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あのときオレはクズだった~田中の回胴回顧録~
2015.09.11
あのときオレはクズだった 第36回 ~第2部ガイド編~
田中(クズプロ田中→クズ田中→田中) あのときオレはクズだった~田中の回胴回顧録~
エリートコースを突き進むキャリア組のクズは、いったいどこに向かうのか……
草野球チームで行ったサイパン合宿で得たものは、エメラルドグリーンに輝く海の思い出じゃなければ野球の技術でもなく、マッコリとフィリピンパブという、サイパンとは全く関係のない2つの宝物だった。
そんなこともあってか、合宿から帰ってきたその翌日から、チームの宴会部長を務めていた映像カメラマンの真武、家電量販店で働く相原、そして業界の大御所ルーキー酒井の3人とマッコリーズというユニットを勝手に結成して、ほとんど毎日のように歌舞伎町へと繰り出すようになった。
まず、仕事を終えた人間から順番に、歌舞伎町の奥にあるこじんまりとした韓国料理屋に集合。ご飯は全く注文せずに、サービスで出される小皿料理をタダでばんばんおかわりしながらマッコリを一人頭3リットルほど流し込んでエンジンを温めると、その足でフィリピンパブへ直行し、新規で行くと格安で飲めるのを良いことに1時間2500円程度の料金で閉店まで延々と居座り続ける。そして、2時の閉店を過ぎると中華屋で皿うどんをツマミにレモンサワーを飲みながら朝の5時まで反省会を行い、翌日の仕事が終われば再び韓国料理屋を経由して昨日とは別の新規店を攻めるという、クズ以外の何物でもない毎日を過ごしていた。
そんなことをしていると、あっという間に歌舞伎町にあるすべてのフィリピンパブを制覇してしまい、さらにはタイパブ、インドネシアパブ、ナイジェリアパブとどんどん新規店を開拓した結果、とうとう行くところがなくなってきた。いや、行くところはいくらでもあるんだけど、安く飲めるところがなくなってきたのだ。そうなると、クズの思考はどうなるか。もう、日本で高い金を出して多国籍パブに行くぐらいなら、安いパックツアーを利用して外国に飲みに行ってしまったほうが安上がりじゃね? そんな思考に行きつくわけだ。
ガイドで原稿を書いていたときのスケジュールをざっくり言うと、〆切というのは発売日のおよそ10日前にやってくる。14日発売のMAXは月の頭、1日から4日あたりに書いて、29日発売の本誌は15日から19日あたりに原稿書きのスケジュールがやってくる。つまり、4日から15日と19日から月頭までのそれぞれ約10日間というのは、休もうと思えばいくらでも休みが取れるわけである。
もちろん原稿以外にもイベントやデータ取り等の単発仕事はあるものの、こちとら自由気ままなフリーライター。もう別の予定が入っちゃったんですよねと言い訳をして仕事を断ってしまえば3泊、4泊程度のパックツアーをねじ込むのは簡単なこと。4万円、下手すりゃ2万3万で物価の安い東南アジアに行けるとあれば新宿で飲むよりもずっといいわけで、それからは再びサイパンへ行ったことを皮切りに、タイをはじめとする東南アジアを貪欲に攻めるようになった。ちなみに、行き当たりばったりの旅にあって唯一決めていたタイでの目的地は、やっぱりフィリピンパブ。なぜタイまで行ってフィリピンパブに行くのか、そんなことを聞くのは野暮というもの。そこに山があれば登るように、そこにフィリピンパブがあれば、我々は有無を言わさず突撃するのである。薄暗いタイの雑居ビルでフィリピンパブのオーナを務める、怪しいお兄さんに言われた。観光客でこの店にきたの、あんたらが初めてだよ、と。
そんな生活をしばらく送っていた、とある日。真武、相原といういつものメンバーで次はどこの国に行こうかと、ああでもないこうでもないと話していたわけだが、お互いが次に旅に行けそうな日を挙げてみたら、それが明後日ということがわかった。
自分で航空券やホテルを手配する個人旅行でも、明後日の出発は無謀。ましてやパックツアーは申し込みの〆切が早めに設定されているので、普通はその時点で諦めるものである。だけど、諦めの悪い3人はすぐさまタクシーに飛び乗って、新宿にある某旅行会社に閉店ギリギリで飛び込んだわけだ。
「お兄さん、明後日から行けるならどこでもいいので、なんかツアーある?」
すでに閉店した店内でパンフレットを広げて、お兄さんを中心に始まった作戦会議。そこでお兄さんがプッシュしてきたのが、当時その旅行会社がたまたま力を入れていた、セブ島へのツアーだった。
フィリピンパブには行っていたが、正直なところ、フィリピンという国に対しては危険というイメージを強く持っていた。いま考えるとマニラとセブとでは雰囲気も治安もまったく違うのだけど、セブなんて行くと高確率で事件に巻き込まれるし、下手すりゃ撃ち殺されると思っていた。だからこそフィリピンはパブ限定で楽しむようにしていたのだけど、そうか。そろそろそういう時期にきたのかもしれないな……。
こうして、初海外からとんとん拍子でフィリピン行きが決まり、フィリピンエリートへの階段を駆け上がっていくことになったのである。
あのとき打っていた「ドキューン」 |
【メーカー】三洋物産 【販売年月日】2008年5月 【タイプ】ノーマル+RT
今回紹介する機種は2008年の5月に三洋物産から発売された『ドキューン』。ボーナスが成立したらフリー打ちで7絵柄が揃ってしまうという、一見すると玄人をナメた仕様に思えるが、ボーナスの大半はリプレイ重複であり、またボーナス成立後はリプレイ確率がアップするので、リプレイの連続がアツい素敵な台で、かつボーナス確率が高い台だったので、フィリピンパブへ行く前のひと勝負には最適の台だった。
クズの成績表:★★★★★(ナイジェリアパブ(笑)) |
いやさ、凄いですよね。 フィリピンパブを始め、多国籍な飲み屋をまわりきったところで行き着く思考が「もう、海外行っちゃった方が安い」。
この考えはなかなか出てこない。 むしろちょっとバブルの匂いがするが、彼ら発するのはマッコリ臭のみ。
私も多国籍系の飲み屋(主に東欧北欧)は好きですが、さすがにナイジェリアパブは行けないわ(笑)
さてここで皆様に謝らせていただきたいことがあります。
皆様がご覧になっている「あのときオレはクズだった」ですが、こちらは「隔週金曜日」更新となっております。
前回更新されたのが8月21日(金)、……みなまで言うな! ごめんなさい!
あ、でも誰にも指摘されてないから、人気ないんじゃないの、田中さん(笑)
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- 田中(クズプロ田中→クズ田中→田中)
- 代表作:あのときオレはクズだった~田中の回胴回顧録~
パチスロ好きが高じて21歳の時にパチスロ必勝ガイドにてライターデビュー。若手時代は勝ちキャラだったものの徐々にクズっぷりを発揮し、昼はギャンブル、夜は酒をモットーに活動を行う。30歳で思い立ってフィリピンに英語留学へ行き、2012年の2月より世界の子ども支援を行うNPO法人セブンスピリットを設立。フィリピンのセブ島でNPO活動をしながら執筆も行っている。
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