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非実在依存症対策とならないように
非実在依存症対策とならないように
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栄冠の帝王わたぼうさん
大学生→無職にジョブチェンジしたなにわパチンカス。パチンカスで物書き志望。 楽しく勝つがモットー! と言いつつも、期待値のためならなんでも打つヨ! 2014年年間収支:-216.8k 2015年年間収支:+1529.84k 2016年年間収支:+1383.23k 2017年年間収支:+2064.58k 2018年年間収支:+1167.53k 2019年年間収支:+1612.50k - 投稿日:2017/07/29 03:40
何年か前でしたかね、東京都の都議会である1つの条例が可決・施行されたことがありましてね(今回のパチンコ・パチスロ規制とは無関係です)。
「東京都青少年健全育成条例改正案」というのがいちばんわかりやすい名前で、あるいは「非実在青少年」とも呼ばれまして、要は「存在しない青少年(男女ともに)」、マンガやアニメのキャラクターが実在の青少年に及ぼす影響に対する条例のやつだったんですが、東京だけでなく日本全国で相当に話題になったので覚えてらっしゃる方も多いかと思います。
なぜこんな話を持ち出したかと言うとですね、今回の一連のパチンコ規制の流れを見ていて、依存症対策という点で言えば、はたしてどうなのかなと思った次第でありまして…。
で、自分の理解が正しいかは自信がないのでとりあえずですが、今回の規制、
「依存症対策のためにパチンコ・スロットともに出玉関係を大幅に下げます」
ということでだいだいよろしいんでしょうかね?
そういう観点から言えば、ある意味効果はあるでしょうし、効果はないとも言えますでしょうね。あくまで個人的にはですけれども。
今回の規制、概要は上記だと思うんですが、肝心の中身はだいたいこんな感じだと思うんですよ(間違ってたらすいません)。
▼パチスロ:短期・中期・長期での出率を下げて、なおかつ投資の上限も設ける
・400G遊戯時:現在は0~300%→改正後は33~220%
・1600G遊戯時:現在はなし→改正後は40~150%
・6000G遊戯時:現在は0~150%→改正後は50~126%
・17500G遊戯時:現在は55~120%→改正後は60~115%
・BIG等、ボーナスの獲得出玉は最大280枚に
▼パチンコ:短期・中期・長期での出率を下げて、なおかつ投資の上限も設けて、しかも設定が6段階まで決められるようになる。
・1時間遊戯時:現在は0~300%→改正後は33~220%
・4時間遊戯時:現在はなし→改正後は40~150%
・10時間遊戯時:現在は50~200%→改正後は50~133%
・あと大当たりのラウンド数も16R→10RがMAXに。
この辺、全部佐々木先生の公式コラムに書いてるんですが、自分がこのコラムを書くにあたっての覚書のためなのでご容赦くださいw
では実際、これらが依存症対策としてどれくらい機能するのかという点ですが…。
そんなんわかんねえっす(!?)。
いやまあ、ぼくは依存症の問題に関しては不勉強なのであまり下手なことは言えないんですが、いくつか問題があることは毎日のようにパチ屋に行ってればわかるわけで…。
というか、せめて依存性の問題と現在のパチンコ・パチスロ機が有しているギャンブル性との因果関係を明確にしていない時点で、法案としては非常に根拠薄弱なんじゃないでしょうか。東京都の非実在青少年条例のときもそうでしたけど、意外と条例や法案の根拠って弱かったりするんですよね。東京都のときはもうほぼ感情論で、「エロ・グロなマンガやアニメは青少年の健全な育成に影響を及ぼすからアウト! でも小説はセーフ!!」みたいなほぼ感情論でしたからね…(当時の都知事はもちろんあの…)。もちのろんで、一切の科学的根拠や統計的な数字はありませんでした。それでも条例は通りましたからね、すごいなと思いました色んな意味で。
で、無駄に解析関係をチェックしたがるパチンカスとしての性分のせいかはわかりませんが、因果関係ってのは非常に大事だと思うわけです。それはすなわち他人を納得させる根拠となりうるものであるわけでして、論理的な数字があればなお良し。
でも、社会ではこういう法案への関心は薄く、しかして改正と呼ばれるものには肯定的な意見が多いわけです。薄く、肯定的。ここ重要です。
自分の関心のないもの、さらにはそれが社会的には悪(ないしは善ではないとされているもの)に対しての人の関心なんてそんなものだと思います。「自分に関係ないものがどうなろうと知ったことではない」という、無関心から来るものだったり、風潮から来るものだったりと思いますけれども。
実際問題、パチンコ・パチスロが嫌いな人って、たぶんほとんどが打ったことがない人なんですよね(私見です)。見てない映画をネットレビューとか前評判とかで「でもつまんないんでしょ?」とか言う人ね。
なのでまあ、この規制案を通すことはかんたんだと思ったんでしょうかね。業界からの反対や意見はあれど、社会からの反対は無に等しいでしょうし、パチンコ規制で戦ってくれる議員さんとかいるかどうか…。
しかし思いがけず注目度は高まり、多くのパブリックコメントが集まっているようでして…。
それでも、依存症対策の団体等から早々に疑問を呈されているのは意外でした。まあそりゃそうでしょうね。「依存症対策のためにやります!」って言ってやろうとしていることが、なんら効果のない、あるいは効果の見込めないことかもしれなくて、なおかつそれによって「ほら、依存症対策はちゃんとやってるべ?」とか言われたらたまらんですからね。それこそただのお題目に過ぎないわけで、だれも得しないことになるわけで。
すいません、話が逸れましたね。
まあとりあえずは、規制自体は致し方なしだと思うんですよ。風俗営業であるからには、そういうメスが入ることは仕方ないので。
ただそれを踏まえても、今回の取り組みは雑だなぁと…。
いまパチンコ屋に行ってみて、ギャンブル依存症の人がどれくらいいるでしょうかね? 高レートなんて、よっぽどの店じゃないと人いないでしょう。反面、低貸しはどうですか? どこも低貸しの方がお客さん多くて、店によっては低貸しが高稼働なんてお店も少なくないんじゃないでしょうかね?
それはつまり、レートや出玉性能は依存性とはほとんど関係がないんじゃないかというのが、私見です。すいません、ないことはないでしょう。ただその点で言えば、最近の台はずいぶんおとなしいと思いますよ。ぼく知りませんけど、初代GODのときとかすごかったそうじゃないですか。
というか、いまいちばん賢い遊び方の一つが低レートで持ち玉で好きな台を打つってことだと思ってます。
ただ低貸しを頻繁に打っている人の中には、もちろん依存症の人もいるでしょうが、そういう人はギャンブル依存症ではなく、パチンコ依存症でしょう。で、パチンコ依存症の場合は、ギャンブル依存症とは別のアプローチをしないといけないでしょう。だってそれはただ趣味にハマっている人なんですから。むしろそれの何が問題なのって話ですが。
というか、依存症の定義すら曖昧なんですよね今は…。パチンコ屋に行く日数なのか、滞在時間なのか、消費金額なのか。そもそもがパチンコは投資と回収が存在するものなので、投資金額イコールで依存度を測るのかどうかも…。どの点をピックされてもパチプロはみんな依存症扱いですよね。
まずはその依存症の定義付けと実態解明をするべきだと思うんですがね…。
ここまでは、あくまでぼくの持論ってだけ。じゃあ1パチプロ的立場の人間としての意見となりますと…(重ねて言いますが、ぼくは自分のことをプロと思ったことは一度もないですヨ。ヘタなので…)。
なるようにしか、ならない。
これに尽きます。
ええ、ホントその通りなんですよ。5.9号機? 6号機?
そんなん、ホールに登場してから打ってみないとわかんないでしょうが!!!
これも持論ですけど、パチプロが勝てなくなったときこそホントの終焉なんですよ。悲しいですけども。で、パチプロっていうのは、そのときそのときにおいて最善の立ち回りをして勝つものだと思ってるので、5.9号機や6号機になったとき、まだ天井・ゾーン狙いで食っていけるのか、はたまた設定狙いが主流になるのか、それともパチンコなのか、あるいは引退することになるのか。それはそのときになってみないとわからないんです。
で、ぼく個人としては、5.9号機や6号機になってもまだパチスロを打っていたい、打ちながらメシを食っていきたいといまは思ってますので、そのためには平打ちのお客さんが打てるような仕様でないと話にならないわけでして…。
ぼくとしては、みんながもっと気軽にパチンコ・パチスロを打てるようになるための規制ならば、大歓迎なんですよ。ただ今回のはそうじゃないでしょう。それならば、プロ云々関係なしに反対します。それは改正という名の改悪ですからね。
なんだかとりとめのない感じになりましたが、ぼくのパブリックコメントは以下の1点です。
▼依存症対策として今回の規制が効果なし、あるいは射幸性が依存症と無関係であることが証明されれば5号機並の規則に戻す
これは何も確率や機械割の問題だけにとどまらず、ゲーム性の点においても大事なことだと思うんですよね。まずAT機が作れないのはやはりゲーム性の多様性という意味では大きい問題ですし、ART機に関しても初代まどマギみたいなのもアウトってのは痛いなぁと(好き嫌いは置いといて)。
ストック機などの時代を知らないぼくとしては、スロットはA、AT、ARTの3つの仕様があるのがデフォで、それぞれにはそれぞれの良さがあると思っているので、規制によってATというものが過去のものとして葬られてしまうのは忍びねえなぁと…。AT機で好きな機種たくさんありますからね。
だから射幸性を下げたい、ギャンブル依存症をなくしたいとするのなら、レートを下げるのがベターなんじゃないかなと個人的には思います。最大10スロ2パチとかになれば実質投資は半分になるわけですしね。まあそうなったらぼくは困りますけどね。プロはみんな困るでしょう。でもそれに筋の通った理由があれば受け入れる用意はあります。
青臭いかもしれないですけどね、できればみんなが幸せになるような改正であってほしいですね。いまのやつだと、たぶんだれも幸せにはなれないんじゃないかな。たぶんですけどね。
そして何年先になっても、楽しくパチスロを、パチンコを打てるようであってほしい。そう願うばかりでございます(きれいにまとめたつもりか)。
…………そしてできれば年3000kくらい勝たせてもらえるような環境であってほしいですね?(ガチ本音)
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栄冠の帝王わたぼうさんの
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このコラムへのコメント(9 件)
私も全く同意見で「雑」過ぎると思っています。ナメんじゃねぇよ!って思わざるをえない。
もうほんと、依存症対策で、って冠なんかつけなきゃいいのに!
あざます! あとで読み返してみたらけっこう取り留めない感じになってたので反省でしたけどね…。
ありましたね、某先生のやつが…。ああいうのに影響されて~って人は本来そういう願望は持ってるものなので、多かれ少なかれ勝手に犯行を起こすものだと思うんですけどね。
ホント幸せなのがいちばんなんですが、色んな思惑があってなかなかままなりませんね…。
ぼくはパチスロが好き+いま勝てる環境にあるので専業的なことをしておりますが、もし生活できるほど勝てなくなって、趣味打ちしようってなったときに勝つ見込みの薄い台ばかりになっていたら、はたして趣味打ちでも打つのだろうか…という不安はありますね。それ以外のところにはそんなに不安はないんですが笑
なので勝てる環境にあれば、月300kくらい勝てるくらいにホールに飼っていただくので十分な所存です笑
個人的にはゲーム数解除っていうのも面白いゲーム性の一つだと思っているので、ぜひ復活してほしいんですけどねぇ。天国や天井に思いを馳せるのも一種の醍醐味なのではないかと。
104%を毎日ブン回しですか…。仮に設定狙い時代が到来するとしても、毎日12時間ブン回しはツラそうですね…。
ぼくも物書きを目指す者の端くれとして、いわゆる創造物や創作物が人に与える影響ってものは考えたりもするんですが、結局人間の行動ってのは最終的には自分の意思によるものなので、それを他のもののせいにする人はなんだろうが他のせいにするんですよね。
ま、自分の行動にはちゃんと責任持ちましょうねって話なんですけどね…。
少し前に、アダルト漫画読んでその手口でレイプしようとしたやつがいて、警察が漫画家に是正の勧告だか相談だかしたってのがありましたよね。。。
何事でも、みんなが幸せって誰もが思う理想なのに1番実現が難しい。
明日までなので自分もどうにかパブコメのコラム書こうと思ってます。
「だってそれはただ趣味にハマっている人なんですから。むしろそれの何が問題なのって話ですが。」ええ、激しく同意します(笑)。
ちなみに、依存症と出玉制限との因果関係が否定されたら、数値を見直して欲しいという要望は業界団体からも出ていました。
出玉率であろうがレートであろうが。結局は専業的な生活ができるかは「生活できるほど勝てるか」にかかってますよね。「規制=勝てなくなる」が一般的意見だと思うので、ホールも勝てる人を上手く飼って欲しいと思わされます。見せ玉効果も大事!
あ、そうそう。5.9号機でゾーンはなくなりますが、6号機になるとその内規がなくなるかもしれないので復活も!? 年3000Kは、104%の台を毎日打てれば余裕で行きますよ(経験談)。ただ、ゾーン狙いは打たない時間が多いので、それでは無理ですね。ブン回しです。
じゃあサスペンスドラマ見て殺人犯したら規制するのかい?
小説読んだ通りに犯罪が起きたら規制するのかい?
競馬、競輪で破産したら?
カジノで破産したら?
堂々巡りなんですよね。
おかしな方へ向かいすぎてて、
なんだか疲れますね( ´_ゝ`)