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【追悼】オススメの水島漫画を紹介
【追悼】オススメの水島漫画を紹介
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貯金爆弾さん
お久しぶりです。ドリクルは金欠で引退してます(涙) - 投稿日:2022/01/19 19:56
漫画家・水島新司は、バッターのスイングが上手く描けると、ストーリー上アウトの予定でもホームランにしてしまう。
これは、その昔「トリビアの泉」というテレビ番組で紹介されたネタであり、このネタを投稿したのは、何を隠そう自分である。
正直、このネタは水島ファンなら常識レベルの話だが(ドカベンの単行本に、作者が書いている)、番組ではそこそこ高得点の「83へぇ」を獲得した。最後の最後、補足トリビアでボタンを押してくれたMEGUMIさん、今でも忘れません。
まあ、それはともかく。
何が言いたいかっていうと、自分は水島漫画が大好きなのですよ。
そしてご存じの方も多いと思いますが、先日、水島新司先生がお亡くなりになりました。
漫画家先生を供養するには、作者の漫画を読むのが一番!ということで、ここでは自分がオススメする水島漫画を、2作品紹介します。
水島漫画は全体的にクオリティが高く、どれを読んでも面白いのですが、アホみたいに長かったり(なんせドカベンという名の漫画だけでも、単行本で100巻以上ある)、古すぎて入手困難だったりします。そこで比較的入手しやすく、かつそこそこのボリュームの作品を2つ紹介しようかと。
それでは、いってみよ!
その①
【一球さん】
これは、水島作品初心者にオススメの作品。
富士山で自給自足の生活をしていた「真田一球」が、相棒の「九朗さん」と共に山を下りて「巨人学園」に入学。ルールも知らないのに野球部に入部し、大活躍するお話です。
とにかく野球を知らない一球と九朗さんがハチャメチャで、試合で対戦する敵キャラも個性派揃い。全ての試合がめちゃくちゃ面白いです。その一部を紹介すると・・・
・地区予選1回戦、敵はガリ勉軍団の「弁強高校」。巨人学園は楽勝かと思われたが、1軍メンバーが全員食中毒に。かくして「2軍の巨人学園 VS ガリ勉軍団」の試合が始まった。両チームともガチガチに緊張する中、試合は泥仕合の様相を呈していく。緊張しすぎて、文字通り「石」になってる弁強ナインは爆笑必至です。
・敵は超貧乏学校の「友西高校」。手作りのバットで巨人学園に挑むも、エース大友の剛速球に次々とバットが折られていく。そして最後のバットが折れた時、友西ナインの取った行動とは!?
・甲子園出場を果たした巨人学園だったが、監督と主要メンバーの確執からチームは崩壊。まさかの「部員集め」から始める事態に。そんな中、1回戦の相手は優勝候補の筆頭「南波高校」に決定。絶体絶命のピンチの中、主要メンバーは戻ってくるのか!?
といった感じ。
もうね、野球漫画として面白いのはもちろん、そこかしこに人生の教訓があり、心に染みます。
ちなみに、上で紹介した「友西高校」は、監督の顔が作者そっくり。口癖の「がんばんべぇ」は、己を奮い立たせる言葉として汎用性高いです。
ではでは、次の作品を。
その②
【大甲子園】
『ドカベン』『球道くん』『一球さん』『ダントツ』といった水島野球漫画の主役チームが、甲子園を舞台に夢の競演! 長年、野球漫画を描き続けてきた水島先生だから実現できた、超ド級のオールスター作品です。個人的に、一番好きな水島漫画が大甲子園かも。いや、一球さんかなぁ。
ちなみに水島先生は、この大甲子園を描く構想がずっと昔からあったようで、どの作品でも主人公の「高校3年の夏」は描いていませんでした。
例えば『ドカベン』は、主人公・山田太郎が「高校3年の春の大会」で優勝して連載終了しています。つまり、各作品における主人公たちの「最後の甲子園」が大甲子園なのです。もうね、作品を超えて伏線が張られてる状態。熱い、熱すぎる!
その魅力を語るとキリが無いので、簡潔に箇条書きします。
・主役同士が戦うド級のスケール!
別作品の主役チーム同士が試合するという、ある意味、禁断の領域に踏み込んだ内容がたまらない。もちろん試合をするのだから、必然的に片方は負けてしまうのだけど、それで納得できる内容に成立させているのが凄すぎる。ちなみに、上で紹介した「一球さん」の真田一球は、若干パワーダウンしています。まあ、これは仕方ないけど。
明訓の岩鬼 VS 巨人学園の一球。
水島ファンにとって、このワクワク感は異常。
・初登場チームも熱い!
この大甲子園、各主役チーム以外もめちゃくちゃ作り込まれており、ハズレの試合が1つも無い。特に1回戦の「明訓 VS 室戸」は、個人的に全スポーツ漫画の中でも、一番好きな試合かも。
・タイトルがカッコイイ!
甲子園を舞台に、各作品の主役が一堂に会するから『大甲子園』。もうね、そのタイトルセンスに痺れましたよ。ちなみに、パチスロ『大花火』を見た時、大甲子園を思い出したのは自分だけじゃないハズ。
・・・と、無理やりパチスロネタを絡めてみたw
・画力が凄い!
この作品、最も水島先生の絵が神がかっていた時期だと思う。
特に神奈川予選の「明訓VS白新」の絵は鬼気迫るものがあり、白新のエース・不知火のカッコよさは悶絶級。
「勝っても甲子園の切符はくれてやる」
そのカッコ良さに当時、貯金爆弾少年はおしっこ漏れましたw
ということで、大甲子園の魅力を強引にまとめるならこんな感じ。ドカベンを始めとする各作品を知らなくても、まったく問題なく読める内容です。1つだけ必要な予備知識があるとすれば、
「ドカベンの主役チーム、明訓高校がクソ強い」
ということくらいですね。
『一球さん』と『大甲子園』、ぜひ機会があったら読んでみてくださいな。
ではでは。
水島新司先生のご冥福を、心よりお祈り致します。
7
貯金爆弾さんの
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このコラムへのコメント(10 件)
鉄っちゃん、いいですよね~。
確かに高齢キャラの存在感が大きいのも、水島漫画の魅力ですね。
あと動画紹介、ありがとうございます!
山田玲司先生(Bバージン好きでした)の動画は見たことありましたが、この動画は知りませんでした。
1時間くらいあるので、あとでゆっくり見てみます!
安武もそうだけど、水島漫画の高齢選手が結構好きです。
ご存知かも知れませんが、この水島漫画の考察動画結構面白いですよ。
https://youtu.be/7WJJ_sm2VzM
後に発売された「豪華版ドカベン」では、柔道時代が無かったことにされている!(20へぇ)
それはともかく、ロデオのドカベン懐かしい(笑)。
5号機が迷走していた頃ですね。エレック版は打ったこと無いなぁ。探してでも打つべきだったな・・・。
へぇへぇへぇへぇ
いやはや、昨年の三浦先生(ベルセルク)の訃報もそうでしたが、衝撃を受けております。
激レア台だったドカベンのスロット、全く勝てないけど打ってましたね。最初のロデオの「お前は既に当たっててボーナス中である」のやつも、そこそこ打ってました。最初のやつはマジ糞だなって思ってましたが、ドカベンファンのTくんはハアハア言って打ってたんで、クオリティは高かったのかな?って。
プロ野球編であぶさんの引退試合かなんかやってたのかな?連載漫画の各名優が一同に介したりってのは、ファンにはたまらんですよね。
ほんと素敵な漫画家さん。ご冥福をお祈り致します。
アニメのドカベン、確か弁慶高校に負けて最終回なんですよね。なかなかのバッドエンドだったようなw
一球さん、面白いからぜひ!
あぶさんは人情話がメインで、味がありましたね~。
ドカベン、スロはアレでしたが、京楽のパチは好きでした。サチ子の洗濯リーチが長くてイライラしたなぁw
殿馬、カッコイイですよね~。確かファンレター(バレンタインチョコだったかも?)の数は里中に次いで2番目に多いとか、どこかに書いてありましたね。あの不知火が苦手にしてたり、2年春の土佐丸戦で見せた円舞曲「別れ」の決勝ホームランとか、名シーンも多いです。
肖像権を気にしない時代と言えば、『虹を呼ぶ男』も好きでした。背番号10000とか、大谷翔平ばりの活躍とか、ブッ飛んでましたね。
実は自分、プロ編の途中で読むのをヤメちゃってるんですよ。残りは老後の楽しみですw
一球さん、面白そう!紹介の仕方がもうソソりますね☆気になってしまいます!
ちなみにスロドカベンは、、、以下略w
それにしても時代の流れとは言え残念ですね。
ご冥福をお祈りします。
あと、何気に肖像権気にしなかったころのプロ野球編も大好物です。大好きな中西球道がプロ入りする時にはエレクトしまくりましたよ!
大甲子園ではファーボール選んで嬉し泣きしながらファーストへ走っていってた微笑が、急に確変状態に突入したりw楽しかったなあ
自分が思う、水島先生の偉大なところ…それは、
「殿馬があのルックスにも関わらず、いつしかかっこよく見え、大好きになってしまう」
ところでしょうか。
殿馬、よーく見てください。すごくないっすか、あれがかっこいいってw
しかもたしか、里中に次ぐ女性ファンの多さだったような。
ほんと、登場人物を魅力的に描くのが天才的だったと思います。
やべー、酒飲みながらドカベンから大甲子園、プロ野球編三日くらいかけて読みたくなってきた