品はバ〇ブ！！」
などと激震予告を拾って白けさせる私のような方はいないと思いますが

実はこのスロットマシンはラブホテルの設備に必要なもの、
そこに関連してくるのが、会計システムなのです。

フロントでお金を払う対人関係型の会計システム。
電話で「出ます」と言ってエアシュートや、小窓にお金を置く電話連絡型の会計システム。
入口近くにある、自動会計システムでの無人会計システム。

ざっくりこの３パターンかなと思いますが。
実は、「ラブホテル」は『旅館業』と『風俗業』の二つの管理がされております。
多少ややこしくなりますので、今回のテーマの部分だけに触れますと、
『旅館業』において区分として保健所管理ですが、


「顧客を帳簿管理、もしくは入退室に管理者側が関与してね」


という指導がされているのですね。
要は誰とも話さず、会わず、管理者側が関与する事なく入退室しちゃダメよ。
って訳です。

受付でお金を払う＝管理者にお金を渡す（直接関与）
電話で退室を連絡＝管理者に連絡と会計（間接関与）
自動会計システム＝顔も声も意思もない（無関与）

関与のない会計は指導対象となってしまいますが、
ここにパチスロが絡んできます。


『客室内に硬貨でしか遊べないパチスロがあるのです。
　お客様がパチスロを遊びたい時に遊べないと困るので両替機を設置します。
　不備があると困るので、多機能な両替機を設置させて貰います。』


そう、自動会計のあの機械は


実は『多機能両替機』なのです。


たまたまその機能の中に清算があるのです。


もし、ラブホテルマニアな方がいらっしゃいましたら観察してみるのも一興かと。
自動会計機がある部屋はほぼ「パチスロ」が存在します。
目につかない所や収納に入れてても成立する分隠されてる場合もありますが、


という訳で今回は、

『なんで存在してんの？？』

と、思われがちだけども実は

『俺がいないとダメなんだろ』

なんて話でした。



↓↓↓ここからはただの駄文です↓↓↓

私が最後にラブホテルを利用したのは、確か６年くらい前。
東京に嫁ちゃんと遊びに行き、東京は池袋在住の友人と飲む予定も含めて遊びに行きました。

午後二時、風俗街というか風営法において建て替える事が許されない建物の街を歩き、
『格安』という言葉だけに釣られた私
東京といえば近代的文化都市、すべからく綺麗な所という思惑がありました。
到着した自称ホテルは

「えっ？廃墟？」

建物探訪にきた渡○篤でも褒めるのを忘れて思わず心の声が漏れそうな
ひいき目に言って牛舎かトラクター小屋という旅館にたどり着き、

万年床を超越した億年床にされていたような毛布が廊下・階段に敷き詰められた屋内。

ギシ・・・・メキ・・・・・・ギシ・・・・・メキ・・・・・

1秒間1200ピストンと言わんばかりの効果音が歩くだけで炸裂し、

「こちらになります・・・・」

漫☆画太郎先生のババアみたいな貴婦人が案内してくれた部屋、
それはこじゃれた畳の


『市松人形』

『五寸釘』

『謎のビス』

『土壁』

『午後2時チェックインで既にセッティング済みの布団』


という素敵に不気味な和室空間でした。
すべてがボロボロなのに何故か浴室だけは全面ピカピカ



『誰か死んだからここキレイにしたのかな・・・？』



楽しい旅行が旅館到着から『かまいたちの夜』へ

おかしい、ゲームでもシュプールに着いた時はウキウキだったはずだ。




嫁ちゃんの顔は怒りを通り越し、単純な恐怖でバックを床に置くのすら躊躇っている。
青ざめた顔は市松人形を見つめる、何故だ。

何故、

この部屋には、

市松人形が５体もいるのだ。


そして何故その足元に釘やらビスが転がっているのだ、
何故ババアもとい貴婦人はこれを片付けない、
むしろ見えていないのか・・・・・・？？



このままではリアルに『かまいたちの夜』になると思い荷物を持ちそのまま出発、

『ディナーはエビフライ定食ですよ・・・』

ディナーという言葉に不釣り合いな内容だが、言われてみれば
ここも『ホテル』という形容詞の『廃墟』。
なるほど・・・とんちが利いておる。


これ以上嫁ちゃんを怯えさせる訳にはいかないので
戦略的撤退を行わせて頂いた。
チェックインから１５分での強制チェックアウト。
とにかく、早くここから出たい、最速を追い求めねばいけない、
早よセナ・・等と戯言を言ってる場合ではなかった。


実はこの日は私の誕生日、
祝いの日を呪いの日にする訳にはいかないのである。


電車を乗り継ぎ池袋へ、
チェックインからのチェックアウトのおかげでキャリーバッグも引いたまま。
待ち合わせの時間も近かったのでそのまま友人と合流に至る。

久々に会う友人、数年ぶりなのに久しぶりなんて野暮な事は言わない。

『ブクロへようこそ』

キックベースで体育館の天井にボールを挟める事が特技だった男の口調は軽やかだった。






こじゃれたBARに連れていかれる。

『馴染みのBARなんだ』

さすがはシティボーイズ。
そんな言葉を言ってみたいと心底思った。

『またバケだよ』

私の馴染みのBARは黒い悪魔と呼ばれるアイツくらいだ。
当時で言うと1000ゲーム越えてから

『馴染みの鬼ボーナスなんだ』

ってのがしっくりくるぞチクショウめ。
どうせ俺なんか熊酒場だよ、
カクテルよりも焼酎、焼酎よりもどぶろくだバカ野郎。

入店するやいなや、

『ハッピーバースデー♪』

という単語で一番最初に連想されるあの曲が大音量で流れてくる

『お誕生日おめでとーーーーーーーーう！！！！！！』

従業員の皆様からの祝福を受ける、いや、あんたら俺の名前すら知らないだろ。


『こちらプレゼントでーーーーーーーす！！！！！！』

とりあえず生、と言う前にHANABIが突き刺さったHIBANAを炸裂させるNAMAが来た。

デカい、ていうかピッチャーだろこれ。
プレゼントはピッチャーでーっすって投げやりすぎんだろ、
いや・・・ビールは何より好きだけど・・・・

結局ピッチャーを受け取るキャッチャーな私。

一撃で飲み干そうとする私。



・・・・・・・・ブホッ！！

こじゃれたBARに入店５分で器官に入り込んだビールをまき散らす私、

これは麦・・・、もとい無理だよ・・・・


この日は本当に酔いました。
本音を言うと、休みがなかなか取れない中で誕生日をごり押しして連休を取り、
祝福してくれる数年に一度しか会えない遠くの友人と、愛する嫁ちゃん。
その二人が同席する飲み会。
普段はマイペースな私もハイペースで飲み、
気づけば遠方の便器がマブダチとなっておりましたよ。


生まれて初めて「終電」という言葉を使った日でした。
ええ、すでに終電から２時間以上経ってましたが、


そのまま池袋のラブホテルに宿泊、
久々のラブホテル・・・
新鮮なラブホテル・・・




シャワーを浴びながらリバース。
新たな便器と尻を合わせる前に知り合いとなりマブダチへ。
そのままマブダチと添い寝・・・・・


思えばここから〇〇〇〇レスが始まってきたのかな。



そんな、ブクロのラブホのホクトはSEだったというお話でした・・・

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