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俺よりヤバい奴に会いに行く。-岡井モノと全国のパチンコパチスロ異常愛者-
2020.05.25
ROUND1:vsイカボール(ブロガー)『青森でハナ咲く通電盆栽野郎』
岡井モノ:ライター兼パチ7編集部員(別館)
俺よりヤバい奴に会いに行く。-岡井モノと全国のパチンコパチスロ異常愛者-


「ねぇ岡井さん。パチンコ・パチスロ大好きな人でメディアに所属せずに、いわゆる在野で情報発信している人って、たくさんいますよね」

「いますね。今だと個人で動画配信してる人とかブロガーさんとか、SNSで発信している人なんかも」

「彼らって変態レベルに物凄い愛を持ってたりするじゃない。もうさ、ライター顔負けレベルの人もいる。まぁウチには、岡井さんもそうだけど、変態さんはたくさん取り揃えている。そういう人に、変態をぶつけて話を聞きたい。変態と変態が相対した際に出てきそうな、変態特有のドロリとした濃厚な話を聞きたい」

「言い方もうちょっと考えましょうか」

▲これをペイントで作る岡井モノも変態だと思う(編集長)
どうもみなさん御機嫌よう、岡井です。編集長の病気聞きたい欲があふれ出して変なことを言い出したので新企画が始まりました。
今は個々で発信ができる時代、組織的なメディアに所属せずとも、自身のパチンコ愛やパチスロ研究成果を伝え、共有することができます。そんな猛者にスポットを当て、その変態性を紐解くのが当企画、『俺よりヤバい奴に会いに行く』なのです。
編集長曰く『我々もヤバい奴(変態さん)から学ぶことが沢山あるはず。最終的に全国各地のヤバい奴が一堂に会して、祭りをやりたいね』だそうです。

在野に眠る獅子を求めた我々が出会ったのはイカボールさん、記念すべき初回のヤバい奴です。
ちなみにアイコンに闇属性イカボールと書いてあるのはtwitterアイコンをそのまま使ったからで、正式名称は「イカボール」さんです。そもそもイカボールって何だよって部分もインタビュー中に判明しているので、そちらを参照してください。
イカボールさんのヤバみ
★Twitterフォロワー数:約6,200人(2020年5月)
★ブログ『イカとボール』を運営するヤバいスロッター:月間PV平均10万(2020年5月)
★『クランキーセレブレーション』等ノーマルタイプを中心に偏執的な熱量で濃い記事を量産する、ヤバい
★『ディスクアップ』を多角的に研究し、中押しバー狙いで出現するスチェバを「盆栽」と称して譲らない、ヤバい
★『ディスクアップ』は既に90万ゲームほど回している、ヤバい
★オンライン上で対決イベントを実施し、賞品は自腹で提供する、ヤバい
★夜な夜なツイキャスで下ネタまみれのパチスロ配信をする、ヤバい
★『サンダーVライトニング』のユニメモ不具合をいち早く発見し改善につなげる、ヤバい

インタビューを依頼したらこんな画像まで用意していただいた、ヤる気マンマンである

「じゃあ、まずは好きな体位を教えてください」

「騎乗位です」

「ちょっと一回止めて」
なお今回聞き手のメインは編集長なので私は記事化担当です。取材当日はイカボールさんからも「コイツなんなんだろう」と思われていた可能性が大。
目次読みたいところまで飛べます

「まずはプロフィールからお聞きしたいんですが、年齢はおいくつですか?」

「38歳です」

「あー、じゃあモーニング(※)とかあった時代から?」
※古き時代にあった『朝イチから何故かボーナスフラグが立っている状態』という魔法のサービス

「いや、地域柄かもしれないんですけど無かったですね」

「あれ? お住まい青森でしたっけ」

「そう、青森です。青森の十和田です」

「ウチの母ちゃんが五所川原なんで、青森は何度か行ったことあります。自殺が多いところですよね」

「おいやめろ」

「ちなみにご結婚は?」

「してます。奥さんはパチスロしませんけど」

「え? マジで!? 奥様、それでよく許してくれますね」

「……あの、奥さんお金好きなんですよ、だから勝ってれば」


「 (笑) 」

「青森っていわゆる広告規制も厳しい場所(※)だと思うんですけど、普段はどういう打ち方してるんですか」
※青森をはじめ、東北地方は早くから厳しめな広告規制を敷いています

「決まった店で打つ、俗に言うジグマのスタイルなんですけど、正直あまり設定を期待できる場所ではないです。なので低貸しを含めた期待値稼働をしつつ、『ディスクアップ』等でがんばるという感じで」

▲『パチスロディスクアップ(2018:サミー)』5号機最後期のヒット機種、完成度の高さと攻略要素が大ウケしている

「(低貸で期待値稼働ってなんだ?) で、実際勝ってます?」

「勝ってますよ、一応。勝ち続けないと打つことが負担になるので、スタンスとしてはエンジョイ系ガチ勢なんです」

「初期の頃のブログは、特に期待値的な話も多かったですよね」

「そうですね、ただ星矢の不屈狙いの記事書いたら、自分の首締まっちゃって」

「ライバル増えちゃったんだ(笑)」

▲『パチスロ聖闘士星矢 海皇覚醒(2017:SANYO)』不屈という内部ポイント狙いの立ち回りが存在する

「はじめて打ったのはいつ頃ですか?」

「18歳の時、高校卒業してからですね。最初打ったのは『ファインプレー(※)』でした」
※1994年に登場した集大成的なハネモノとして人気を博した

「あっ、はじめはパチスロじゃなくてパチンコからだったんですね」

「麻雀仲間がパチンコ屋に居たんですけど、終わるのを黙って待ってるのも暇だったんで、ファインプレーに100円入れて。わからないながらも打ってたらいきなり3000発くらい出て」

「革命ですよね。世界が変わる」

「パチンコの神に認められたというか、めでたく招き入れられました。そのあとだいぶ給料溶かしましたけど(笑)」

「じゃあ最初はパチンコメインだったんですね」

「最初何年かパチンコ打ってて、ある時に麻雀仲間から『パチスロ面白いよ』って誘われたんですよ。教えてやるよって言われて『サンダーV』打ったんですけど、どうやって打つのか聞いたら7狙えばいいからって」

「雑ゥ!!」

▲『サンダーV(1997:メーシー)』スペックの高さに加え、演出面でも予告音やフラッシュを定着させた名機

「スイカ全部こぼしてました(笑) まぁそこから雑誌とか調べるようになって……」

「なるほど、わりと王道な流れですね」

「では、そんな王道を歩んできたイカボールさんが、どこでヤバい奴(変態さん)になったかを聞きたいんです。まずブログを始めたのはいつ頃から、どんなきっかけで?」

「3年くらい前ですね。きっかけはですね、お金が欲しかったんです」

「アフィりたかったんだ(笑)」

「正直(笑)」

「最初は雑記ブログという感じで、広告貼って収入になったらいいなと思ってたんでけど、そしたらまぁ人来なくって。じゃあもういいやと一回広告捨てて好きにやり始めたんですよ。そうしたら『クランキーセレブレーション』に出会って、すげぇ面白くって色んな打ち方したくて。変態になったと言うならその時ですかね」

▲『クランキーセレブレーション(2016:アクロス)』軽快なボーナステンポにより伝統のリーチ目が次々と出現する

「はぁー、研究心が強かったんですね」

「それをやっていることで、けっこうブログを見てもらえた、ってのもありましたね」

「イカボールさんの“盆栽”記事なんかは特に印象深いです」

「あれのルーツ、実は4号機の『吉宗(※)』なんですよ。REG時によく出る右リールに松チェリーBARって配列があったんですけど、あれが盆栽に見えて。まぁ時々見えないって言われますけど」
※BIG711枚が1G連するという、強烈なストック機

「ああ、正直、見えないよ。ずっと思ってたよ『センスねぇなぁ』って(笑) なんでそんなに盆栽盆栽って言うんだろって。つうか、吉宗はそもそも松が盆栽だしね」

「いや、ちょっと(笑)」

「『イカとボール』ってブログ名の由来ってあるの?」

「小学校時代のことなんですが、全校朝会ってありますよね。バスケ部が強かった学校なんですけど、校長先生が表彰する時に以下同文って言うじゃないですか。それを子供だからわからなくてイカとボールって聞こえてて、バスケ部だからボールなんだなって思って」

「以下同文がイカボールと(笑)」

「その言葉がずっと頭に残ってて、ブログのタイトル付けるときにインパクトがある方がいいよなと。ただこの名前だとパチスロブログだと気付いてもらえなくて、アクセスが全然集まらないという悩みが生まれたんですけど(笑)」

「ちなみにPV数とかってどうです?」

「見てもらったやつで10万とかですかね。クラセレの鳥狙いの記事ですね」

「おぉ、10万はすごい!! ではPV抜きにして、ご自身で一番気に入ってる記事は」

「筐体フェチの記事ですかね。ハマってる最中とかけっこう筐体のディティールとか見るの好きで、細かいネタが仕込まれてたりして楽しいですよ」

「確かに、サミーさんとかそういう遊びも多いですもんね。ちなみに一番好きな図柄とかあります?」

「4号機ディスクアップの青7ですね、青7がかっこいいからずっと打ってました」

「4号機からディスクアップ好きなんですね。……じゃぁさ、オルタナティブは?」

「………」

「………」

「(突然静かになった)」

▲『ディスクアップオルタナティブ(2007:サミー)』技術介入要素のジュワンがある、けどツラい……

「一旦諦めたってお話聞きましたけど、今も広告掲載はやってるんですよね」

「グーグルのアドセンスと、オ◯ミーさんから広告のお誘いがあったんで載せてます。ただ先日担当者さんから連絡があって、コロナの影響で予算が少なくなったので、と言われました」

「世知辛いな(笑) まぁでも、そもそもそんな大きな稼ぎにはならないですよね」

「全然もらえないですよ。広告収入で大好きなエナジードリンク飲めればいいかなくらいで」

「有料noteとかやってみようかな、とか思いません?」

「解析系とかは間違ってたら金返せとか叩かれるのが怖いし、責任持たずにブログでやってた方がいいかなと」

「では、個人的に一番聞きたかったところ。ブログを3年やって好きな機種をとことん掘り下げる、そのモチベーションは何でしょう? 期待値や立ち回り系のブログは結構あると思うけど、イカボールさんほど、機種を掘り下げる人ってそんなにいないですよね?」

「やっぱり単純に見てもらえるってことは嬉しいですよ。あとは取り上げた機種の人気が出たら、撤去されづらくなるじゃないですか」

「ああ、機種人気が高まることで、その機種が長生きしやすくなる、と」

「撤去されなければ、それだけ長く自分も打てるなってのがあります。記事って基本自分が勝てると思う台を取り上げているんですよ。稼働に関して月の目標を+5000枚にしてるんですけど、自分の稼働時間を考えたら、出玉率102%くらいを維持すれば達成できる計算なんです。自分が勝ってるところをみせて、楽しんでいるところをみせて、みんな真似して欲しいなと」

「好きな機種を撤去させないために、読者を洗脳してるんだ(笑) ちなみにブログを続けるコツってあります?」

「勢いというか、例えば打ち方ブログとかは、常に新しいところを狙って打ってみて、結論出る前にぶん投げるというか。あとはそれぞれ判断して欲しいみたいな。あまりに完成し過ぎているとネタバレになってしまうというか、楽しさ半減しちゃう部分あると思うんですよ」

「あぁ、たしかにメディアだと正解まで書かなきゃいけないですもんね。そのあたりに余白を作るんだね。じゃあ逆にブログを辞めたいって思ったことあります?」

「辞めたいというか、辞めたら楽だろうなと思ったことはありますよ。ディスクの当選ゲーム数とかボーナス種類とかは90万ゲームくらいカウントしてるんですけど、これ辞めたら楽しむだけになって最高だなって」

「義務になってる(笑)」

「決めてたんですよ、0回転から全部データとるって。最終的にブログのネタとしても120万G回して最終結果こうでした。ディスクアップありがとうって書きたいんです。マイスロとかも途中で入れ始めて後悔すること多かったんで」

「盆栽が認められずともそこまではやると」

「自分が人気者になりたいみたいな気持ちは無いんですか?」

「ありますよ、ありますけどメディアに出てどうとかってより自分のペースでやりたいなと思ってます。今の生活捨てて演者になりますとかはちょっと……」

「確かに後付けはキツい」

「趣味半分で楽しくやりたいですね」

「じゃ、ライターになりたいと思ったことはないってこと?」

「一切無いですね、もともと文章書くのも得意ではないので。ライターさんみたいにかっこいい文章とかは書いてみたいとは思いますけど」

「まぁでもイカボールさんはtwitterフォロワー数も6000人以上いますし、そう考えると既に人気者ですよね」

「ブログを始めてから、宣伝のためにtwitterも登録したんですよ。最初、俺自身がクラセレのリーチ目を見たいと思って、アクロス好きの人とかをどんどんフォローしていったんです。そして自分もアップしての相互作用みたいなのがありまして」

「ほうほう」

「次に聖矢があって、今はディスクアップになって。フォローを返してくれたやさしい人の集まりというか」

「なんかわかります。イカボールさんのフォロワーさんはやさしい世界線にいる人達の気がする、ギスギスしていないというか」

「ギスギスしてブロックした人もいますけどね(笑)」

「ああ、ブログ書いてるのにこんな事も知らねぇのかよ、みたいなギスギスはありそう……」

「ブログやってんだから責任持って書けよ、みたいに言われて。いやあれ俺のチラシの裏だからね、知らんわと」

「まぁ、最終的には奥さんも暖かい目で見守ってくれているということで」

「見守ってくれてますけど、目は冷めてますね」

「イカとボール杯という大会(※)も主催してますよね、あれの目的って何なんですか?」
※Twitterを使ったイカボールさん主催の企画

「大会は北海道のやまでぃさん(※北海道のスロッター、ディスクアップ好きで知られ大会も主催)がきっかけなんですけど、そこからさらに広く楽しめる大会がしたいなということと、あとは基本的にふざけたことがしたいので」

「なんかけっこう複雑なルールにされてますよね。チーム戦とか勝ち抜きルールとか」

「みんなに楽しんでもらいたいなと思って自分なりに改良していって、仕事中もそればっかり考えてました」

「いや仕事しろよ」

「バレないようにしてるから大丈夫です(笑) ホントにパチスロ好きなんで、今はコロナの影響もあって打ちに行けなくて死にそうです。毎日ツイキャスでパチスロ配信してなんとか保ってますけど」

「配信で打ってる『ガオガオフェスティバル』で、打てないストレスは解消されます?」

▲『ガオガオフェスティバルS(2007:SANKYO)』イカボールさん所持のジャグ◯ーみたいな台

「何言ってるんですかガオガオ面白いですよ! 制御ヤバいですから、あれはSANKYOの奇跡です!」

「自分は打ったことないんですよね、ガオガオ。どうせパクリ系だしって。勿体ないことしたかな」

「なんならガオガオの攻略ページ作りますよ。パチ7に」

「あ、それは絶対に要らないです!」

「ちょっと(笑) ガオガオの2ちゃん機種スレのテンプレ作ってたの俺なんで、書き込みも半分くらい俺だったんですよ」

「うん、その情報どうでもいいわ」

「えぇ……」

「……(ひでぇ)」

「まぁでも根本には自分の好きな機種の面白さを知って欲しい、って気持ちがあるんでしょうね」

「パチスロ6号機の印象はいかがですか?」

「4号機から5号機に移行した時よりは、全然いいなと思ってます。狙える部分もありますしそこまで悲観していないですね」

「確かに絶望したなぁ、あの時は」

「6号機のノーマルとかも出てて、BIG枚数が少なくなった、なんて言われますけど最終的には出玉率だと思ってるんで、105%とかあれば十分です」

「5号機初期にパチスロメーカーが迷走というか、試行錯誤してた時なんか、まわりみんな狂ったように初代牙狼打ってたからね」

「俺も牙狼打ってましたよ。止め打ち駆使して、爽快感ゼロの魔戒RUSHやってましたけど」

「やっぱり、そういうとこはガチ勢なんだね」

「“イカボール”としてこの先目指すこととか、どうなりたいみたいなものってありますか?」

「……無いッスね、今ブログやツイキャスで充実してるってのもあるんですけど、その後どうしたいとかは特に」

「例えばユニバカ・サミフェスに呼ばれたいとか思わないんですか?」

「あっ、それはあります!!」

「あるのかよ(笑)」

「今出来た(笑)」

「好きな台の宣伝するんで、是非お願いしますって感じです」

「イカボールさんはむしろ青森で『ガオガオフェスティバル』ってイベント開催して下さいよ。支援しますよ。クオカード1枚くらい」

「それ多分俺しか参加者いないですよ」


「 (笑) 」

「もう打てない機種含めて、歴代で一番好きな機種は何ですか?」

「5号機のディスクアップですね」

「やっぱりディスクなんですね。ではパチスロを打ってて一番楽しいと思う瞬間は?」

「それはもう、ボーナスフラグを察知した瞬間です」

「あー、わかる!!」

「配信しててもたまに早く当てて下さいって言われるんですけど、違うんですよ。パチスロの楽しいところってレバーオンして、リールを止めることでの抽選結果の答え合わせなんです、ここはみんなにわかってほしい」

「わかるわかる、すっごくわかる! となると、僕と一緒でハナハナとか苦手なタイプじゃないですか?」

「いや、あれはあれでハナキレイダナーってヨダレ垂らす台なんで」

「っなんだよ!!」

「結局なんでもいいやつだ」

「あれはもう『通電しろ』って思うんですよ、乱数を拾うっていうか」

「はじめて聞いたよ。なんだよ、通電しろって(笑)」

▲今や希少となったガオガオフェスティバルの通電シーン

「そろそろインタビューも終わりですが、読者さんに何か伝えたいことはありますか?」

「レバーの強打とか台パンをやめてほしいって、ちょくちょく言ってるんですよ。メーカーさんも演出でレバーを叩けとか、機種のPVで強打している風の映像で煽るのが、もうちょっと別の表現ないかなと」

「あーわかる。あれ良くないと思う」

「いっそレバーを物理的に弱くしてウェハースとかで作って欲しいと思います。強打できないように」

「ウェハース(笑) 強打しちゃったら、もう打てないんだ」

「強打とか台パンって若い人にも多いんですけど、そういうの見るとパチスロの先生というか師匠がいないんだなと」

「確かに我々の若い時って怖いお兄さんいたからね。目立つことすると裏に呼ばれて……みたいな」

「そうそう、今は影響力のある演者さんとかにもっとやさしい打ち方をしてもらって、教材みたいにして欲しいですね」

「ちなみにディスクとかのスライド打ちはどうですか、パラッと打っちゃうやつ」

「あぁ、あれって効率重視だとは思うんですけど、本当の効率はそこじゃねえぞと伝えたいですね。スイカフォローしてるだけで成立ゲームじゃ揃えられない。同じゲーム数打ったら俺勝っちゃうよって」

「なんか秘めたる闘争心みたいなのを感じるよね」

「やっぱシマスター(※)になりたいじゃないですか」
※島で一番目立つ人。多くは一番出玉を出している人を指す。

「いや、ごめん。オレ全然そういうの無いけど」

「んもう!!(笑)」


「 (笑) 」
以上でインタビューは終了です、イカボールさんは非常に楽しくヤバい奴でした。
物腰はおだやかですが、こだわりを感じる姿勢と、その変態性はパチスロと向き合う記事からも理解できることと思います。なんというか、目立って大騒ぎするというタイプではないかもしれませんが、編集長の言うように、秘めたる闘争心のようなものを会話の端々で感じました。青森でのガオガオフェスティバルが今から楽しみですね。
★イカボール語録
・ガオガオはSANKYOの奇跡
・パチスロの楽しいところはレバーオンして、リールを止めることでの抽選結果の答え合わせ
・ハナハナは通電しろ
パチンコ・パチスロへのこだわりを語る人と言えば、少し前まではメーカー開発者やライターというのが当然の世界でした。しかし一般人のいちパチスロファンの想いはこんなにもアツくてヤバい、というのは記事からも感じていただけたと思います。業界の未来に向けても、こうした方々のヤケドしそうな程の情熱は、明るく頼もしい存在ではないでしょうか。
次回はどんなヤバい奴が出てくるのか、私も今から楽しみです。そしてちょっと怖いです。

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- 岡井モノ:ライター兼パチ7編集部員(別館)
- 代表作:オカイ☆サロン
学生時代友人に連れられ、はじめて『ジャグラー』を打って負けたその日、悔しくてなぜか『サバンナパーク』のゲームを買った異端の猛禽。パチ7自由帳において「何か変なヤツがいるな」と思われていたが、何か変なヤツのまま編集部に捕獲されたトリックプレイヤー。日本全国を旅する渡り鳥としての経験を活かしたコラムを、旅情たっぷりに綴るかと思わせながら特にそういうコラムを書いたりはしない。今日も今日とて奇策縦横。



イベントも人も東京に集まるイメージはありますが、まだまだ在野に眠るヤバい奴は多いと思います。
青森ガオガオフェスティバルに参加希望者が!?
実は私、昨年某所でガオガオ打ったんですよ。イメージと違ってランプが小さく控えめに光るんですよね、私も負けましたけど。
編集長的にはヤバい奴が集まるカーニバルを開きたいらしいです。不安しかありません。
俺は八戸ですから何度か十和田ですれ違っているのかもしれませんね( ´艸`)
ガオガオとかパオパオ選手権は参加してみたいですね~(≧∇≦)b
まあ、負けましたけど。ガオフェス楽しいですよ。
みんなヤバくて、みんな良い。