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俺よりヤバい奴に会いに行く。-岡井モノと全国のパチンコパチスロ異常愛者-
               
            
2020.06.25
ROUND2:vsもっくん(ブロガー) 『たかがパチスロ』という距離感。『クソ台なんか無い』という愛。 #02
                 岡井モノ:ライター兼パチ7編集部員(別館)
                 
                俺よりヤバい奴に会いに行く。-岡井モノと全国のパチンコパチスロ異常愛者-
                岡井モノ:ライター兼パチ7編集部員(別館)
                 
                俺よりヤバい奴に会いに行く。-岡井モノと全国のパチンコパチスロ異常愛者-
              
驚異の探求心とそのルーツを語ってくれたブロガーもっくん。#01では『もっくんの人となり』についてお聞きしました。#02はブログ『パチスロのある日常』についてや、そのパチスロ愛について存分に語っていただきました。
#01『僕にクソ台って言わせたら、たいしたもんですよ』はコチラ
なんか#02では本格的に変なこと言い出します。
 
目次読みたいところまで飛べます
 

「ブログならば熱く語れる同士が集まりやすいですよね。『パチスロのある日常』は3年くらい前から?」

「気づいたら3周年越えてました。始めたきっかけはブログを作って広告収入得ようってことと、好きなパチスロの話題でブログの勉強をしようってことでしたね」

「始めてみて、手ごたえはいかがでした?」

「まぁPVなんかはそれなりに伸ばせたんですけど、収益に関しては現実的な問題が色々と……」

「それは想像していたよりも実入りがよろしくないと?」

「そうですね。ただもうブログに愛着が湧いてましたし、ブログ運営の勉強になると思っているので、今となっては広告収入とかはそれほど気にせず書いてますね。収入があったら嬉しいのは間違いないんですが」

「そのあたりが原動力なんですね」

「僕は攻略系の有料noteも売ってはいるんですけど、あくまでそれはそれ。パチンコパチスロって、つっこんで出すだけが楽しみじゃないとも思っているので」

「パチスロの演出や出目を楽しむって部分ですか?」

「演出というか、狙い目を考えて発見する楽しさってあるんですよ。たとえそれが10回転のゲームだとしても楽しみ方はあるし、それを伝えたいんです」

「10回転の楽しさを伝えたいと?」

「あまり考えないで何万円も使うよりも、1000円でもいろいろ考えた方が絶対楽しめます。僕の稼働日記って2回転しか回してないやつがあるんですよ」

「2回転(笑)」
 

「2回転回すだけでもいろいろ考えているから楽しいよ、っていうのがブログコンセプトです」

「パチスロは2回転だけで十分だぜと」

「十分ではないですけど(笑)」

「1ゲームの重みというか、より多く考えた方が楽しめるぞって気持ちはわかります」

「2回も回せばこっちのもんだぜ、俺に2度リールを回させたら、お前ら終わりだぜみたいな?」

「さっきから編集長は誰と戦ってるんですか?」

「そこまでかっこいいこと言えませんけど(笑) 何も考えずに1回転60円使ってるとしたら、僕は1回転100円分楽しんでると思います」

「かっこいいのか変態的なのかはわかりませんが、そう言われるとパチスロを考えて楽しむきっかけになりそう」
 

「そういえばブログやnoteでお金を稼ぐって面では、動画って手段は検討しなかったんですか?」

「いや、やれるならやりたいんですけど、現状そこまではなかなか……」

「まぁ確かにそこまでは手が回りませんよね」

「最近、検索しても動画ばかり出てくるんで腹立ったりもしますけど(笑)」

「わかるわ(笑)」
 

「奥様は旦那がブロガーのもっくんだということは知っているんですか?」

「一応知ってますね」

「あのラインスタンプを販売していることも?」

「あれは要らないって言われました」

「(笑)」
 

▲妻に不要と言われるLINEスタンプ

「アイコンにもなってますけど、悲しいくらい奥様に大好評のそのキャラは一体どこから生まれたんですか?」

「これはブログ初期に作った先輩と後輩ってキャラで、初心者向けに物語仕立ての記事を書いてたんですよ。誰も見ないし、気持ちが折れて3話で終わったんですけど」

「挫折(笑)」

「その中の後輩ってキャラが、いつの間にか僕自身を投影するキャラになって、今に至った感じですね」

「ああ、その丸刈りのシンプ◯ンズみたいなのはもともとは別のキャラだったと」

「あっ、岡井さん。駄目です。シ◯プソンズみたいなって言っちゃ駄目です。一番のNGワードです」

「明らかにそうじゃん(笑)」

「ちなみにLINEスタンプは売れてます?」

「一応100件以上は売れてるみたいです」

「おお、じゃあ世の中には100人以上はシン◯ソンズ後輩を使っていると」

「シンプソン◯後輩とか絶対に言わないでください。僕のオリジナルです」

「えぇっと、アメリカの国民的コメディアニメキャラを模した──」

「模したとかもやめて下さい。一番触れちゃいけない部分です」

「めんどくさい(笑)」

「ああ、めんどくさいな(笑)」
 

「今までで一番人気があった記事は何ですか?」

「ディスクアップの設定変更記事ですね、単純にグーグル検索で上に来るってのがあるんですけど」
 

「PV数で考えればディスクアップ関連がだいたい上位になります」

「確かに機種人気も高いですし、みんな興味がある部分ですもんね」

「ただ悲しいことに、同じディスクアップでも第二停止制御記事とかは、あまり見られてないんですよ。興味のある人が少ないと」

「でしょうね。一般的ではないですよ。変態さんの領域です」

「自分自身知りたくて、知ったうえで打でばディスクアップは、さらに面白いんですよ。わかりやすいのは、重複か否かで9枚役のすべりが違ったりして熱くなれるんですけど、そういった部分を突き詰めていきたいんです」
 

「偉そうに言ってますが、実は僕自身もそんなにわかってないですけど」

「えっ、わかってないのに書いてるんですか?」

「なに言ってんの?」

「あぁいや、僕もツイッター上にいる変態さん達に教えてもらっていて、停止出目見ただけで1枚役A重複だとか一瞬で判別できる人がいるんですよ。ブログもそうした変態さんのおかげで成り立っているというか」

「あのブログの検証しながら打ったら1回転5分くらいかかりそう」

「世の中にはまだ見ぬ変態達がうようよと……」

「そうした知識の集合体がブログとして完成しつつあると考えると、なかなか感動的な変態プロジェクトですね」

「でも誰も読んでくれない、と(笑)」

「PV数的に、多分僕と情報提供者しか読んでいないです」

「いや、そんなことないですよ。きっと5人くらいは読んでますよ」

「いても5人なんだ……」
 

「もっくんはアクロス機とかは打たないんですか?」

「そんなに……ですかね、好きですし打ちたいんですけど、機会が無いというか」

「機会って、行くお店ではアクロス機に力入れてないって感じですか?」

「力入れてないことも無いんですけど、アクロスはライバルが多くて座れないことが多いです。かといって空いてる台でいいやと平打ちするとひどい目にあうんで」

「あぁ、アクロスの出玉率って全部嘘ですからね。全設定共通で出玉率92%~119%くらいですよ、アイツらは」
※あくまでも編集長の個人イメージです

「そうですね。後でパチ7さんの機種情報も書き替えておいてください」

「おぉ、いいね!  ホント、アクロスの波はイカれてるよ。まぁそこが好きなんだけどさっ!」

「二人して滅茶苦茶言うな」

「ホント言えば何もない通常日にふらっと座って勝負したいんですけど、それをすると、とにかくひどい目にしかあわないんで……」
 

「打つにしても何らかの根拠が欲しいってスタンスなんですかね」

「実際そこまでこだわってるわけでも無いんです。たとえばディスクアップのいい部分って出玉率103%って部分なんですけど、逆にそこがつまらない部分だとも思ってるんですよ」

「あー、わかるかも」

「困ったらディスク打てばいいじゃんという人がいて、それも正しい考えではあるんですけど、設定を狙っていくって楽しみを狭めているというか」

「その機種自体の楽しみもそうですけど、立ち回りとか考察を含めた楽しみ方を知りたい、知って欲しいという感覚なんですね」
 

「とにかくパチンコ屋が好きなんですよ。楽しんでいるお客さんを見るのも楽しい。打たなくてもあの空間が心地よいというか、落ち着くというか。もうデータランプを見てても面白くて、BIG2・REG20のジャグラーとか発見すると、うれしくなって写真とっちゃいます」

「えぇ、他人のデータランプでそんな興奮することあります?」

「確率のドラマを感じると嬉しくなっちゃって。パチスロは筋書きのないドラマだと思ってるんで」

「急にクサいこと言い出した」

「めちゃくちゃ面白いですよ。同じ設定1でも毎回展開が違うんで。それをデータから想像して」

「確かにあんな場所他にはないもんなぁ。見てるだけは嫌だけど」

「遊園地的な感覚なのかな。博愛主義というか、全てを愛す感がすごい」
 

「そういえばパチンコは打たないんですか?」

「パチンコも好きなんですけど、ひどい目にあうんで……」

「さっきからひどい目にあってばっかりじゃないですか」

「(笑)」

「ドラマを楽しんでいるって意味で言えば、星矢の宵々越しを狙ってる記事なんかはけっこうドラマチックですけど、わりとサラッと書かれてますよね。ああいう時ってしんどい死ぬぅみたいに書きがちだと思うんですけど」
 

「ブログでも距離感を大事にしてるって何度も書いているんです。僕はパチンコパチスロ大好きなんですけど、同時にたかがスロットって気持ちを絶対忘れちゃいけないと思います、そこを忘れてしまうと、色々と悪影響が出てきてしまうので」

「そうなんだよね。しょせん遊びって気持ちはすげぇわかる」

「打ってる現場では死ぬぅみたいな気持ちでいることもありますけどね」

「なるほど、博愛マシーンではなく負けたくないという人間味もあるよと」

「ブログやってるとしんどい展開でもネタになるって思えたりはします(笑)」
 

「効率というか、商売的に言えばnoteの方が儲かると思うんですよ。それでもブログを続ける理由って何ですか?」

「noteの方が確かに収益は上がりますけど、ブログは僕を知ってもらうための媒体って考えですね。気に入ったらnoteを買ってもらえれば」

「へぇ、noteは儲かるのか、俺もやろう!」

「短絡的に参入を決めないで下さい」

「これまで書いたnoteは攻略系なんですけど、今後は攻略系じゃないやつを出したいなって思ってるんです。普通の読み物系のやつとか」

「情報商材的なものではなく、もっくんという書き手自体のファンに向けた内容も面白そうですよね。私はゴリラに麻雀教える記事も好きですよ、もっくんに変な発作が起きたのかと思いましけど」
 

「自粛期間中に仲間内で麻雀ゲームの動画配信とかもやったんですけど、ルールわからないって声も多くて」

「教えるためなんですね、もっくんのやさしさの結果誕生したゴリラ麻雀」

「あの、ことわざまんがの謎も解きたいんですけど」

「あれは……僕自身もちょっとわかってないです」

「わかってないんだ(笑)」

「あれは病んでるところが出てきてるというか……」

「闇を感じる内容ですよね」

「闇を感じてもらえればうれしいです」

「こんなところで闇を分かち合うな」
 
 

「では、もっくん的に一番気に入ってる記事ってどれですか?」

「後日談含めていい記事になったなと思っているのが、『ウルトラセブン』の超降臨を引いた時の記事です。ロングフリーズ引いて、よしこれは! と期待した結果、上乗せも継続もゼロで250枚終了って残念記事なんですけど」

「まさにウルトラマンゼロ」

「それで後日解析が出て、実は終了画面の画像が6確定画面だったんですよ」

「なにそれ(笑)」
 

「あっ、これって設定6の記事だったんだ! ってのが面白くて。『ゾーン狙いして16Gでフリーズ引いて上乗せゼロで駆け抜けて6確出して即ヤメしてる』っていう」

「情報が大渋滞している」

「コメント欄で6確定画面ですよってツッコまれてるのも含めて、そこで完成したなと」
 

「様々なブログを書かれていますが、いわゆるライターになりたいって思ったことはありませんの?」

「前の仕事を辞めたタイミングで、以前から興味があったライターとか編集の世界を考えたこともありました。ただ現実的な生活なんかも考えて、応募とかは見送りましたけど」

「ちなみに雑誌はどこ派でした?」

「メインはガイドを読んでました」

「やっぱりね。このブログのノリはガイド読者だよ」

「今も書くことは好きなんですけど、現状自分のブログを持って、いろんな人に読んでもらえる環境なので、満足していますね」
 

「ちょっと真面目な質問なんですけど、今回コロナウィルス関連で、ぱちんこ業界がびっくりするほど叩かれたことについてどう思います?」

「僕は大好きな業界ですけど、ある意味叩かれやすい業界なので仕方ない部分はあると思いますし、それに対して攻撃的に反発するのも違うかなと。ただ緊急事態宣言下の業界コロナ対策については、モデルケースにしてもいいんじゃないかとは思いますね」

「クラスター発生は現在まで確認されてないですよね」

「いやぁ、ひどいときはお昼のワイドショーで全チャンネルパチンコ叩いてましたよ(笑)」

「他にもっと報道すべきことあるでしょって、ねぇ?」

「叩いていいから、せめて叩いた分だけ支援金みたいなのくれよ、って思いますよね」
 

「最後に、読者さんに伝えたいことって何かありませんか?」

「そうですね。それこそ感染症とか依存症とかでも、ぱちんこの事を悪く言われがちなんですけど、悪者にしないためにも、たかがパチンコパチスロという意識というか、勝ち負けだけじゃない楽しみ方をいっぱい知って欲しいと思いますね」

「勝った負けた以外のところにも、たくさん楽しさがあるよっていうね」

「なんなら抽選の時が一番楽しいですし」

「大事ですよね。楽しめる距離感」
 
以上で今回のインタビューは終了、もっくんは愛あふれるヤバい奴でした。
基本的には真面目な方だと思います。話の中でも度々出てきましたが、パチンコ・パチスロに対して適度な距離を保っており、良い関係を築いている方でした。ただ一皮めくるとその愛は怖いくらい煮えたぎっているので、うかつに近づくとヤケドしそう。データランプ見て興奮するとかは正気を疑いましたが、ご本人が幸せそうなのでOKです。
★もっくん語録
・僕にクソ台って言わせたらたいしたもんですよ
・考えながら打っているから、多分1回転100円分は楽しんでいる
・たかがパチンコパチスロという距離感
・シンプソン◯じゃないです、完全オリジナルキャラです
俺よりヤバい奴に会いに行く2回目もなかなかの強敵でした。話が面白くて想定時間の2倍くらいインタビューに使ってしまいまとめるのが大変でしたが、パチスロを愛する猛者の一端に触れることができたのではと思います。
次回はどんなヤバい奴が出てくるのか、今から私も楽しみです。
 

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- 岡井モノ:ライター兼パチ7編集部員(別館)
- 代表作:オカイ☆サロン
学生時代友人に連れられ、はじめて『ジャグラー』を打って負けたその日、悔しくてなぜか『サバンナパーク』のゲームを買った異端の猛禽。パチ7自由帳において「何か変なヤツがいるな」と思われていたが、何か変なヤツのまま編集部に捕獲されたトリックプレイヤー。日本全国を旅する渡り鳥としての経験を活かしたコラムを、旅情たっぷりに綴るかと思わせながら特にそういうコラムを書いたりはしない。今日も今日とて奇策縦横。






 
                 
                 
                 
                