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リール配列と「繰り返し」の関係
リール配列と「繰り返し」の関係
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sin sparkさん
面白いものを作る人になりたい。 ちょっとプログラミングができるアクロスおじさんです。 - 投稿日:2022/07/22 01:56
あなたはリール配列を、こんな視点で見たことはありますか?
お待たせしました。好きな人は大好きな硬派にスロ技術を考察する回です。
今回はスロットの配列と、「繰り返し」の関係を紐解いてみます。
ここでいう「繰り返し」とは、パターンとも言えるものです。
【一番簡単な例:GOD凱旋】
繰り返しを考えるにあたって、一番簡単なのが凱旋ですw
注目すべきはデカミリと赤7の関係。左は下側、中右は上側のデカミリを赤7に置き換えると…
左であれば配列が
黄7 - [GOD] - 青7(4種) - 赤7/下デカミリ - 上デカミリ
の繰り返しであることが分かります。
中右も同様に繰り返し。出玉で魅せた分、リール配列はこんなに簡素なものだったんですね。
もちろんデカミリ周りの制御を工夫することで、面白さを出すということはしていました。
こんな要領で5で割り切れる20コマリールは、基本的に5コマの繰り返しから構成されています。
【ちょっと頑張った例:ガールズケイリン】
中と右はよく見るとこんな簡単な繰り返し。
中:スイカAB/青7☆ - チェリー - ベル - リプ - ボーナス絵柄/ブランク
右:リプ - ベル - チェリー - スイカAB - ボーナス絵柄/ブランク
※スイカAは手袋・スイカBはゴーグル付きの絵柄。青7☆は右下に☆の付いた青7を指す
実はスイカではなくヘルメットなのは言わないお約束。
左はチェリー周りがひと工夫されており、青7のスイカ挟みが特徴的な配列になっています。
左:スイカB/チェリー - スイカA/青7☆ - ボーナス絵柄/ブランク - ベル - リプ
この台の有効ラインは中段1ライン。右上がりに揃うスイカの配当はこんな感じでしょうか。
ベル/青7☆/スイカA - スイカA/スイカB - チェリー
※左のスイカAの存在をアリオリ侍Re:様に確認いただきました。ありがとうございます!
以上を踏まえて。では21コマリールでは、このような法則は存在するのでしょうか?
【一番簡単な例:5/6号機ハナビの右リール】
一番解説が簡単なのがハナビシリーズ。画像では5号機時代の配列を3枚並べてみました。
左はおなじみの元配列。真ん中は可能な限りボーナスを取り払った画像です。
お気づきの通り、右リールにはこんな法則があります。4コマ×5回繰り返しですね♪
氷/暖簾 - 風鈴 - チェリー/σ(゚∀゚ )オレ - リプ
さて、21コマリールにはバランスブレイカーが必要です。真ん中を見ればすぐわかります。
その存在はゲチェナ。赤7を周期の間に挿入することで21コマにするカラクリです。
ちなみに画像右はこの繰り返しをもとにお遊びで配列改変をした例になりますww
「σ(゚∀゚ )オレ - 風鈴 - 暖簾」なんてサンダーでも打ってるのかという錯覚をしてしまいますね←
【ちなみに中リールも…?】
中リールの配列も見てみましょう。難しいですが、実は中リールも繰り返し+足し引きで構成できます。
基本的な法則性はこんな感じ。…と言っても伝わらないか!?
風鈴 - リプ - チェリー/赤七/σ(゚∀゚ )オレ/ブランク - 氷/チェリー/暖簾(※1) - チェリー(※1)
(※1)省略される可能性のある要素
ブロックごとに区切ってみると分かりやすいかもしれません。
風鈴リプが分かりやすいのでここで区切ってみましょう。
・風鈴 - リプ - チェリー (3コマ)
・風鈴 - リプ - 赤七 - 氷 - チェリー (5コマ)
・風鈴 - リプ - ブランク - 暖簾 (4コマ)
・風鈴 - リプ - σ(゚∀゚ )オレ - チェリー (4コマ)
・風鈴 - (切れ目) - リプ - チェリー - 氷 - チェリー (5コマ)
中リールにおけるチェリーの役割は実質ブランクと同じです。
赤七/σ(゚∀゚ )オレ/暖簾と位置をとっかえひっかえしながら、特徴のある配列を生み出しています。
ちなみに子役が変な形で入賞しないように、法則の切れ目を中心にチェックが行われます。
(ただしハナビはリプベルがダブル揃いする箇所があるため、制御で逃がしています)
【実はハナビと同じ!?5号機ディスクアップの右リール】
ディスクアップの右リール。法則を下に示しますので、是非理解してみてください♪
赤7/青7/BAR/1枚葉チェリー - リプ/青☆ - 赤☆/ギザリプ - スイカ - (2枚葉チェリー)
バランスブレイカー:ゲチェナの2枚葉チェリー
リプと青☆、赤☆とギザリプの関係がミソですね♪
この微妙な変更が最高のリーチ目を作り出していましたb
ちなみにこのすり替えは、BAR頭の特リプ(or転落リプ)の配当のひとつ、
「BAR - リプ - リプ/青☆」にも表れています。
【一見法則があるように見えない!?ゲッターマウスの右リール】
配列を2枚並べてみます。左はオリジナル、右は魔法の力でネズミを消したものです。
右は何かドン2の右リールに似た形になってしまいましたね!?
リプレイを中心にオリジナル配列の法則を並べてみます。
・リプ - 赤7 - オレンジB - チェリーA
・リプ - イチロー - オレンジA - チェリーB - CHU (バランスブレイカー)
・リプ - チェリーA - オレンジA - スイカ
・リプ - チェリーA - オレンジA - ジロ―
・リプ - サブロー - オレンジA - スイカ
こうやって見てみると、意外と基本法則がありそうな気がしてきますね!
基本法則を書いてみますと…♪
リプ - チェリーA/イチロー/サブロー/赤7 - オレンジAB - スイカ/チェリーAB/ジロ― - (CHU)
…気づいちゃいました?弱いジローは実は配列上も仲間外れだったのです><
これはジロー「(´・ω・`)」と拗ねても仕方ありません。
一方で法則があるから、リール制御の面では特別な配慮なくジローの特性が引き出せた側面もあります。
【繰り返しを踏まえると、リボルトはよくできた配列!】
リボルトの配列を画像でおさらい。
左はオリジナル、右は下にチェリーが付いた赤7の位置を微調整して改変した配列です。
これまで説明してきた配列と異なり、リボルトの右リールには規則性を見出すことができません。
このアンバランスさもサンダーが面白い要因の一つだと考えています。
ちなみに全リールを無法則にすることは不可能に近いです。どこかでW入賞してしまいます。
サンダーもよく見ると中リールには法則がありそうです。リプ・スイカ+αを中心にみると…
・リプ - スイカ - ベル
・チェリーB - 赤7 (え?)
・リプ - スイカ - ベル
・リプ - V - チェリーA - ベル
・リプ - 欠けスイカ - BAR - チェリーA - ベル
・リプ - 赤7 - チェリーA - ベル
基本法則は… リプ - スイカ/欠けスイカ/赤7/V - BAR - チェリーA - ベル (+α)
…うん、さっぱりわかりませんね☆ この配列を考えた人、本当に天才だと思います…
~おまけ~
配列画像の右側、赤7+チェリーBとベルの位置を入れ替えただけなのですが…見覚えがありませんか?
あれだけ配列が変わったと騒がれたライトニング、なんと中リールの変更点はたったこれだけ!?
(非常に細かいことを言うと、スイカAB, チェリーABの位置も変更になってますが…。)
私もこの記事を書くまで全く気が付きませんでした。不覚!!!
---
やっぱり長くなっちゃいました…以上!
他の機種も同じように法則を考えてリール配列を見ると、新たな発見があるかもしれません!?
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sin sparkさんの
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このコラムへのコメント(6 件)
返信遅れすぎ…orz コメありがとうございました><
ほんとすごいんですよ、死角がなくって。
ジローの位置だけ違うのは気づいてたのですが、
分解すると意外と複雑だったのは書いたときに気づいたりしてます←
改めてみるとヤバイんですよね、サンダー。
ほんと、スキがないとはこういうことかと…。
ご覧いただきありがとうございました><
逆に言うと、そんな単純な制御を作ってるのが
こんな法則だともいえますよー♪
なるほど、アンバランスとの見方、面白いですね!確かに毛色が違う機種ですよね。何度もリメイクされる理由もそこにあるのか!?
いやはや、非常に楽しい記事でした!
ここ押したらこの停止系は取らないだろうからここまで滑るんじゃねとか考えたりね。
テーブルで無くなった分、単純な制御になり、そこまで配列を考えることもなくなったなあと。
でもここまで変態チックにはなれないよw