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はじめてのぱちんこ屋さん
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満栗返士射太郎さん
パチスロとは自慰行為に他ならない。 - 投稿日:2019/10/13 00:16
初めましての方には初めまして。
初めましてじゃない方には生きてて申し訳ない。
クオカード大好き、満栗返士射太郎(まんぐりがえししゃたろう)と申します。
はじめに、この度私めはパチ7様の企画する「自由帳コンテスト」に参加させて頂くにあたり、
貴社の抱く理念及び経営方針及び性的嗜好に深く共感したことをお伝え申し上げます。
機種情報やホール紹介と言った一般的な情報の発信に加え、テキストや漫画などによる魅力的なコンテンツも充実。
さらにはリアルでのイベントの開催など、ユーザーと一体となりパチ業界を盛り上げるその姿はパチポータルサイトの鑑。
5周年を迎えられた今なお、破竹の勢いで活動の幅を広げる当編集部は、一体どれだけの有能なスタッフに囲まれていると言うのか。
無論、その長(おさ)たる編集長に関しては、もはや言うまでもないでしょう。
様々な媒体で精力的に出没しては、その威厳と風格を見せつけ、時には主役をも食ってしまう。
いよっ!日本一の名編集長!!マスクの中から漏れ出る光が、ドブ川を清流に変えてるぞー!!
・・・さて、これぐらい褒めちぎっておけば、クオカードの1枚や2枚は堅いでしょう。
察しの良い方はすでにお気づきかと思いますが、
僕はクオカード目当てでこの企画に参加しております。
要は金だ。栄誉は要らない。名声も要らない。ただ金が欲しいのだ。
吹けば飛ぶようなプライドなんて捨てちまえ。
編集部の意図を汲み取り、編集部が求める文章を書き、編集部が気に入るであろうコラムを投稿するのだ。
そう言った心構えで、改めて今回のテーマを見てみましょうか。
予選テーマ『思い出に残るホール紹介』
ふ~む、如何にもパチ7様の好みそうなテーマではありませんか。
僕は基本的に、パチ7のスタッフは懐古厨のおっさん、いや失敬。おじ様の集まりで構成されていると思っているため、このテーマはその象徴たるものと言えるでしょう。
さらに細かくルールを見ると、『店舗が特定出来る内容はNG』・・・?
ホール紹介をテーマとしているにも関わらず、敢えてのこの縛り。
これらを読み解いた結果、求められているのは「ホール紹介の体を成した懐古談」では無いか。
例えば、閉店したホールに対する寂寥感や、グランドオープンした店舗に対する当時のワクワク感、さらにはかつて行われていた全国各地の特徴的なイベントでの体験など、そういった際に抱いた感情をどれだけ文章で伝え表せるかが求められていると感じました。
これで傾向と対策は万全です。
まあ問題としては、閉店した思い出深い店舗もグランドオープンの初日に行ったことのある店舗も僕の記憶には無く、ましてイベントらしいイベントなんて5号機世代の僕にとっては夢の話のように思えるぐらいですかね。
「思い出に残るホール」で真っ先に思い浮かんだのは、某コリアンタウンの◯スロ屋におっかなびっくり足を運んだ際に見かけた、明らかに反社会的勢力の一員であろう店長の姿ですが、コンプラ意識に溢れるパチ7様でそんな話が出来るはずもない。
こうなれば、しれっと自らの記憶を改竄して、毎日通ったホールで店員と恋をした話でもでっち上げようかとも思いましたが、よく考えたら僕は異性交際などしたことがないため、少しばかり無理がある気がする。
よって今回は、最も無難かつ王道であろう
「初めてホールに行った時」の話をさせて頂こうと思います。
「はじめてシリーズ」は、おそらく最も思い出に残る代表的なもので、かつ万人がその感覚が共有できる困った時の合言葉。
ファーストキスの味とか初体験の感覚などは、一生忘れられないものでしょうからね。
(どちらも体験したことのない童貞:談)
まあそれ故に、どうにも「置きに行った感」が否めないテーマ付けとなる訳ですが、
それを誤魔化すためにここまで前置きを書き連ねさせて頂きました。ご了承頂きたい。
それではようやく本題に参ります。
『はじめてのぱちんこ屋さん』
4月某日。
北海道のド田舎から関東の大都会の大学に進学して間もない頃、僕はパチンコ屋の前にいた。
引っ越したばかりのアパートから自転車を数十分走らせ、ここに至るまでにも数件のパチ屋を見かけましたが、それら全てを横目で通り過ぎ、辿り着いた場末の店。
人通りもまばらな路地にぽつんと佇む立地。
年季の入った「営業中」の幟。階段の隅のひび割れ。外壁の剥がれ。
素人でも外観からして賑わっていなさそうなことが判別できる店を、敢えてチョイス。
今思い返しても、養分人生の始まりにふさわしい選択だったと我ながら惚れ惚れしますね。
両親からの仕送りによるなけなしの万札を懐に秘め、意を決して入店。
そんな僕を迎えたのは、鼓膜が破れそうな爆音BGM、煙草で燻製されたかのような不快な空気。
一日と言わず、数時間滞在しただけでも病気になりかねない程劣悪な環境だと感じる。
「こんな所に毎日いる店員は、身体か脳のどちらかがおかしくなってしまうのでは・・・?」と、当時の僕は真面目に心配になったものです。
(今となっては、店員でも無い僕がほぼ毎日通い詰めているため、この理論に照らせばきっと僕は脳が大分おかしい。)
パチンコ台に手をかざしながら打ってるおっさんを横目に、ホール内を闊歩。
両脇をパチンコ台に囲まれた狭い通路では、間隔が掴めず空き台の椅子に腕をぶつけたり、危うく床に積まれたドル箱を蹴飛ばしかけたり。
店員に見かけられては、クソ丁寧なお辞儀をされて萎縮したり、逆にこっちからも何かしないといけないのかと不安になったり。
ド素人丸出しの行動と思考で歩き回り、パチコーナーを過ぎて目指すは2階のスロコーナー。
パチコーナーにはまだ人がいたものの、階段を上がればさらに人の気配が少なくなる。
ジャグラーにおっさんが数人、それ以外のコーナーはほぼ貸切状態と言っても良いでしょう。
そんな中、相変わらずのド素人ムーブで店内を回り、ある機種を見つけてようやく立ち止まる。
そう、それこそが僕のお目当ての台。
初のパチンコ屋入店にも関わらず、一人でこんな場末の店に来た理由そのものなのです。
・・・話が変わりますが、諸君らは「電波ソング」と呼ばれる音楽ジャンルをご存知だろうか。
YouTubeやニコニコ動画と言った動画投稿サイトの台頭と共に知名度を上げ、
当時インターネット界隈で一世を風靡した音楽があるのです。
そのジャンル付の定義を言葉で説明するのは非常に困難。
「荒唐無稽な歌詞」「意図的に崩した歌い方」「繰り返しのフレーズ」「電子サンプリングによる伴奏」など、定義付けには様々な要素が存在するも、どれも必要十分条件とは言い難い。
敢えて一言で表すとすれば「頭に残る」というものでしょうか。
やけに耳に馴染む。聞いていると癖になる。ふとした時に頭の中でリフレインする。
そのような曲について、誰が言い始めたか「電波ソング」という言葉。
最近はあまり聞かなくなって来ましたが、これが共通認識として捉えられる時代が確かにあったのです。
しかし、パチ7をご覧になるような善良かつ健全な読者層の方々には、あまり馴染みは無い言葉かもしれない。
それもそのはず、この「電波ソング」という曲は主に18禁アダルトゲーム、所謂「エロゲー」と言う存在から普及して行ったものなのです。
せっかくなので、ここでエロゲーについての歴史、概要及び我が青春に占める割合の紹介もしようかと思いましたが、それを入れ込むとおそらく文字数が現状の5倍ぐらいになるはずなので、今回は涙を飲んで差し控えさせて頂きます。
要はここで言いたいのは、「僕は電波ソングもエロゲーも大好きだった」と言うこと。
電波ソングを聴きながら学業に励み、エロゲーによる青春を謳歌していた、紛うことなきキモオタであると言うことです。
脱線していた話を戻しましょう。
電波ソングの金字塔の一つとして、「あべにゅうぷろじぇくと(歌手名)」による「ラブリー☆えんじぇる!!(曲名)」があります。
この曲を知った僕は、「エロゲー以外にもこんな素晴らしい曲を使う作品があるのだなあ」といたく感動しました。
その作品は、ゲームではなく「パチスロ」というものに収録されているようですね。
さらに続編が出たようで、この曲以外にもあべにゅうぷろじぇくとによる新譜が多く収録されているようですね。
ここまでお伝えすれば、お分かりでしょう!
そう、僕が初めてのパチンコ屋で迷わず座った台とは、「快盗天使ツインエンジェル2」!!
名機という言葉はこの台のためにある、サミーが誇る傑作、人類の至宝ことツイン2です!!
僕はどうしてもこの台で、あべにゅうぷろじぇくとの新曲を聴きたかった。
そのために、設置されている店のうち最も流行っていなさそうな店を選んだのです。
もしも別の客に座られてたりしたら、悔しさのあまり先客をキュンキュン(伏せ字)してしまいそうでしたからね。
そして、今もなおパチスロにどっぷり浸かっていることからも、その初打ち時の体験は語るまでも無いでしょう。
結果から言うと、1万円が溶けました。
しかし念願の新曲が実機聴けた時の高揚感は、どう表せばいいのか検討もつきません。
さらに、通常時に大画面で可愛らしいキャラが動き回る姿を見た時、
何ていうかその・・・下品なんですが、フフ・・・「勃起」・・・しちゃいましてね・・・。
連続演出も第三停止を押すタイミングで、こう、いやらしいサービスカットが・・・フヒ、フヒヒ・・・!!!
・・・これ以上続けると、パチ7様の利用規約に引っかかりそうなので、ヤメておきます。
(パチ7利用規約 第6条 記述情報:記述をしてはならない内容 (2)わいせつな表現を含むもの)
改めて見返すとどの辺が「思い出に残ったホール紹介」なのか我ながら疑問ではありますが、
ツイン2を打ち始めた辺りからホールに対する記憶が全て上書きされてしまい、どうやって帰ったかすらよく覚えてないので仕方がない。
そんなこんなで、この後は「MOSAIC.WAV(歌手名)」の曲がよく使われているNET(メーカー)の台を打ち始めたりしている内に、立派な萌えスロッターが誕生しました。
さらにその魅力を万人に布教すべく、「萌えスロまにあっくすっ!」などと言う頭の悪そうなブログまで立ち上げてしまいました。(間もなく10年目に突入しようとしています。)
どれもこれも、最初のこのお店での稼働がなければ、今の僕は存在し得ないことでしょう。
そういう意味でも、やはりここは僕にとって思い出のホール・・・なんじゃないですかね・・・?(自問)
最後に、格言を紹介することで何かカッコいい雰囲気を出して締めたいと思います。
『雨垂石穿』(漢書より)
雨垂れの水滴でも長い間同じ場所に落ち続けば硬い石にも穴を開けることから、
小さな努力でも続けることで成果を出すことの例え。
僕はこれだけ萌えスロを打ち続けていますが、特に成果は無いです。(水滴以下の存在)
~ 完 ~
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このコラムへのコメント(4 件)
評価を取りに来るスタイル、私は好きです。