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パチスロ攻略ライターの思考ルーチン
2020.06.30
4号機ノーマルのリール制御を考える。
新しい生活様式ということで頻度は減ってしまっていますが、まったりと打っております。
主に『サンダーVライトニング』で左リール下段付近にBARを押しております。中段にBARを押すとチェリーを取りこぼしてしまうので、早めのミスはしないように……。となると、どうしても下段か枠下に押すことも多くなってしまいます。
このような説明で欠かせない基礎知識がリール制御でしょう。簡単に言えば、成立役と押し位置を参照してリールを止めること。ただそれだけです。
とはいえ、リール制御という言葉を使うのは主にベテランスロッターなどノーマル好きでしょう。同時当選している特殊な形以外、小役揃いは小役揃いであって。リール制御・出目とは、リーチ目とチャンス目を意識して使うことが多いです。
そのような視点で『サンダーVライトニング』のリール制御を考えてみますと。とても微妙というのが率直な感想です。デキは悪くないし、面白いかツマラナイかで言ったら面白い部類には入ります。ただ、納得いかない部分もかなりあるんですね。
ハズレorボーナスとなるチャンス目が多すぎるのです。少なくとも、中リールと右リールも意識して目押ししないと、無演出であればボーナス成立をかなり見逃してしまうのです。いや、目押しをしても……か。
この写真は、押し順「左→右→中」。全リール目押ししたものです。ライジングゾーン中なので告知されましたが、中リール下段にVが停止した時点で大きな溜め息を吐くこととなりました。左リールと右リールでこの形になった場合、中リールのVは……
上段停止:リーチ目(中段リリベ)
中段停止:リーチ目(斜めスナナ)
下段停止:ハズレ
枠下停止:リーチ目
伝統的にこうだったわけなんです。だから敢えて右も中もVを目押ししています。それなのに、わざわざ下段に停止させてボーナス当選とか。何故このようにしたのか意味が分からないです。
そりゃないでしょ、長年のファンをなんだと思っているのか。そんなちょっとした嘆きと、スイカもフォローしつつリーチ目がきっちり出るのはどこなのか探したい、という意欲。それが入り交じって評価が微妙なものとなっているのです(笑)
★5号機以降は“単一制御”
5号機初期は、よく「4号機と違って“単一制御”だから出目は作りにくい」と言われていました。自由度は減ったのは確かですが、現在のアクロスなどの技術力を持ってすれば、十分に魅力的なリーチ目マシンを作ることは可能です。Aプロジェクトを見て分かるように。
“単一制御”とは「成立役と押し位置が同じ場合、同じ停止形となる」ということ。
4号機時代は複数の制御を持てました。それによって、ゲーム性が豊かになったのは事実です。ストック機は、内部保有しているボーナスを放出してしまわないように、リプレイを超高確率に抽選し、制御振り分けによって強制的に取りこぼさせていました。取りこぼすリプレイ成立時も、ボーナスは揃えられないという作り方ですね。
押し順AT機もそう。現在は押し順ごとに成立フラグが分かれていますが、当時は1つの成立役でリール制御によって振り分けをしていました。4号機のAT機は、役構成表が綺麗ですよね。5号機以降のようにゴチャゴチャしておりません。
ストック機は完全に封じられましたが、いまでも押し順ATはありますよね。知恵と努力の結晶ですが(面倒臭いのは確か)、複数制御を持てない影響は打ち手レベルでは大きくないと思っております。それは、ノーマル機も同じです。
★4号機ノーマルのリール制御
4号機初期のノーマルタイプも“複数制御”を使いまくったわけでありません。アクロスで復刻されたものも、ほぼ全機種“単一制御”とほぼ変わらない程度でした。やたらと複雑にしたところでリーチ目がそれ以上増えるわけでもありませんし「理解しやすい突破口」のない機種は、とっつきにくく人気機種となりにくい。そんな判断もあったのでしょう。
ド定番の名機と言われる機種たちですが、この当時のユニバーサル系には共通した特徴があります。左リールのテーブルが1本しかないこと。“左リールに関して言えば、単一制御”です。目押しが正確であればあるほど、左リールは同じ位置からのリーチ目になるということです。
『クランキーコンドル』ですが、左リールと中リールの1コマ目押しは必須(右リールは引き込み範囲内の5コマ目押し)。これを狙い続けると、このリーチ目しか拝めません。
左リールで複数制御を持っていたのは、後継機の『クランキーコンテスト』。毎ゲームしっかりと「スリス」を目押ししても、そこからリーチ目となるのは1/4。3/4は1コマスベって「ベスリ」からのリーチ目になりました。 とはいえ、左リールで複数制御を持っていたのはかなりのレアパターン。Aプロジェクトで復刻したようなメジャー機種は、どれも左リールは1本テーブル(単一制御と同等)でした。
4号機のノーマルで複数制御を使っていたのは、左リール以外です。といっても、さほど複雑なことをしていたわけではありません。『クランキーコンドル』であれば、中リールは1/4と3/4で停止位置が変わる振り分け。有名なのは『花火』の斜め氷ですかね。振り分け率は忘れましたが。
Aプロジェクトなどは同時当選確定の1枚役を多く使っているので、左リールに関しては5号機のほうがバラエティに富んだ当たりかたをすると言っても差し支えないでしょう。むしろ再現性に乏しい(同じ1枚で当たることが大事)くらいです。
★リーチ目のゲーム性は再現できる!?
4号機のノーマルも、実は難しいことをしていないということが分かったかと思います。5号機以降の単一制御だって、十分に伍するノーマルを作ることもできるということです。
正直、あとはセンスの問題でしょう。いまのところ『サンダーVライトニング』の開発さんと合わなさそう……とは思っていますが(笑)
規制を緩和してほしい筆頭は“ボーナス成立ゲーム限定”の復活ですかね。それこそ特殊1枚役でどうにかなる部分のようにも感じますが、特殊1枚役と同時当選しなかった場合は、成立後+ハズレと同じリーチ目がズドンと止まってしまいます。
左リールは単一で成立ゲーム限定を復活させれば、1枚役は残りリールの振り分けに使えます。4号機の技術介入機のリーチ目のエッセンスは完全再現できるんですね。
ハズレorボーナスのチャンス目の次のゲームに成立ゲーム限定のリーチ目を狙うのが大好きだったんです。そこから派生して、毎ゲーム成立ゲーム限定リーチ目を狙うようになりましたが。チャンス目で当たっていたのか、いま引いたのか。自分の正確な確率を記録するために、突き詰めて打ちたい日だってあるのがノーマル打ちではないでしょうか。
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- 佐々木真
- 代表作:パチスロ攻略ライターの思考ルーチン
裏モノ全盛期に“ギャンブル”としてパチスロを始めたが、技術介入機時代に最適手順を模索するなど“遊技”としての魅力にはまり、履歴書に大きな穴をあけてしまう。2000年よりパチスロ雑誌などで編集兼ライターの活動を開始。現在は、ほぼすべての機種の発表会や取材に参加。法律・規則などの知識をもとに、根幹システムの推測をライフワークとしている。
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