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10年前、仕事してました
10年前、仕事してました
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ないはるさん
みなさんとぱちんこ、パチスロの楽しさを共有できたらと思ってます。 Twitter:@ikizama_blog - 投稿日:2021/03/26 20:39
東日本大地震当日、夜勤前の僕は寝ていた。
お腹に痛みを感じ目が覚めた、本が散乱していることと同時に揺れに気付く。飛び起きテレビとデスクトップのディスプレイを抑える。棚からフィギュアが落ちるのを眺めながら揺れの大きさに驚いていた。
揺れが落ち着いた後にテレビで地震速報を確認した後、ベッドに散らかった本をどけ大忙しになるであろう夜勤に備えて寝た。のも束の間
同期「寝てる場合じゃねーだろっ!」
寮に住んでたこともあり部屋に鍵なんかつけておらず、飛び込んできた同期に叩き起こされた。テレビをつけて騒ぐ、夜勤忙しくなるから寝かせろよ。テレビの画面には火災の報道、会社名は
同期「うちの会社燃えてんぞ!」
正確には事業所が違うため勤務地ではないが燃えていた。ニュースを聞く限り津波の影響を受け、その後火災へと発展したらしい。勤務地の事業所もなんかしらの影響は出てるに違いない、状況判断もしたかったのでそのまま会社に行くことにした。
会社に行く道中の信号機はすべて機能しておらず、歩道は人だかり。事故らないように車を運転し、通常の2倍は時間をかけ出社した。
職場に着くやいなや即座に制御システムの前に座らされる。話を聞く限りいくつかの装置は止まったが安全を確認後、運転を再開したようだ。すでに勤務していた人たちは火災の事は知っていた。本部の人たちがこのまま運転するのか停止するのかのジャッジを待っている状況。
すでに地震発生から何時間立ったと思っているのか。
地震発生から約8時間後、プラントは最低限の動力を残して停止する事に決定した。
各装置が停止していく中、最低限の動力を制御する自分の職場が落ち着いたのは朝方だった。そして、これで終わらない。朝方電車が動いていないと連絡を受け、そんなの想像したらわかんだろっと夜勤者全員で文句を言いつつ昼過ぎに帰宅。
次の日からも停止した装置の後処置、運転準備等で大忙し。1週間は昼勤、夜勤と休みなしに出社した。運転しても電力削減に伴い通常とは違う運転を行ったりと落ち着くまで時間が掛かった。
これが僕の10年前、仕事してましたって話。
・最後に
後日火災が起きた事業所の対応について職場で勉強会をしたんですが、緊急時の対応がどれだけ難しいかを物語ってた。津波が迫っている状況ということも考えると想像を絶するものでした。
どんな事もそうですが、実際にその状況に立った時すぐ行動できるかが大事になります。そのために訓練が必要となりますが、その訓練がどれだけ大切かを今まで以上に学ぶきっかけになりました。
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ないはるさんの
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このコラムへのコメント(2 件)
今回のコロナでもそうですが、こんな時でも働かざるを得ない仕事ってあるんですよね…
やっぱり、それぞれの3.11。このお題にして良かったです!