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パチンコの当たりの概念についてのお時間
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栄冠の帝王わたぼうさん
大学生→無職にジョブチェンジしたなにわパチンカス。パチンカスで物書き志望。 楽しく勝つがモットー! と言いつつも、期待値のためならなんでも打つヨ! 2014年年間収支:-216.8k 2015年年間収支:+1529.84k 2016年年間収支:+1383.23k 2017年年間収支:+2064.58k 2018年年間収支:+1167.53k 2019年年間収支:+1612.50k - 投稿日:2015/09/25 23:58
タイルまんさん、タイトル拝借失礼します(コピーライト【@に似た丸の中にCが入ってるあれ】 for タイルまんさん)。
前回のコラムでピノコさんからご質問いただいたことについて、長くなりそうなので独立したコラムとして書かせていただきます。何か間違っているところがあればご指摘ください。
まず色々と話題になっていた機種【CRミリオンゴッドライジング】を例に出して説明いたします。
この機種の大当たり確率は1/381ですが、パチンコ、パチスロの当落抽選については【乱数】というものが採用されているはずです。この辺、ぼくは比較的文系なので理数系が得意な方に詳しくはおまかせします。
パチンコの場合、ヘソまたは電チューを通過した際にセンサーによってこの乱数の中から1つが毎回ランダムに取得されています。一般的には1/65536と言われていますね。
だから厳密に言えば、ヘソを通過した際には1/65536の確率で抽選が行われているはずです。
そうなると「そんなの当たるわけねえじゃん!」という疑問が湧いてくるはずですが、確かにその通り。ただこれがなぜ1/381になるかというと、乱数取得は1/65536ですが、乱数の中に大当たりはおよそ172個仕込まれているはずだからです。65536を172で割ると1/381(小数点以下切捨て)になります。
個人的にはパチンコはダーツに似た感覚だと思うので、毎回1/65536のマス目に向かって1本の矢を投げ、それが見事172個のどれかに当たれば大当たりとなる、という認識でたぶん、合ってる…?
ちなみにスロットにはフリーズというものがあり、だいたいどんな機種でも最高の恩恵があると言われていますね。その最高確率が1/65536です。「引けるわけねえ!」って思いますが、引く人いるんですよね。ひくわぁ…。
かの有名なスロットGODシリーズのGOD揃いは1/8192の確率ですので、1/65536の乱数のうち、8マスがGOD揃いとなっています。ちなみにこれを引く確率は毎回0.00012207%です。もう意味わかんないっす。スロット作ってる人は頭おかしい。
さて、話を戻しますと、パチンコの一部機種には大当たりの他に【小当たり】というものが存在します。これは当たりとは名乗っていやがりますが、大当たりとは「まったくの別物」、「ただのハズレの一種」です(例外あり、後述します)。
小当たりはだいたい大当たりの振り分けに【潜伏確変】が存在する機種に搭載されています。最近だとルパン8の複製人間モード、ゴッドライジングのオリンポスモード、北斗6の断末魔モードなどがそれです。
これらはおおむねデータカウンターで判別できますが、ホールによっては小当たりも大当たりとしてカウントしてしまうお店もあるので、注意が必要です。そのお店の傾向を知る必要があります(ぼくのマイホのD店がそうです。はっきり言って最悪です)。
ではなぜ小当たりが存在するのか。理由はおおむね、
・打ち手を飽きさせないため
・モード移行したことによって期待感を与えるため
・D店のような小当たりをカウントする店の場合、「この台は当たってる」と錯覚させるため
この3つです。これはメーカーによる打ち手に対する一種のやさしさ、演出の幅を持たせるための1つとも言えますし、ミスリードを誘い打ち手を騙すエゴ、とも言えます。個人的には小当たり滅びよ、です。
潜伏確変を搭載しても小当たりを搭載しないといけないなんて規定はたぶんない、はず、なんですけどね…。
話をゴッドに戻しましょう。
ゴッドの大当たり確率は1/381、小当たり確率は1/399.6です。乱数的には大当たりは172個、小当たりは164個仕込まれています。ゴッドだとこの際の演出は【オリンポスモード突入】ですね。
確率から言うと、通常時にオリンポスモードに突入した場合は、「ほとんど小当たり」です。
ゴッドの通常時振り分けですが、6R大当たりを除くと、出玉なし電サポなし確変はわずか8%しかありません。8%というのは172個の大当たりのうちの13.76個です。
一方で小当たりは164個あります。
……もうおわかりですね?
大当たり13.76個に対し、小当たり164個。
理論上は、オリンポスモードに突入した場合、大当たり1回に対し小当たりは12回引くことになります。単純に1/13です。
もちろん偏りはありますが、平均するとそうなります。
一般的には潜伏確変の場合には規定回数まで(ST機ならST回数と同じ、確変機なら次に大当たりを引くまで)モード抜けしないか、上位モード(潜伏確定モード)にアップする仕組みになっています。一部悪質な機種でモード抜けするやつもありますが…。ライジングなら神殿モードがそれです。
1度でも神殿モードに入れば、そのあとモードを抜けても200回転以内は高確率です! この間は親が倒れても猫がお腹を空かせてもやめてはいけません!
なので端的に言うと、「ミリオンゴッドライジングの場合、オリンポスモード突入は約1/13、7.7%で潜伏確変。不安なら神殿に行くかモード抜けするかまで打つべし」ということです。
もう一度言います。【小当たり】は【ハズレ】です。
ここからは例外の話になります。興味のある方は下にスクロール!
この世には、良いもんの小当たりというやつも存在しています。
まず1つ目が、キャッツアイで注目を集めた【出玉が取れる小当たり】!
キャッツアイの甘デジを例に出しますと、こちらは電チューにのみ小当たりが存在します。
確変状態の場合、高確率は1/34.8。一方で小当たりは1/26です。
つまり電チューに玉が入ったとき、1/34.8で大当たりに当選、1/26で小当たりに当選、他はハズレとなります。この際、「小当たりが大当たりを邪魔した」とかはないのでご安心を。あくまで独立したマス目です。
キャッツアイの場合は、一般的な小当たりのようなアタッカーが一瞬開放する(パカパカ)のではなく、比較的長めの開放(体感で1.5秒~2秒弱くらい?)をするので2個~4個の玉がアタッカーに入賞します。これによってその分の賞球(20個~40個)がもらえてお得になります。
この小当たりの仕組みは画期的だと思いました。これによって電サポ中の玉の減少が抑えられますからね。でも大当たりを引けず小当たりを連打していると複雑な気分にはなりますが…。
さて、もう1つの良い小当たりとは。そう、【1種2種混合機】の小当たりです。
1種とは大当たりをいわゆるデジタルで抽選しているもの。ホールにある大半の機種がそうです。
2種とはいわゆるハネモノ。クルーンや役物などのみで大当たりへと導くものです。デジタル抽選はありません。
ホールで稼動している代表的な機種だと【CRぱちんこAKB48】とその後継機【バラの儀式】、及び【CR涼宮ハルヒの憂鬱】、【CRガメラ】など。
ちなみにAKBとハルヒでは通常時の当たりの構成が若干違っています。そこにガメラも加えて説明します。
【AKB】
ヘソ大当たり確率:1/199(1種)
ヘソ小当たり確率:なし(2種)
合算大当たり確率:1/199
電チュー大当たり確率:1/199
電チュー小当たり確率:不明
【ハルヒ】
ヘソ大当たり確率:1/292.6
ヘソ小当たり確率:1/327.7(うちV入賞確率25%のため実質1/1311)
合算大当たり確率:1/239
電チュー大当たり確率:1/292.6
電チュー小当たり確率:1/1
【ガメラ】
ヘソ大当たり確率:1/299.3
ヘソ小当たり確率:1/299.3(うちV入賞確率33%のため実質1/907)
合算確率:1/225
電チュー大当たり確率:1/299.3
電チュー小当たり確率1/1
違いは単純明快。【ヘソに小当たり】があるかないかです。
AKBは小当たりを活用しているのは右打ち中のみになりますので、それほど特筆すべきことはありませんが、ハルヒやガメラなどは通常時の小当たりが有効活用されています。
ハルヒを例に出しますと、こちらの図柄揃い確率は1/292.6。一方で小当たり確率は1/327.7となっています。ハルヒの小当たりは【神人撃破チャレンジ】と呼ばれています。
1種2種混合機の小当たりは【ガチ抽選】です。と言っても、Vに入賞するかどうかはヘソを通過して乱数を取得した瞬間に決定していますが、玉を打ち出してVに入れないと大当たりとはなりません。
このV入賞するかどうかがすでに決まっているシステムは【デキレース】と言われ否定的な意見もありましたが、この部分を自力にしたアップルシードという機種が少し前に発売されました。
結果は…お察しください。やはりV入賞の部分はある程度コントロールしないとひどいことになります…。
ちなみにこれら機種では図柄揃いでの右打ち突入率はおおむね50%程度ですが、小当たりはV入賞を採用しているため100%右打ちモードに突入するので、決まったときたまらないものがあります。
このようなハルヒやガメラの場合は、小当たりの一部が大当たりに変化するというところで画期的であり、素晴らしいです。これってもう意味がわかりません。
本来嬉しい大当たり→それに似たハズレ演出小当たり→その演出を利用した大当たり
ちなみにこの1種2種混合機で有名なのが初代牙狼ですね。なんでも突入率50%、継続率82%で出玉は15Ror16Rのみという超爆裂機だったとか。その圧倒的なスペックからお上を怒らせることを危惧した自主規制で禁じられたスペックだそうですが、一度打ってみたかったかも…。
今では規制が緩和されたので1種2種混合機はそこそこリリースされていますね。仕組み上、時短が搭載できない分、出玉性能の部分に還付されています。なのでハマったときの出玉力はエグいの一言。
ハルヒのミドルは時速3万発と言われており、現行機種最速と言われていました(つい先日ビックドリーム神撃のMAXタイプがその上を行く時速4万発だか5万発だかでお上を激怒させたとか言われていますが)。
まとめますと、
1.大当たりと小当たりは同時に抽選されているが、複合することはまずない
2.小当たりは大当たりの皮をかぶったハズレクソ野郎
3.でも1種2種混合というジャンルではたまに良い仕事する
だいたいこんな感じです!
ここまでお読みいただきありがとうございました! わかりにくいところがあったら申し訳ありません!
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栄冠の帝王わたぼうさんの
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このコラムへのコメント(6 件)
コメント気づかずに返信遅れました、すいません!
わかりやすいと言っていただきありがたい…。
クソ当たりは得てして大当たりよりも早く引きますからね…。そんなときは自由帳を見ながらやり過ごすのがいちばんですヨ。
今度クソ当たり(!)したらこれ見ながら打とう。。
わかってもらえましたでしょうか…。自分でも途中からわけがわからなくなっていましたが…。
データカウンター自体に規制やルールはないんですよね。あれはお店側が好意で設置してるそうなので、究極どんな表示にしてもいいわけなんです。その癖がわからないと痛い目を見ちゃいます…。
そうです、あの○○モードは姑息ですw その部分は上手くパチ子に反映されてましたねww
来てますね、小当たりの時代! 早速エウレカが発表されましたしね!
でもあれはちょっと…、はたして打てるのかという疑問が残るスペックではあります。継続率低すぎ…。
ありがとうございます!!とりあえず、オリンポスモードはハズレだったんだ・・・
ってことが分かりました(´・ェ・`)チーン
イチバン最初に打ったお店は、当たり1、ってならなかったんですよね。
お店によって違うなんて、それもビックリです。
この○○モードというのは、なんか途中でやめるのが憚られて、でも
当たる保証はない、その割にはモードが終わるまで結構な投資が要る、というのが
姑息だなぁって思って、パチ子が生まれたのはその気持ちからです(笑)
ダーツのたとえ、とっても分かりやすかったです!さすがです。ありがとうございます(*´∀`*)