- パチセブントップ
- コミュニティ
- パチ7自由帳トップ|ブログコミュニティ
- コラム(ブログ)詳細
たまにはちょいと危険な話リターンズ 裏基盤殲滅編⑤
たまにはちょいと危険な話リターンズ 裏基盤殲滅編⑤
-
藤原ジェットさん
昭和の落とし物みたいな人です。 - 投稿日:2017/05/08 09:50
僕は昔とある会社の定期面接でこんな質問を投げられたコトがあります。
「貴方は職場で上司の不正を発見しました。どんな行動を取りますか?」
多分、模範解答で言えば「他の自分が信頼できる上司に速やかに報告し、相談を行う」とかなんでしょうかね。ただこれはあくまで「模範」な回答であり、胸の内にある事実とは違うと言うお話です。
たまにはちょいと危険な話リターンズ。続き物です。今回を含め、ラスト2回。
「大量の不正基盤品設置に対する報告と措置」
ゴト師の検挙から始まった一斉検査の結果、グループ店に存在した不正基盤が搭載されたパチンコ台の数、実に17台。変な話であるがここまであるとは誰も思わなかった。当時の店舗数や総設置台数から見てもその比率は僕らの想像するはるか上の割合だったのだ。
・どうやって不正品が取り付けられたか
・いつから不正品が取り付けたれたか
焦点はなんと言ってもこの2点。常日頃よりこんな事態が起こらないように内部の人間には目を光らせているし、店舗でのセキュリティ、鍵の管理などは徹底して行われている。外部からいとも簡単に不正基盤が設置されるようなノーガードな運営は行っていないのだ。
と、すると内部の犯行の線が消えない。
例えば"新台入れ替え当日"より不正品と共に台が搬入されていればなんて思う方がいるかもしれないが、残念ながらそれはありえない状況。まずは"どうやって"を考えるべきだけど、
それは"いつから"を考えることで自然と答えが出た。
出玉データを洗っていくうちに見えてしまった一定の期間、その期間のホールスタッフ、そしてカメラの映像記録。驚くほどに早く、我々は不正基盤品設置の瞬間の映像を見ることが出来てしまった。
閉店後のパチンコホールでは全ての台が開放状態にされることがある。調整や設定が主な理由だ。一斉的なRAMのクリア(確率変動や時短、潜伏の消去)が備わっていた時代でも無く、パチンコでは調整される「ガラス面」と、玉のアウト先を見ることの出来る「配線側」と全て開放されていることも多々にして存在する。
新台の搬入が行われる深夜帯において、出入りする業者と共に店舗内に紛れ込み、内側の人間の手引きを受け、ほんのわずかな時間で、開放された台に対し、不正基盤品の設置は完了されていた。
入れ替え時に与えられた業者への入館パス。貸し出し記録の無い人間がゴト師、そしてそれを貸し出したのが内部犯行員。
B班に勤める僕達でさえ、なぜあの人がと言いたくなる内部犯行班を突きとめてしまった。僕にとっては、現場での指導を行ってくれた先輩だった。
この先、先輩はどんな処罰を受けるのか、想像するだけで嫌な気持ちになった。
長くなってきましたね。次で、終わりです。
10
藤原ジェットさんの
共有する
このコラムへのコメント(6 件)
ちょっと変わったやり方だったんてすが、あえてはしょりました!!すんません!
ありがとうございます!近々書きます!
次で終わります。コメントありがとうございます!
業者に紛れ込むとはなかなか大胆な!
最終回、楽しみにしています!
次回も楽しみに待っています。
ですよね〜〜最後まで目が離せないコラムですわw