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ゆる調~パチンコパチスロゆるゆる調査隊~
2025.04.15
パチンコに「LT3.0プラス」が令和7年7月7日登場! ラッキートリガー到達率50%OVER&チャージ小当たり無し、時短性能もUPしてCZや多彩なRUSH性能を実現! LTの変遷を追う!
2025年4月8日、日工組(日本遊技機工業組合)はパチンコに新たなゲーム性と楽しさを提供する最新機能「LT(ラッキートリガー)3.0プラス」を発表しました。「LT3.0プラス」は満を持して2025年(令和7年)7月7日に搭載機種が導入予定とのこと、その仕様やスペック例が紹介されましたのでパチ7読者のみなさんにお伝えします!
▲「LT3.0プラス」の概要を語る日工組 盧 昇副理事長
▲「LT3.0プラス」の詳細を説明する日工組 清原賢二技術委員長
LT(ラッキートリガー)についておさらい
「LT3.0プラス」を紹介する前に、まずはLT(ラッキートリガー)についておさらいしておきましょう。
2023年6月にパチンコの内規が改定され、新たに搭載可能になったのがLTです。1回のRUSHで得られる期待出玉が6400個未満だったのに対し、LT搭載機では9600個未満と期待出玉総量が約1.5倍にアップしました。
ただしこの時点のLTは、搭載するにあたって以下の条件がありました。
・RUSH、通常など全ての初当りを含めた獲得出玉期待値を3200個未満にすること。現実的な初当り確率は約1/199前後のライトミドルや甘デジタイプとなる。
・LTの到達率×LTの期待値(初当たり出玉を除く)を、総獲得球数の期待値(初当たり出玉を含む)の1/2以下にすること。現実的な初当りからのLT到達率は約16.7%(※1)を下回ることとなる。
・P機とe機両方に搭載可能だが、e機の場合はCタイム(※2)の搭載は不可。
・通常RUSH(LTではないRUSH)の期待出玉を6400個未満にすること。
※1:LT突入時の期待出玉を9,600個、初当たりからの平均期待出玉を3,200個と設定した場合(LT到達率×9600個=3200個×1/2)。
※2:Cタイムとはe機(スマートパチンコ)で搭載可能な内部的に低確率&時短なし状態の場合にのみ特定図柄が停止すると突入するc時短を活用した機能。電サポは付かずCZ的な役割でRUSH直撃の可能性がある。
▲2024年3月に導入されたLT搭載機。左上から順に『P緋弾のアリア~緋緋神降臨~ラッキートリガーVer.』『PLT OVERLORD魔導王光臨』『P北斗の拳強敵LT』『ぱちんこGⅠ優駿倶楽部2 ラッキートリガーver』『Pこの素晴らしい世界に祝福を!199LT「このラッキートリガーに祝福を!」』『P真・座頭市物語』『P世紀末・天才バカボン~福神SPEC~』
続いて2024年7月、e機におけるLT搭載の条件が緩和されました。それは初期の条件にあった「LTの到達率×LTの期待値(初当たり出玉を除く)」に関して、「LTの到達率×LTの期待値(初当たり出玉を除く)を、総獲得球数の期待値(初当たり出玉を含む)の1/2以下(e機については2/3以下)にすること」とされました。これによりe機では現実的な初当りからのLT到達率が約22.2%(※)まで広げることが可能になりました。これが「LT2.0」となり、LT機登場のわずか3ケ月~4ヶ月での変更となります。
※LT突入時の期待出玉を9,600個、初当たりからの平均期待出玉を3,200個と設定した場合(LT到達率×9600個=3200個×2/3)。
▲2024年7~9月に導入されたLT2.0搭載機。左から順に『e花の慶次~傾奇一転』『e北斗の拳10』『eフィーバー 機動戦士ガンダムユニコーン 再来-白き一角獣と黒き獅子-』『eゴッドイーター TRIPLE BURST』
以上の流れでLT、LT2.0とラッキートリガーは進化を続けており、今回の「LT3.0プラス」へとつながります。
LT3.0プラスとは「LT機の条件変更」と「時短の性能仕様変更」
今回発表された「LT3.0プラス」の概要は以下の3点となります。
① LT機の条件変更(e機のみ):「LT3.0」としての変更
② 時短の性能仕様変更(P機・e機共通):状態の移行先や移行方法が多彩になる「プラス」としての変更
③ 上記②に対応した総量計算方法の整理(e機のみ):e機の開発自由度向上
実質的な変更は①と②になり、③は②を受けたe機の開発自由度向上を指します。これら3点を総称して「LT3.0プラス」と呼ぶ新仕様となりました。
それでは上記の①と②について詳細を説明しましょう。
LT到達率がアップしてチャージ小当たりも不要となった「LT3.0」
「① LT機の条件変更」は、e機のみに適用された以下のような変更です。
・LTの到達率×LTの期待値(初当たり出玉を除く)を、総獲得球数の期待値(初当たり出玉を含む)の1/2以下(e機については4/5以下)にすること
・RUSH、通常など全ての初当りを含めた獲得出玉期待値が6400個未満にすること。
発表された上記に基づいて筆者が計算すると、LT突入時の期待出玉を9,600個、初当たりからの獲得出玉期待値を6,400個と設定した場合は初当りからのLT到達率が約53.3%まで広げられることになります(LT到達率×9,600個=6,400個×4/5)。
そしてこれまで大当り確率1/349相当などの遊技機ではLTを搭載するために「○○チャージ」といったチャージ小当たりを搭載して全体の初当り確率を軽くする必要がありましたが、今回のLT3.0によりチャージ小当たりが不要となりました。
現在の状態や時短性能が次回の時短性能を決定する「プラス」の仕様変更
「② 時短の性能仕様変更」は、P機・e機共通で適用された以下のような変更です。
・次回の時短性能は従来の大当り図柄/c時短図柄で決定されるのに加えて、遊技状態(低確/時短有無)や滞在していた時短の性能で決定できる。
・次回の時短回数は従来の大当り図柄/c時短図柄や遊技状態(低確/時短有無)で決定されるのに加えて、滞在していた時短の性能で決定できる。
上記をまとめると、次回の時短性能や回数を「大当り図柄/c時短図柄」「遊技状態(低確/時短有無)」「滞在していた時短の性能」という3つの要素の組み合わせで決定できるようになったということです。これにより時短による状態の移行先や移行方法がより多く搭載可能となり、さまざまな移行契機を搭載したパチンコ開発が可能となりました。
RUSHにつながるCZやRUSH性能の進化を可能にした「LT3.0プラス」
それではここまで説明した「LT3.0プラス」の仕様で実現可能となるスペック例を紹介しましょう。
CZとしての時短が新たなRUSH突入ルートになる
CZ(チャンスゾーン)的に機能する時短は従来にも限定的に存在しましたが、今回の「LT3.0プラス」では以下のような遊技性が可能となります。
例えば上記画像の左側の場合でCZ(時短)の突入率を1/80とします。その場合、低確率状態でCZに突入すると必ず高確率状態へ移行します。その高確率状態でさらに1/80のCZを引けば25%でRUSH突入、75%で上位の超高確率状態に移行します。そして超高確率状態で1/80のCZを引けば100%でRUSHに突入します。
また上記画像の右側の場合、低確率ではRUSH当選時における継続率の大半が66%を占めるのに対し、CZ(時短)当選で突入した高確率状態ではより継続率の高いRUSHの当選が期待できます。
以上のように、今回の「LT3.0プラス」によって段階的な状態移行やCZ(時短)当選のみでのRUSH突入が可能となりました。
当たれば当たるほど性能がアップする多段階のRUSHを実現
「LT3.0プラス」ではRUSH性能自体を以下のように段階的に上げていく設計も可能になります。
例えば上記画像のように、最初に継続率65%(ST103回)の下位RUSHに当選したとします。その下位RUSH中に大当たりや時短に当選すると継続率73%(ST128回)の中位RUSHへ、同様に継続率80%(ST157回)の上位RUSH、継続率90%OVERの最上位RUSHへと段階的にRUSH性能を上昇させることができます。
また、RUSH継続率だけではなく、大当たり出玉数も性能変化可能とのことなので、継続率は高いが出玉数は少ないRUSHや継続率は低いが出玉数は多いRUSHなども実現可能な模様です。
このように「複数のRUSH性能を保持できる」といった今までにないゲーム性が「LT3.0プラス」で可能となります。
スペックやゲーム性を多彩にする可能性を秘めた「LT3.0プラス」
上記で紹介された「LT3.0プラス」の実現可能なスペックは、ほんの一例に過ぎません。これまでLT搭載の条件となる実質的な初当り確率が緩和されただけでなく、RUSHに直接つながるCZといった時短性能の活用はユーザーの予想を超えるようなゲーム性を実現できるでしょう。
また、これまで手が届きにくい印象だったLT当選をより現実的にすることが可能になり、ある意味では残念だったチャージ小当たりも必要なくなります。そして結局は大当りを待つことに変わりはなかった時短の位置づけも大きく変わります。
発表会の〆で日工組の新井広報委員長は、「この新しい仕様に対して非常に大きな期待とワクワクを感じており、『これでどんなゲームが作れるだろうか?』『このアイデアは面白いかもしれない』と社内外を問わず多くの技術者たちが創意工夫を凝らしながら、開発を進めている。それゆえ、本日はこの“無限の可能性がある”というワクワク感そのものを伝えたく、記者発表会という形で開催させていただいた」と語りました。
▲「LT3.0プラス」への想いを語る日工組 新井宏明広報委員長
これまでは出玉性能にだけ注目されがちだったラッキートリガーでしたが、今回の「LT3.0プラス」によって多彩なスペックやゲーム性が期待され、今後発表される各メーカーの「LT3.0プラス」搭載機の発表が楽しみです。
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- じく
- 代表作:パチスロ青春小説「マーベリック ─ホールの異端児たち─」、遊技林、ゆる調
元ゲームメーカー勤務、現在フリー。前職ではシナリオ・マニュアル・キャッチコピーなどのライターとして過ごし、パチスロを題材とした小説も執筆している。
e-sports系やMリーグ観戦が大好き、たまにTwitchで雀魂やウマ娘やフロムゲーを配信したりもするスロ系でもありゲーム系でもあるオジサンです。
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遊タイムを使わずに天井機能つけたりゾーン的なCZも搭載出来るんですかね(低確率/非時短の1/512でCZ→1回転のみ高確率/非時短→当たれば右とか)