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【パチスロライトノベル】凱旋、そして伝説へ

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【パチスロライトノベル】凱旋、そして伝説へ

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たまごさん
投稿日:2025/03/01 21:36

「凱旋、そして伝説へ」


プロローグ

銀玉の音が耳に心地よく響く、都内某所のパチンコ店「ドリームシャイン」。煙草の煙と期待が渦巻く空間の中、一台の特別な機種が光を放っていた。

「ミリオンゴッド-神々の凱旋-」

通称「凱旋」。

その名を知らぬパチンコファンはいない。天井1480回転到達で期待値22000円超え、設定6なら機械割119%とも言われる伝説の台。

この物語は、その凱旋を巡る、熱き男たちの物語である。

第1章 「出会い」
「くそっ、また当たらねぇ…」

春川誠(はるかわ まこと)、28歳。IT企業のプログラマーで、休日の楽しみといえばパチスロ一筋。この日も給料日後の週末、意気揚々と「ドリームシャイン」に足を運んだものの、すでに財布は限りなく薄くなっていた。

「ハルさん、また負け越し?」

声をかけてきたのは、店のスタッフ、中野ユウト(なかの ゆうと)。彼はこの店で5年目のベテラン。客の顔と打ち方をほぼ覚えている。

「ユウト君、見ての通りさ…今日も投資がかさむ一方だよ」

「ところで、知ってます?明日の新台」

「凱旋でしょ?」

「そう、ミリオンゴッド-神々の凱旋-です」

その瞬間、誠の目が輝いた。

「ミリゴの続編ね。ハーデスもあったけど、これは神々の系譜の続編。爆発力がすごそうだね」

「はい。でも明日は開店と同時に満席になるでしょうね」

「…何時に並べば良いかな?」

ユウトは笑った。「ハルさんが来るなら、最低でも3時間前ですね」

翌朝5時。まだ夜が明けきらない街に、一人の男がいた。

「おっ、誠じゃないか。お前もか」

声の主は鈴木タケル(すずき たける)、35歳。かつて「凱旋師」と呼ばれた伝説の男だ。

「タケさん!久しぶり。やっぱり来てましたか」

「ああ、あの台を打たずにいられるか」

二人は2年前、別の店のハーデスで知り合った仲だった。タケルは数年前、凱旋で一撃400万円を出したことがあるという。

そして6時。さらに人が増え始めた。

「おはようございます。皆さん早いですね」

振り返ると、見知らぬ青年が立っていた。

「初めまして。僕、岡村カズキ(おかむら かずき)です。大学生です。ミリゴ、初めて打ちます!」

その純粋な目に、誠とタケルは思わず微笑んだ。

「初心者か。ミリゴは甘くないぞ」とタケル。

「でも面白いよ、目押しもいらないし。フリーズの音の気持ちよさは格別すぎる」と誠。

「ぜひ教えてください!」と目を輝かせるカズキ。

こうして、凱旋を巡る三人の友情が始まった。

第2章 「凱旋の魅力」
開店と同時に台ヘ向かう。早朝から並んだ甲斐あって台確保に成功した。並びで確保でき、カズキは中央、左に誠、右にタケルという配置だ。

「まずはね、この台の基本を教えるよ」と誠。「凱旋の最大の特徴は、"天井"と"設定差"なんだ」

「天井?」

「うん。凱旋は朝一1000G、普段なら1480G回せば天井。そこから1/2で80%継続。つまり約50%の確率で一撃数万円が狙える高ループを掴めるんだ」

タケルが補足する。「ただし、そこまで回すには5万円以上の資金が必要だ。初心者にはお勧めしない」

「そ、そんなに…」カズキは驚いた表情を見せた。

「だからこそ、狙うのは"天井狙い"。誰かが諦めた台で、天井が近い台を探す戦略だ」

カズキは熱心にメモを取っていた。

「それから、設定狙い。設定6なら機械割119%。設定差は初当たりにあるのは出ているから、すぐわかるだろう。」

「でも店が設定6入れるわけないじゃん?」

「今日は確かにイベント日ではない。でも初日だけはどんな店でも高設定を入れる可能性が高いと踏んでいる」

タケルはさらに続ける。「凱旋の魅力は演出だ。特にフリーズからの、GOD降臨…あれを一度見たら凱旋の虜になる」

三人が話している間も、リールは回り続けていた。

5時間後。

「あー、もう無理…」

誠は財布を開いた。空っぽだ。8万円の投資が水の泡となった。タケルも3万円ほど負けていた。

一方、意外な展開が起きていた。

「あの、これって当たりですか?」

カズキの台に、見慣れない絵柄が揃っていた。

「うおおっ!カズキ、それGODだ!GOD揃いだ!」と誠。

「え?これが?」

画面には「GOD GAME」の文字。タケルと誠は思わずカズキの台を取り囲んだ。

「おめでとう、これで約1500枚、3万円くらいの出玉だ」とタケル。

「マジですか!?」

カズキの目は輝いていた。初めての凱旋で、初めてのGOD。

「なんで俺じゃなくて初心者なんだよ…」誠はため息をついた。

「それがパチスロの面白さであり、残酷さだ」とタケルは哲学者のように告げた。

第3章 「凱旋仲間」
それから一ヶ月。

三人は「凱旋仲間」として定期的に「ドリームシャイン」に通うようになっていた。LINEグループも作り、「今日の凱旋情報」を共有する仲になっていた。

「おっ、二人とも来てるじゃん」

土曜日の朝、誠が店に着くと、すでにタケルとカズキが待っていた。

「今日は特別な日だからな」とタケル。

「そうそう、今日は設定入りそうだって」とカズキ。

大学生のカズキは、お店のメルマガとその日の出玉を記録し、どういうメルマガだと出しているのか集計していた。そして今日はその出す日のメルマガだった。

この日、三人は朝から晩まで凱旋に張り付いた。結果は…

タケル:+3万円 誠:-2万円 カズキ:+5万円

「なんで俺だけ負けてるんだよ…」と誠。

「ハルさんは引きが悪いですね」とカズキ。

「お前、最近生意気になったな」と誠はカズキの頭を軽く小突いた。

タケルは二人を見て笑った。「凱旋があるから、こうして友達になれたんだな」

ある日、店内で見知らぬ男性が話しかけてきた。

「すみません、凱旋の立ち回り、とても参考になります」

「え?」三人は振り返った。

「僕、藤堂マサキ(とうどう まさき)といいます。実は三人のことをSNSで見かけて…」

どうやら、カズキがTwitterに投稿していた凱旋の結果報告が話題になっていたらしい。「#凱旋トリオ」というハッシュタグまで生まれていた。

「いやー、恥ずかしいな」と誠。

「でも嬉しいよな」とタケル。

「マサキさん、良かったら仲間に入りませんか?」とカズキ。

こうして、凱旋トリオは四人組になった。

マサキは29歳、真面目な会社員。しかし、凱旋に関しては熱狂的なファンだった。彼は台のデータ分析が得意で、回転数と当選確率の関係を緻密に計算してくるタイプだった。

「マサキさんの分析すごいですね。こんな細かく計算してるんですか」とカズキ。

「ああ、エクセルで自作のツールを作ってね。仕事のスキルが役立つよ」

四人それぞれのスタイルがあった。

タケル:感覚派、長年の経験で台の「気配」を読む 誠:バランス派、理論と感覚を両立 カズキ:情報派、店内の情報収集が得意 マサキ:分析派、データと数字で勝負

四人四様のアプローチで、彼らは凱旋に挑み続けた。

第4章 「挫折と葛藤」
夏の終わり、誠に異変が起きた。

「最近、誠さん来てませんね」とカズキ。

「ああ、仕事が忙しいらしい」とタケル。

実は誠には別の事情があった。負けが込み、借金が30万円まで膨らんでいたのだ。

誠のマンションのドアをノックする音が響いた。

「誰だ?」

「俺だ、タケル」

ドアを開けると、タケルの姿があった。

「どうした?」

「お前が来ないからな。心配してたんだ」

部屋に入ったタケルは、散らかった部屋を見渡した。テーブルには消費者金融からの督促状。

「ああ、見たな…」

タケルは黙って座った。「いくらだ?」

「…30万」

「パチスロ辞めるか?」

「辞められれば苦労しない」

タケルはため息をついた。「お前だけじゃない。俺も昔、借金500万作った時期がある」

「えっ、タケさんが?」

「ああ。妻子もいる中でな。あの時は地獄だった」

「どうやって返したんですか?」

「パチスロを一年辞めた。そして家族に全部話した。妻は怒ったが、一緒に返済計画を立ててくれた」

誠は黙り込んだ。

「お前には家族いないかもしれないが、俺たちがいる。カズキもマサキも心配してる」

「…恥ずかしくて言えなかった」

「明日、みんなで話そう。一人で抱え込むな」

翌日、四人は喫茶店で会った。

「30万円…結構な額ですね」とマサキ。

「でも、みんなで考えれば何とかなりますよ」とカズキ。

マサキが言った。「僕の提案は、まず自己破産ではなく、返済計画を立てること。それから、パチスロは一旦休止か、厳格な予算管理が必要です」

カズキも言った。「僕、アルバイト先を紹介できます。短期バイトなら結構時給いいところ知ってます」

タケルはうなずいた。「それがいい。環境は変えないで、関わり方を変えるんだ」

誠は驚いた。誰も彼を責めないことに。

「ありがとう…みんな」

こうして誠は、一時的にパチスロを控え、週末バイトを始めることになった。

第5章 「再起と成長」
それから半年。

誠は週末アルバイトをしながら、少しずつ借金を返していった。プログラマーの給料と合わせれば、1年で完済できる見込みだ。

「誠、久しぶりに打たないか?」ある日、タケルが誘った。

「え?でも…」

「大丈夫、今日は俺がスポンサーだ。30000円だけな」

久しぶりに凱旋の前に座る誠。懐かしい感覚だった。

「あれ?誠さん、打つんですか?」

カズキとマサキもやってきた。

「ええ、少しだけ」

10000円を投資して、彼は慎重に回した。以前のような焦りはない。

30分後。

「あ、中段黄7からのチャンス目…これ期待できるかも」

画面が変化し、槍が振ってきた。当たったなと思ったら、けたたましいテンパイ音が流れた。
中段にGODがテンパイしている。

「GOD揃い!?」

「マジかよ、誠!」

「おめでとう!」

久しぶりの大当たり。連チャンが終わり5万円の利益が出た。

「嘘みたい…」

タケルが言った。「これは神様からの贈り物だ。借金返済に使えよ」

誠は笑った。「もちろん。でも少しだけ、みんなに奢らせて」

その夜、四人は居酒屋で乾杯した。

「やっぱり凱旋は面白いな」と誠。

「でも、コントロールが大事ですよね」とマサキ。

「そうそう。僕も最近は予算決めて打ってます」とカズキ。

タケルは静かに言った。「お前たち、成長したな」

誠はその後、プログラミングスキルを活かして、パチスロの収支管理アプリを作った。カズキとマサキがテスターとなり、改良を重ねていく。

「『凱旋マネージャー』、いい名前ですね」とマサキ。

「このアプリ、便利すぎます!」とカズキ。

「よし、近々ストアに公開しよう」と誠は決意した。

タケルも驚いていた。「誠、お前…パチスロで負けたことが、こんな形で実を結ぶとはな」

「タケさんのおかげです。皆のおかげです」

第6章 「最後の凱旋」
それから一年。

ある日、衝撃的なニュースが業界を駆け巡った。

「ミリオンゴッド-神々の凱旋-」の撤去が決定したのだ。規制強化の流れを受けての決定だった。

「信じられない…」とタケル。

「でも、いつかは来ると思ってました」とマサキ。

「『ドリームシャイン』も来月で全台撤去です」とカズキ。

誠は決意した。「なら、最後に四人で凱旋を打とう。思い出作りに」

彼らは最後の日を選んだ。「ドリームシャイン」での凱旋最終日。

店は特別イベントを開催していた。「凱旋伝説、最後の日」と銘打ち、設定6を多数入れるという。

四人は朝から並び、それぞれ凱旋台を確保した。

「懐かしいな、この感覚」と誠。

「思えば長い付き合いだったな、凱旋と」とタケル。

「僕、この台で人生変わりました」とカズキ。

「僕も、皆さんと出会えて良かった」とマサキ。

彼らは各々の思いを胸に、レバーを握った。

この日は奇跡の日だった。四人全員が勝利した。

タケル:+8万円 誠:+12万円 カズキ:+6万円 マサキ:+5万円

閉店時間、最後のレバーを引き終えたとき、四人は無言で見つめ合った。

「さて、これでお別れか…」とタケル。

「いいや、違います」とカズキ。「凱旋は終わっても、私たちの友情は終わりません」

「カズキの言う通りだ」と誠。「これからも定期的に会おう。次の伝説の台を探しに」

マサキも笑った。「そうですね。それに、誠さんのアプリもリリースされましたし」

「凱旋マネージャー」は好評を博していた。パチスロファンの間で口コミが広がり、ダウンロード数は5万を突破していた。

「じゃあ、最後に記念写真を」

四人は凱旋の前で写真を撮った。その笑顔は、辛い時も楽しい時も共に過ごした仲間だからこその、温かいものだった。

エピローグ
それから10年後。

東京の高層ビル街。「HARUKAWA APPS」の看板が輝く一室で、春川誠はモニターに向かっていた。

「誠さん、新作アプリの最終チェックが終わりました」

声をかけたのは、開発部長の岡村カズキ。かつての大学生は今や、誠のIT企業の右腕だ。

「ありがとう、カズキ。これで『パチスロマスター』シリーズも10作目だな」

誠の会社は、「凱旋マネージャー」から始まったギャンブル管理アプリをきっかけに急成長。今では様々なゲームアプリを手がける中堅企業になっていた。

「社長、来客です」と秘書。

「おう、誠!相変わらず忙しそうだな」

入ってきたのは鈴木タケル。彼は今やパチスロ評論家として有名人になっていた。テレビにも出演し、ギャンブル依存症対策の啓発活動も行っている。

「タケさん!今日は早いですね」

「ああ、撮影が早く終わってな。マサキはまだか?」

「藤堂さんなら、もうすぐ到着するはずです」とカズキ。

藤堂マサキは大手データ分析会社の社長に上り詰めていた。彼のAI予測技術は業界でも一目置かれる存在だ。

「よし、四人揃ったところで行くか」と誠。

彼らが向かったのは、都内の高級レストラン。予約された個室には特別なものが用意されていた。

「これが噂の…」

テーブルの上には、小さな金色の筐体。「ミニチュア・スロット」と書かれている。

「ついに完成したんだな」とタケル。

「ええ、誠さんとマサキさんの技術の結晶です」とカズキ。

これは誠とマサキが共同開発した特別なデバイス。実際のパチスロは打てないが、例のパチスロの演出をすべて再現できる記念品だった。

「懐かしいな…」とマサキはミニチュアのレバーに触れた。

「あれから10年か」と誠。

「凱旋がなければ、俺たちは出会えなかったかもしれないな」とタケル。

「そして、今の私たちもなかった」とカズキ。

四人は乾杯した。

「凱旋に」
「友情に」
「そして未来に」

窓の外では、東京の夜景が輝いていた。パチスロ台「凱旋」は消えても、それが結んだ絆は、彼らの人生という名の台に、これからも刻まれ続けるだろう。

台は消えても、伝説は生き続ける。そして、彼らの友情も。

終わり

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本作品は完全なフィクションであり、登場する人物・団体・商品名などはすべて架空のものです。実在の人物・団体・商品とは一切関係ありません。
また、本作品に登場するパチスロ台「ミリオンゴッド-神々の凱旋-」およびその性能・特徴などの描写は創作であり、実際の遊技機の仕様とは異なる場合があります。
本作品はギャンブル行為を推奨するものではありません。パチンコ・パチスロは適度に楽しみ、のめり込みすぎないようご注意ください。

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たまごさんの

※本記事はユーザー投稿コンテンツです。

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