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ゆる調~パチンコパチスロゆるゆる調査隊~
2023.06.15
一発出玉没収はあり得るのか!? 現役ホール店長に聞く出玉没収・プロ行為・出禁の定義や線引きとは?
■目次読みたいところまで飛べます
最近、SNS等でプロ行為・出禁・出玉没収について話題がいくつか挙がりました。もちろんホールの取締り行為は今に始まったことではありませんが、重なって耳に入ってくると打ち手側も「自分は大丈夫かな?」「もしかして最近厳しくなった?」と気になるものです。
しかし、一つ一つの出来事や噂からだけでは誤解やあらぬ憶測を生んでしまいかねません。そこでパチ7では、規模や地域の異なるホール店長たちに出玉没収・プロ行為・出禁についてお聞きしてみました。
質問&回答の前に最近や過去にあった出玉没収・プロ行為・出禁の例を簡単にご紹介します。なお、以下はSNSやweb上で見られた情報に基づくもので、必ずしも正確な事実であることは保証しません。
ケース1:プロと見なされた出玉共有で出玉没収
友人二人と出玉共有をしたことで、禁止されている「当店がプロや軍団と判断したお客様同士の出玉共有」に該当する行為とされ、投資46,000円で得た3万発の出玉が没収された(投資分も返却されず)。当人はサラリーマンで当日も普通の外見をしており、止め打ち・ひねり打ち等も行っていなかった。また、最後の出玉共有から2時間後、ラッシュ終了後に声をかけられて出玉没収となった。
これについて「なぜ出玉没収という厳しい対応なのか」「出玉共有を把握していながら出玉を得てからの声掛けに対する不信感」「プロと判断された理由が明確ではない」と訴え、このままでは自分たちのような一般人が安心して遊技できない、とSNSで店長に説明を求めました(本記事執筆時点で表に出ている回答は無し)。
ケース2:引き子・打ち子行為でラッシュ開始前に出禁
引き子・打ち子行為を確認していたホールが、その打ち手がプレミアム役に当選して出玉を得ようとしていたタイミングで声をかけて遊技中断させて出入り禁止とした。
このホールでは以前より引き子・打ち子行為に対して、出入り禁止や入場抽選アプリの永久凍結などを行っていましたが、不正行為が増加傾向にあり牽制のためにホール側がSNSで本件を報告しました。
なお、このタイミングは開店して間もない時刻であったという情報もあり、対象者を遊技させた上で声をかけるという泳がせた行為であるとは限りません。
ケース3:パチンコの技術介入(止め打ち・ひねり打ち)で出玉没収
グランドオープン初日に軍団やプロが多数来店し、ひねり打ち等による技術介入が行われた。初日はホール側の動きもなかったが、2日目に特殊打ち禁止と打ち手に注意。打ち手は注意に従い遊技を止めて景品交換をしようとしたが、ホール側は交換を拒否した。
本件は10年以上前の出来事で、真偽も含めて当時は話題となりました。インターネットの普及もあり、こういった出来事が一般の打ち手の耳にも入ってきたのは、本件が初めてと言えるかもしれません。
以上に挙げた件以外にもSNSやweb上では出玉没収や出禁などの報告はあり、話題には挙がらずとも同様の出来事は筆者も見聞きします。
それでは現在のホール側の対応は実際どうなのか? 全国の現役ホール店長たちにお聞きしてみましょう。
今回、パチ7では6名のホール店長にアンケートさせていただきました。質問内容は大きく分けて「プロ行為による出玉没収対応」、「プロ行為に関連したパチンコの技術介入」の2点になります。
▲各ホール店長を「店長A・B・C・D・E・F」とさせていただきます。
「プロ行為による出玉没収対応」について
初めに直近で話題になった、プロと見なされた禁止行為による出玉没収についてお聞きします。
1.店舗が判断する「プロ」、「軍団」の基準をお教えください。また、その基準を遊技客に説明していますか?
店長A
明確な基準は存在していません。いわゆる専業、勤め人だけど打つのが上手い人、色々いると思いますが、こうなら「プロ」というものはないです。ただ軍団については、「行為」にスポットを当てています。いわゆる引き子、打ち子行為、付随する遅延行為、立ち見で挙動チェックなど、一般ユーザーに迷惑となる行為はいわゆる「軍団行為」「輩行為」としてます。
店長B
「プロ」「軍団」としての基準はありません。よって遊技客にも説明しませんし、「当店がプロとみなす方の入店をお断りします」という貼り紙もありません。弊社としては法人で定めた遊技約款(ハウスルール)があり、その約款の内容に反する方は遊技契約を解除するという形です。その対象になる方が「たとえばプロ、軍団、サラリーマン、近所のおじちゃん」誰であれ公平に判断します。
店長C
・複数名であること
・特賞中、確変時短中の数値が他の台と大きく離れていること
・他のユーザーからの印象、心象
・複数名で特定の機種を占拠すること
・ルール内であれば何をしてもいいと考えられる言動をとること
上記を総合的に勘案して判断します。掲示ベースでは詳細な条件は明示しませんが、聞かれれば「悪目立ちしないように」と伝えます。
店長D
会社での明確な基準はありません。各店舗長での判断となります。プロの基準はSとS1(※)のデータで判断しています。軍団に関しては、当店には現在いないので過去にいた店舗となりますが、他のお客様からのタレコミや入場前の様子(駐車場で集まってる等)、営業中の様子で判断していました。お客様への告知は「プロお断り」的な店内ポスターのみです。基準の説明はしていません。
※パチンコのデータに関する用語で、Sは「有効スタート」で100玉打ち込んだときの変動数、S1は「入賞スタート」で100玉打ち込んだときにヘソに入る個数(割合)を示す数値のこと。
店長E
正直なところ曖昧で明確な基準は無く印象的な部分が大きいです。
・外見:帽子・ボディバッグ・ジャージのような恰好は印象が悪い
・お店の嫌がる行為(マナーが悪い):リセット狩り、張り付き、掛け持ち、ワンツー(ひねり打ち)等
・明らかな複数人による期待値稼働:ルール違反ではないが印象は非常に悪い
そもそも基準が曖昧なので、聞かれても明確には答えません。「当店ではあなたをプロとみなして……」という伝達のみです。
店長F
特に明確な基準は設けていません。イベント日だけにくる集団、乗り打ちをしているグループを「軍団」とみなしています。遊技客への説明はしていません。
ホールによって異なりますが、「一般客に対する迷惑行為」「ホールに対する迷惑行為」「遊技約款に反する行為やデータの異常値」などを根拠としているようです。一方、プロである基準が必ずしも明確ではないホールもあり、印象や行動などから総合的に判断していることがうかがえます。
2.注意にとどめる場合と、出玉没収や出禁対応となる場合の違いをお教えください。またどのような場合に『警告無しの一発出玉没収or出禁』対応となりますか?
店長A
ケースバイケースかと思います。基本、お声がけ&案内から開始、それでやめないのであれば出入り禁止対応とります。出玉没収は極度の不正行為(例えばゴト、台を壊す、スタッフを恫喝)がない限りしません。
店長B
約款に違反した場合その対応は全てケースバイケースではありますが、基本的に約款に違反しただけでは一発退場にはしません。必ず一度は「警告」として注意で済ませます。2回目以降は「警告」「出入り禁止、出玉没収」などで対応します。ですので、当日であっても2度目の注意の場合は出入り禁止などの対応を取る場合はあります。警告なしの出玉没収や一発出入り禁止は「法に触れる場合(ゴト行為、器物破損、暴力行為、脅迫・侮辱)」があった場合には行います。
店長C
出玉没収は明らかな会員カードの回しうちが見られた場合が原則です。もしくは注意したにも関わらず、言動に変化が見られなかった場合になります。会員カードの回しうちをプロとみなす方が行った場合は一発出玉没収は可能性として有り得ますが、基本は無いと思います。非常に手口が悪質だと判断した場合はその限りではありません。
店長D
一発出禁はよほどのことが無い限りありません。他のお客様に迷惑がかかる行為が見受けられた際は、「声掛け(警告)→出禁」という流れで、出玉没収はしていません。
店長E
基本的に自店では注意から入り、2回3回と聞き入れてもらえないようなら出入り禁止対応(出禁)になります。出玉没収をしたことはありません。出禁の場合でも出玉は全部交換してもらいます。なので警告なしの一発出玉没収をしたことはなく、大型チェーン店くらい集客が出来て「お客様を選べる店舗」でないとしないのではないでしょうか。
店長F
出入禁止の基準はありませんが、他のお客様に迷惑を掛ける行為があった場合に出入禁止としています。出玉没収対応をしたことはありません。
奇しくも似たような回答が得られましたが、基本は「注意や警告→聞き入れられなければ出入り禁止、出玉没収」なようです。ただし、出禁と出玉没収の間には大きな壁があり、出玉没収自体を経験したことがない店長も多くいらっしゃいます。
これらの回答からも警告無しの一発出玉没収は相当なレアケースだと考えられます。また、「お客様を選べる店舗でないとしないのでは」という回答が印象的で、今のホールの立場を感じさせるものでした。
3.禁止行為をしていると判断できた場合、どのタイミングで声をかけますか?
店長A
確認がとれたらすぐ声をかけます。
店長B
目視、データ確認、カメラ確認など確証が得られてから即声掛けします。しかし、判断できない場合や確証がない場合は、その場で声掛けは行いません。窃盗やゴト行為(犯罪行為)に近しいことがあった場合は、確認できずとも推測のまま予防も兼ねて声掛けをする場合もあります。
店長C
映像、データで間違いがないと確認できた時です。
店長D
発見した際は、翌来店日の来店直後に声を掛けます。
店長E
声掛けのタイミングは、行為が確認できたタイミングです。わざわざ泳がせたりはしません。お店的にはアウトや売上をしっかりあげて出玉没収するのが一番営業数値も上がり良いのでしょうが、これもお客様を選べる店舗でしかできないかと思います。
店長F
即対応します。
大勢としては「間違いないと確認出来たら即対応する」のようです。ホール側が最も得をする段階で声をかける、いわゆる「泳がせる」行為はしないようでした(店長Dの回答は出玉没収をしないのが前提)。
ただし、間違いないと判断して確証が得られるタイミングはホール次第です。結果的に時間がかかって泳がせるようになることもあるかもしれません。意図的に即対応せずに投資をさせた上で投資も出玉も没収、というのは滅多に見ない対応だと言わざるを得ないでしょう。
4.初来店客が、悪意無しに出玉共有や台の掛け持ち等の禁止行為をしていた場合、即座に出玉没収対応等となることは考えられますか?
店長A
ありません。ただし、ご案内はして守っていただきます。
店長B
「出玉共有や台の掛け持ち」程度であれば、2回目以降の警告でない限りありません。法に触れる場合は、警告なしに対応することもありえます。
店長C
声かけした時の態度によります。
店長D
初来店で発見出来てない運営側にも落ち度はあるので、没収まではやりすぎかと思います。
店長E
マークはしますが、初来店客が即座に没収というのはさすがにないかと思います。
店長F
禁止行為に対して注意はしますが、出玉没収はしません。
初来店でルールを知らず悪意が無かった場合は? といういわば情状酌量の部分です。そもそもよほど悪質な場合でない限り出玉没収はしない、というのが店長たちの基本的なスタンスなので必然的に「しない」という回答となりました。ただし、「初来店である確証は得られない」、「悪意の有無は当人にしか分からない」、「初来店は逆に警戒の対象ともなりうる」ということも考慮に入る可能性はあります。
その上で、本当に初来店でルールを知らず禁止行為をしてしまった場合に即出玉没収をする、というのは相当に厳しい対応であると言えるでしょう。
5.ルールやマナーを守りながらよく勝つ、いわゆる「うまい客」を優先的に注意することはありますか?
店長A
ルール・マナーを守っている限り、お客様です。ですので、意識を向ける注意はしていますが、いわゆる警告的な注意は行いません。
店長B
注意することはありませんが、その延長線上に「不正行為(従業員との結託)・ゴト行為(玉メダルの持ち込み、不正基盤が仕込まれた台のセット打ち)」がある可能性もあります。ですので、ホールでそのお客様に「うまいですねー」などと話しかけるなど、「こちらは認識しているよ」という信号を出す場合もあります。あとは会員カードのアラーム設定(カードを使用すると何番台で打っているか発報する)を入れる場合もあります。ホールスタッフ内での情報共有の為です。
店長C
悪目立ちしない限りは注意することはありません。一般ユーザーから声があがる場合はその旨を伝え、模範的な行動をとるように求めます。オススメ台や空き台が少ない機種にも座らないように伝えます。
店長D
他のお客様に迷惑掛かっていなければ、特に差は付けません。
店長E
牽制の意味も込めて、うまい客へ優先的に声掛けすることはあります。
店長F
ありません。
純粋に勝っているだけの客は大丈夫? という話です。さすがに、悪目立ちをしない限り遊技に影響を与えるレベルの干渉は無いということでしょう。
ただし、この質問&回答からは「ホールは勝っている客をしっかり識別している」ということも分かります。会員カードを使用していれば貯玉状況なども分かりますし、カメラや店員の目視で覚えられているということは認識しておいて良いでしょう。
6.遊技態度が悪く他客からクレームが入るなど、店として好ましくない客を排除するため、違反の対処方法が異なる場合はありますか?(同じ出玉共有違反でも注意にとどめる場合と、出入り禁止処分にする場合がある等)
店長A
いきなり一発アウトとはしませんが、声をかける際にクレームがある旨をお伝えし、守っていただかなければ出入りをお断りする警告は行います。
店長B
あります。話をしていて反抗的な態度や言動(脅し、暴言や侮辱)がある場合には、出入り禁止もあります。ただし、それは出玉共有違反等での対応ではなく、法に触れる行為(侮辱罪)に対しての対応となります。
店長C
開き直るなど、本人の態度や言動によってはあり得ます。
店長D
遊技態度とルール、他のお客様からのクレーム等、トータル的に判断して対応に差が出る事はあります。
店長E
不良客を排除(出禁)するための建前として、出玉共有や掛け持ち等のルール違反で出禁対応にすることはあります。
店長F
遊技態度の悪い客は出入禁止にしています。
態度や他客からのクレームによってホールの対処方法が異なることは実際にあるようです。この回答はとても現実的なものなので、打ち手のみなさんもぜひ参考にしてください。遊技態度自体はもちろん、声をかけられた際の態度もホール側の対処に影響を与えると言っていいでしょう。
「出玉共有禁止とは知らなかった」「思わずカッとなって台パンしてしまった」など、一般的な打ち手のみなさんにも十分にあり得るケースです。それが理由で店員に注意された場合、冷静になって素直に謝罪し、反省の意を示すことでホール側の態度が軟化することもあり得るでしょう。
プロ行為に関連して「パチンコの技術介入」について
次に、ホールの掲げる禁止行為と絡むことが多いパチンコの技術介入についてお聞きします。
1.止め打ち、ひねり打ちなどのいわゆるパチンコの技術介入は明確に禁止していますか?
店長A
止め打ち→損をしない為
ひねり打ち→得をする為
ですので止め打ちはOK、ひねり打ちはNGとしてます。
店長B
「変則打ち」として約款にて禁止しています。
店長C
通常のヘソ止め打ちは容認。ひねり打ちはどのような数値かによります。一般客の数値との差が大きい場合は個別で声をかけ対応します。
店長D
今の店舗では禁止していません。
店長E
明確には禁止していません。いい気分では有りませんが……。
店長F
していません。
おそらくホールによって対応が大きく異なるのが、このパチンコの技術介入だと思われます。一般的には、通常時に保留3個などで打ち出しを止めるレベルならば技術介入と認識されることは少ないでしょう。一方、時短やST中に電チューの開放タイミングを狙う「止め打ち」、大当り中の1回のアタッカー開放で複数個入賞させ規定数を上回った出玉を狙う「ひねり打ち」などは、技術介入と呼ばれるものになります。
パチンコのハンドル固定が技術介入性を損なう行為として禁じられている一方、止め打ち・ひねり打ちなどの遊技機の性能の範囲内で操作することは、技術介入要素として認められるものです。しかし、ホールによっては遊技約款やハウスルールで禁止している場合もあるのが実情です。
これらの判断は営業するホール次第と言えます。打ち手の皆さんは掲示されている遊技約款や注意書き、ときには他のお客様の動向を観察してハウスルールに従い、出禁や出玉没収のリスクを負わないようにするのが賢明でしょう。
2.技術介入を禁止している場合、どの程度で声掛けとなりますか?(発見次第・時間や出玉等一定の基準があるなど)
店長A
不正行為やデータの異常値が発見されたら、カメラで確認してお声掛けします。
店長B
目視、データ確認、カメラ確認など確証が得られてから声掛けします。機種ごとの各項目数値のアラーム設定で発報した際です。言い方は悪いですが「下手なひねり打ち」「下手な止め打ち」はアラームに掛かりませんので声掛け対象にはなりません。この方法は「あいつもひねり打ちやっているじゃん」となりがちですが、あくまでも「当店の定めている数値以上の数字が出ている為声を掛けた」と説明します。
店長C
データ数値に異常が見られる場合です。
店長D
禁止していた店舗では発見次第声掛けしていました。
店長E
技術介入ではお声がけしませんが、何かしらで声掛けする時は発見次第です。その場合は、泳がせたりはしません。
声をかけるタイミングは発見次第、あるいはホールコンピュータで異常値を確認でき次第、というのが一般的なようです。ヘタな技術介入ではアラームに掛からない、というのはおもしろい回答ですね。ここでも「泳がせる」といった回答はありませんでした。やはりホールとしてもお客様の遊技に干渉するからには、確証を得た時点で動き出すというのが主流と言えるでしょう。
3.出玉没収をする場合の声掛けはどのタイミングとなりますか?(大当たり中や出玉交換時など)
店長A
出玉没収自体ほとんど経験はありませんが、あるとすればタイミングはすぐです。
店長B
当店で出玉没収に至るということは出入り禁止にも該当していますので、その状態に該当した時に「即」声を掛けます(相手の状態は不問です)。
店長C
映像やデータから悪質な行為が確認できた場合です。
店長D
出玉没収をしたことはありませんが、退店してもらった案件では大当り中なら終了後、即時交換をお願いしていました。
店長E
出玉没収の経験はありませんが、するとすれば大当たり終了後(通常に戻った時)になるかと思います。
店長F
ゴト行為以外では、出玉没収はありません。
同様に対応は確認でき次第ですが、出玉没収にまで至るのは悪質な行為やゴト行為であったり、明確にハウスルールで技術介入を禁止している場合でしょう。一般のお客様が普通に遊技する上ではまず発生しない状況だと言えます。
ここまで店長の方々に回答していただきましたが、出玉没収に至るには度重なる悪質な行為や犯罪となるゴト行為でもない限りまずありえないと言えます。
ホール側の警戒やペナルティの度合いを並べてみると、
目視やカメラによるマーク、牽制的な声かけ
↓
注意・警告としての声かけ
↓
遊技中止・退店(出玉交換は可能)
↓
今後の出入り禁止(出玉交換は可能)
↓
出玉没収
↓
貯玉没収、投資分も返金されず
など段階を経るのが一般的でしょう。そこに常習性・悪質な態度・犯罪性などが加味されて厳しくなる場合がある、と言えます。
もし、冒頭に挙げた「プロと見なされた出玉共有で出玉没収」の実情が当人の訴えたとおりのものならば、ホール側の対応は相当に厳しく、これまでの業界でもあまり見られなかった事例と言えるのではないでしょうか。
なお、直近のハウスルール等に関しては筆者が以前執筆した「2022年決定版! 初心者&ライトユーザーにおくるパチンコパチスロのハウスルール・マナー・禁止事項」をぜひお読みください。
最後に本来はホールが歓迎するはずのお客様を「取り締まる」意味について考えてみます。
①犯罪行為を防ぎ、法令を遵守する
②一般のお客様の遊技環境を快適にする
③店の営業を妨害する金銭的な損害を防ぐ
大きく分けるとこの3つではないでしょうか。
①についてはホール側もお客様側も異論はないでしょう。①は必然的に②にもつながります。
②はルールを守らない者を取り締まり、一般のお客様に公平感や安心感を与えるという意味です。
③はホール側にとって現実的な「どこまで許容するか」という判断が迫られる要素です。
取り締まりという行為は、お客様にとって「場が健全になり安心して楽しめる」という捉え方と、「何かの間違いで自分も取り締まりを受けそうで怖い」という捉え方があります。ですが、ホールのルールは大前提として一般ユーザーさんが「健全に安心して楽しめる場を提供する」ために存在するものです。また、ホールは公平性を重視しているので、敢えて泳がせてからの対応や、理由のない厳しい対応もほぼしない、そういったことがあった場合は、それなりの大きな理由があるわけです。
ホールはお客様の行為や態度次第で遊技をお断りできる一方、お客様もホールを選べる立場です。だからこそ、打ち手のみなさんは断片的な情報や憶測に左右されず、自分の行くホールのハウスルールや対応をしっかり把握して遊技を楽しむことをおススメします。
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- じく
- 代表作:パチスロ青春小説「マーベリック ─ホールの異端児たち─」、遊技林、ゆる調
元ゲームメーカー勤務、現在フリー。前職ではシナリオ・マニュアル・キャッチコピーなどのライターとして過ごし、パチスロを題材とした小説も執筆している。
e-sports系やMリーグ観戦が大好き、たまにTwitchで雀魂やウマ娘やフロムゲーを配信したりもするスロ系でもありゲーム系でもあるオジサンです。
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店が損する行為は厳罰ということですね。
そんなホールは、パチスロの目押し、小役狙いも禁止してしまえ。
なるほど、下手な捻り打ちは見逃されるんですねwwww
今も昔も目立ち過ぎず、適度に抜くのが上手なプロに該当するんだなぁと。