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【長編パチ小説】 【第2話】 タイトル未定
【長編パチ小説】 【第2話】 タイトル未定
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芥川パチ之助さん
初めまして!念願のパチンコを題材にした小説を投稿さえて頂きます。感想その他お待ちしています! ※中の人の詮索は絶対におやめ下しあ※ - 投稿日:2016/03/26 23:53
――――そもそも、なんで焼き鳥屋で会ったんだっけな――――
俺とアイツが最後に顔を合わせた日、失踪発覚2日前・・。誘って来たのはアイツだ。
電話で話したんだ。いつもみたいに久しぶりだなって。それでくだらない話して・・・あ、川の話聞かれたんだ。それで、もう長い事行ってねぇよって。俺は言ったのに・・やけに、しつこく聞いてきた。
しかし、自分が勤める系列店とは言え、随分とまぁ仕事熱心なもんだと俺は思ったんだよ。会ってジョッキとコップを合わせる前に、食いつくように聞いてきたもんな。
俺はどうした移動か?左遷か?なんて茶化せば、困ったような顔で、無理やりに笑ってみせた。今思えば、俺に向ける類の笑顔じゃない。そんな風にも、思えてきた。
俺から話を変えたんだ。焼き鳥食う時くらい仕事の事は忘れろって。それで、最近の動きを聞けば、家買う事にしたんだ・・って。少し出世できたんでな・・って。
良かったじゃねーか。って、ウーロン茶とビールを合わせたんだ。
連絡先を聞いたはいい物の、何をどう喋ればいいのか分からなかった。結婚前から知ってる二人。でも結婚式には顔を出してない。アイツはホールの人間で、俺はホールに嫌われる人間だ。
玄関に貼られた○○お断りなんて紙に合わせれば、アイツの職場に爪先を向ける事すら憚れそうな人間だ。それでも一つだけ共通する点は、アイツも俺も食う側だった。束の間のギャンブルを楽しむ人間を。
夢を見させて人を食う鬼がホールなら、俺たちは、夢を力で刈り取り実を食う畜生だった。技術の先の人海戦術。更にその先にある絶対勝利。その役目はレバーを叩くことでは無く、またその目的は7を揃える事でもなかった。
届いた大量のデータを睨み人を送り、常に携帯電話で延々と状況を把握しメールを送る事だった。
特殊景品を積み上げていくだけ。いつから、こうなったんだっけな。
それでも幾らかまだ楽観的な自分も居る。今こうやって色々勘ぐってる間にも、アイツは家に帰って、奥さんにちょっと疲れて思い詰めちゃったわ。なんて困った笑顔でも向けてるんじゃないかと。
寧ろそう考えることが正しいことだと思うくらいのイメージが余計に自分の動きを悪くした。
イメージなんて幻想を、場には求めなくとも、人には重ねる。ご都合主義の楽観主義者。青二才の博打狂にはこれ以上ない肩書きだ。
とにかく、奥さんに連絡するか・・・・。声を聴くのは、何年振りかな・・・。
第3話へ続く
※この物語はフィクションであり登場する人物その他とかそんなことよりおうどん食べたい。
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芥川パチ之助さんの
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このコラムへのコメント(4 件)
mr.マイトさんのお友達です
藤原ジェットさんのお友達です。
次も楽しみにしてますね!
面白いんですけど
内輪の方・・・・ですよね?w