７月の最後のコラム

むかしむかしある所に、一人のロクデナシがおったそうな


そのロクデナシは１３歳でパチンコと出会い

その２年後にパチスロにどっぷりノメリ込んだそうな

人生に現れた其れはとても魅力的で
人生の一部を捧げるに値したのじゃ

泣いて、笑って、出会って、別れて
ロクデナシはそれを取り巻く様々な環境に身を捧げた


やがてロクデナシはパチスロを生きる糧にした



勝つために向き合い、選別をし、ただただレバーを叩いたのじゃ
そうすることが、自分への誇りの様に感じたのじゃ





時は流れ、ロクデナシは一つの場所と出会う



そこでは様々な者が、様々な形で、愛を表現した場所じゃった
ロクデナシにとってそこは大変居心地の悪い場所じゃった


勝利から身を背け、戦う事を恐れた者の集まりにしか見えなかったのじゃ
だからロクデナシは声高らかに叫ぼうとした

自分の数々の戦歴と、勝利の成果を






でもそのロクデナシは思い出したのじゃ




本来、とても稀有な存在であった同士達との出会いと、語りを


数々の時代を彩った名機達との思い出を






そして気づいたんじゃ




向き合い方に、正解など無い事を




やがてロクデナシが喋る言葉を、受け入れてくれる人が出来た

それはロクデナシにとって本当に衝撃的な出来事だったのじゃ




自分の想いに答えてくれる人が居ると言う事実が

ロクデナシを新たな道へ進むキッカケへとなったのじゃ




物語はここまでじゃ



その先が気になる？




そうか



ならこの先もここにいればいい



きっとまたすぐ



そのロクデナシが現れるからの





----おしまい---

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