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ジャグラーをさらに語ってみる
ジャグラーをさらに語ってみる
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枠下蒼7さん
オリンピア、ネット、エレクトロコインジャパンで営業担当。遊技機販売業者では裏モノの製造、販売も経験。ホールスタッフ、パチス◯マニアックスでのブロガーなど多方面から業界に関わってきました。 Twitter:@wakushita_shion ヤンデレ好き - 投稿日:2023/10/28 07:45
続きです。
前編はこちら。
https://pachiseven.jp/columns/column_detail/20583#contents
※登場時期につきましては北電子公式サイトのアーカイブスを参照しています。
1996/12に颯爽と登場・・とは言い難い登場をした初代ジャグラー。前回も書いたように「パチスロはモーニング!」の時代。この台、モーニング入ってますよ♪と全力アピールする告知ランプは邪魔でしかない。
告知ランプは4号機第一号であるチェリーバー。オリエンタル、トロピカーナ、プレイガールなどにも搭載。中にはロイヤルタカシーやザンガスのようにランプと音で告知する「はた迷惑な台(笑)」もあったけど。
これらの告知ランプ搭載機種も、ランプを切られている店が多くて「告知ランプが搭載されている」ことすら知らない客も多かったですね。
自分もチェリーバーやトロピカーナをよく打ちましたが、告知ランプの存在は知らなかったですし。
チェリーバーはWIN METERが点灯します。
プレイガールはCHANCEランプが点滅します。
このように新機能なのに存在を消されていた告知ランプ。ここに大きな転機が訪れます。
【モーニング禁止!】
予め大当りを仕込んであるのがけしからん、射幸性を煽るのがけしからんのか、モーニングは禁止となりました。告知ランプを消す意味がなくなり、次第に復活していきました。そもそも不正改造だろ!という声は忘れました(笑)
当然、ジャグラーにも告知ランプが復活したのです。
光ったら当たり、単純だけど大人気に。
さらに、ジャグラーにとって追い風となったと個人的に注目すべきポイントはこれです。
【等価交換と技術介入機】
地域的に違いはあると思いますが、地元岐阜県では1996年頃から等価交換が増え始めました。組合の縛りが強く、ほとんどのホールは8枚交換営業。まれに7枚交換があった程度です。
さらに台数縛りもありました。今では500台規模でも中規模ホールの扱い。当時の岐阜県は「最大300台まで、パチスロの比率は20%まで」という自主規制がありました。
つまり「300台ホールでのパチスロは60台まで」なのです。しかも「スロット専門店も最大60台まで」でした。
おまけに「郡上八幡は100台規制」もありました。
それが緩和され「交換率は自由」「パチスロ比率は40%、最大120台まで」となり、ホール展開の幅が一気に広がりました。当時としては革命的な変更だったのです。
「等価交換」でホールが頭を痛めることは何か? 100%以上で即赤字になることです。じゃあ、ベタピン営業となりますが、それでは客飛び必至です。ジャグラーのスペックに注目してみましょう。
フル攻略時は見ないことにして、メーカー発表値に注目です。小役の取りこぼしを考慮すると、設定3までは普通に使えそうですね。しかも、低設定ほどBIG比率が高くなり、光ればBIGに期待でき気持ちいい脳汁がどばどば(浩司)出るわけです。
メーカー時代に等価ホールの店長に言われた言葉を思い出します。
「等価交換は、BIGを引いて交換した時の手取りの多さを覚えさせる」「100%以下の設定が多いほど、ホールにとっての優秀機」です。
そして技術介入の部分。当時の大人気機種はクランキーコンドル。大量リーチ目と技術介入性の高さ、そして甘い。
メーカー発表値こそ、ジャグラーと似たような数値ですが、ボーナス確率がまるで違う。それなのに同じ数値なのは変だ。はい、ご承知の通り技術介入で105.3%~115.1%と慈善事業レベル。他にもタコスロ、レッツなど目押し職人御用達な機種が豊富にありました。
そのおかげなのか、職人はジャグラーなど見向きもしませんでしたね。こうして、ジャグラーは高齢者や初心者がメインの客層となりました。小役の取りこぼしやボーナスを揃えるまでのコインロスもあり、実際はさらに低い出率になったかと思われます。
職人がジャグラーの甘さに気付いて押し寄せるようになったのは、技術介入機からAT機やストック機などの荒波機、知識介入機がメインになってからでした。
個人的なジャグラーが生き残った理由。
【モーニング禁止!】
【等価交換と技術介入機】
以上となります。
もし、現在もモーニングが生き残っていたら、モロバレの告知ランプ搭載機はシェアを伸ばせなかったでしょう。
技術介入機があれば、光り待ちのジャグラーはメイン機種にはなれなかったでしょう。
時代に消されかけ、時代が追い風となった機種、それがジャグラー。
※ジャグラーを持ち上げるのは最初で最後です(笑)
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枠下蒼7さんの
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このコラムへのコメント(8 件)
すごく良い文章ですね。
誰が書いたのだろう・・・って、まさかのワイでした(笑)
光った台を拾ったのは、5スロのラブリーだけですね。
今より熱く、面白い時代でした。
レジェンダがヒットしなかった要因として、ダイノ2にもあった「ボーナス成立プレイで必ず遅れる」ことではないですかね。
遅れと言うものの、花火のようなスタート音がワンテンポ遅れるのではなく、まるで無音スタートと思うほど長かったです。
必ず遅れる、初心者でも気付く違和感レベルだったので、告知ランプがあっても、実質的に完全先告知でした。
ジャグラーはクソ台か否か、やはりクソ台ですね。
告知音の有無を選択可能になったら、クソ台から除外するかもしれません。
独自の乱数、レバーが怪しいと言われてましたね。
どう考えても天国、通常、地獄モードがあって行き来してるなと
まあ自分、基本ジャグ打たないので大漁の6号機を待ち続けてるんだけどなぁ