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【本怖三店⑧】貯玉補償基金のひみつ

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【本怖三店⑧】貯玉補償基金のひみつ

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権田マンさん
男は黙って「呑む・打つ・書く」
投稿日:2020/12/20 23:53

※ひみつは学研ひみつシリーズの軽いノリで(笑)

【前回のまとめ】
・貯玉補償基金は
 ①倒産等における貯玉補償による利用者の保護措置機能
 ②第三者(ホール以外の法人)管理によるデータの安全性や公平性の担保
 
によって成り立つ制度である。
-------------------------------------------

 ①の方は今までもさんざん述べてきましたし、色んなところでも言われてるので既にご存じかと思います。
 しかし個人的には②の方が重要だと考えております。つまり現状として貯玉会員の手元には記録が残せない以上、それに代わる「ホール以外の証拠や記録」そして「天災などでデータが消去されない保証」があることで、ユーザーは何一つ心配することなく、(倒産リスク以外は)不安に感じることも無く、貯玉プレイが出来るからです。

 以前のコラム「本当は怖い三店方式 貯玉編」で注意として書いた

{Photo01}


はそういうことで、「貯玉補償基金に加盟している=貯玉に第三者の保証」があることの証明になるからです。
 ちなみに、私が以前に調べた時は「基金から抜けたきゃ会員を全員退会させなきゃあかんでえ」という厳しい条件がありましたが、現在は分かりませんので一応定期的なチェックをした方が宜しいかと。
 しかし、後述する件もありますので、退会はまず無いと思います。



【どこが実際にデータ管理してるの?】
 第三者管理者(センタ事業者)として貯玉データを取り扱っているのは以下の6社。

{Photo02}


 ほぼパチンコ設備関連の企業で占められてるのが分かると思います。ダイコク電機はよくDK-SISやらデータロボで聞きますし、ほかはちらほらと。そしてみんな大好きな大都まで。

 異彩を放ってるのは、やはりJ-NET。こちらは貯玉システムの先駆者ではありますが、経緯や関連企業や株主の企業、そして幹部の過去を考えると、いわゆる・・・天から降りてくる方を受け入れる場所的な・・・。次のコラムでもう少し説明。



【増加する加盟店舗】
基金加盟店舗数は2122店舗(2008年9月)→4186店舗(2011年3月)→6415店舗(2020年11月)と大幅な増加の傾向にあります。店舗数の減少も考慮するなら加盟率は更に大幅な増加となることでしょう。面倒なので計算しませんが。

 「これこそパチンコ業界の健全性の向上の賜物でありますなガハハハハ」というわけではなく、きちんとしたカラクリがあります。大人って汚い!

 実は2007年に自工会(設備機器企業の組合)が、貯玉システムの関連機器を販売する時は貯玉補償基金への加盟を義務付ける、要は「基金に入らなきゃ貯玉システムは売らへんで」ということを決めて、2008年からはそれ前提のシステムを販売しております。その結果として新規導入店では100%加盟が達成というのが組合の自慢。当たり前じゃろそりゃ。

 おまけに関連システム導入時も加盟が義務付けらしく、システムを一部更新しようものなら即加盟。会員管理ホルコンや景品POSや計数機もそうです。「市民、加盟は義務です」という幻聴が聞こえてきそうで(笑)

 「金払って基金加盟なんてやってられるかバーカ!外部と切り離して勝手に運用しちゃうぜ~、ワイルドだろ~」という傾き者ホールに対応するために、2009年には外部のセンタ事業者と通信が一定期間途切れると貯玉預け入れ機能が停止するという親切設計まで追加。
 つまり、2009年以降の貯玉システムは基金とのやり取りが消えれば遊技に必要なの貯玉が機能しない仕組み。そうなるとジ・エンドです。
 払い出しは出来るので閉店前の交換は心配ありません。やるかどうかは店次第ですが。

 かくしてホールを「取り込む&離さない」システムを構築することで加盟数の大幅な増加と相成ったのでした・・・知らなかったのか?基金からは逃げられない。

 ホールの立場から見れば恐怖でしょうが、ユーザーの立場から見れば悪くはない。何回も繰り返しますが基金に加入してればデータは安心ですし、加盟してないということは「2008年から一度も貯玉設備の更新をしていない」ということが分かります。そうなるとそろそろ経年劣化がありそうだが、データのバックアップが無い可能性が高い状態。やはり

{Photo01}


ということになります。

 そんなこんなで経緯はどうあれ、今の貯玉補償基金というのは安心安全のパチンコライフに充分貢献していると思います。むしろ無ければ怖くて貯玉なんてできまへん。

 ただ、ひとつだけ。大昔に私がした貯玉補償基金の存在理由についての考察が一つありまして、次回それを書きたいなあと思います。

 ※穏当に書けないので考察は諦めました。

 ただあんまり「三店方式は合法」「換金行為は業界では当然の認識」とかやり過ぎると、「では貯玉は換金を前提とするものでは?」となりかねないので、怖い。最近は判決も「消費者保護」が重視されてますし。

「気をつけよう!甘い言葉と合法連呼!」ってのはユーザーに向けてと業界の方々に向けてのつもりです。

3

権田マンさんの

※本記事はユーザー投稿コンテンツです。

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