スキ、だけどキライ

この2月のみなし機撤去に際して、どうしても別れを告げなくてはいけない機種がみなさんにもあると思います。
当然珍古好きな私には数多くあります。

半年前、あまり人も多くない、小さなホールにその台は設置されていました。
見たことある筐体。だが、盤面、リール、ランプ、名前、全く知らない台でした。

今日は夢中になって打ち込んだこの台について書こうと思います。


その名も「スーパーセブン」

40代後半ぐらいの方は聞き覚えあるでしょうか。
2号機にあったスーパーセブンの完全リメイク機です。

この台は準完全告知機でして、オーソドックスなRT機です。
導入は2009/7～ですね。
純増309枚のBB、純増104枚のRB、特リプ入賞によって突入するRT「フルーツゲーム」は純増0.8枚で60ゲーム継続します。
特リプは2号機の再現である集中役の図になります。（やっぱりベルでそろえたいですね！）
オッズにある、チェリーとプラムはどちらを停めても払い出しを受けることができます。

この台の大きな特徴はリールの「滑り」にあります。

滑りなんてわからねーよ！って方はどのジャグラーでもいいので数ゲーム、停止ボタンをタタタン！と止めてみてください。
押してからリールが遅れて止まるかと思います。それが滑りです。

通常はビタどまり、または1コマ（チェリー入賞回避のために3コマ滑ることもあります。）しかリールは滑りません。
ボーナス成立や〝ある小役″の時にだけ大きく　ズルンッ！　と滑ります。

とにかく滑る。どのリール停止でも大きく滑る。それがたまらなく気持ちいいのです。
2号機世代の方もリール制御はよく似ている、と思われるようです。

ボーナスをそろえるとガンガンガンガン、とSEが流れ、ボーナスが始まります。
ボーナス中もノスタルジックなBGMが流れ、終了後には軍艦マーチが流れます。
これもまた心をくすぐられますね。


さて、タイトルにもある、スキとキライ。
これがこの台の大きなポイントでもあります。

オッズ表に1枚役があるのがお分かりでしょうか？
先ほど説明した〝ある小役″とはこの1枚役なのです。

この小役自体は1/150と重めではありますが、30分も打っていれば立つようなフラグです。
この1枚役成立時とボーナス成立中のみリールが滑る制御になります。

この1枚役、アクロス好きな方は大好きでしょうね。だって、ボーナスだもの。（バーサスのチェリー溢し役はご愛敬
このスーパーセブンにとってはドキッ！とさせられても何もない役なんです。ただ、リールが滑るだけなんです。

ズルンッ！。。。あれ、滑ったかな？
ズルンッ！。。。やっぱり滑っている！！
ボーナスだ！！　　てな感じで楽しめる台です。

ズルンッ！と滑ってもボーナスが当たらなくてヤキモキしたり、枠内にボーナス図柄を止めていて生入りしたり。。。
まったり遊ぶにはとても楽しい台ですよ！

残念ながら、2号機の集中役の再現のために搭載したRTが理由で今回のみなし機撤去の波に勝てなかった台ですが、ちょっとでも知ってもらえたなら本望です。


それではまた。

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